2009/2/21(土)ジュニア指導終了

今日は今シーズンのジュニア指導の最終回でした。ジュニア指導は4シーズンくらいやっていますが、同じ子供達を通して教えたのは今回が初めてです。それで密かに相当のレベルまでいけると思っていたのですが、現実はそんなに甘いものではありませんでした。

グループレッスンですから、どうしても上手くできる子、できない子がでてきます。普通であれば、進度によって上のクラス、下のクラスへ移動ということも可能なんですが、私のクラスは今年からスキーを始めた子達ばかりなので、下のクラスへ移動ということができません。

もちろん、同じクラスの子が同じように上達できるように全力は尽くしたのですが、全員が同レベルと言うわけには残念ながらいきませんでした。

さて、今日のレッスンですが、緩斜面から中斜面への移行ということで、少し斜面を登って斜度のあるところにチャレンジしてみました。ところがちょっと斜度が上がっただけで、怖がってしまって動けなくなってしまったり、ターンを慌ててしまったりという子が出てきました。

それは仕方が無いことなのですが、前回のブログにも書いたように、階段降りイメージを使ってみました。ターンをして階段の次の段に下りていくというものですね。実はスキーを履く前に実物の階段を使って、このイメージを練習してみたのでした。

これで上手くいく子もいたのですが、斜度が上がったことでターンを急いでしまう子達がいましたので、自分でスキーを回さないで、スキーが曲がってくるのを待とうとアドバイスしました。子供達はそれを実践しようと頑張ってくれて、斜度に対応できるようになってきました。

しかし、中には体の動かなくなってしまう子もいて、何度か練習しましたが、上手くいきませんので、とりあえず諦めて緩斜面でのターンを洗練することに。ワンターンごとに止まるまでターンを切り上げる練習。逆に縦長の弧でスピードを出して滑る練習などを繰り返した後で、また少し斜度のあるところでの練習に戻ります。

先ほどよりはかなり良くなって来ましたが、時間がなくなってきたので、結局上の斜面に行くことは諦め、少しでもスピードに慣れるために直滑降を練習して、今シーズンの指導は終了しました。

レッスンの後は閉校式があり、その後子供たちとは別れたのですが、事務処理をして戻ってくると、レッスンの担当をしたこのお父さんが「上の斜面はどのくらいの斜度がありますか」と尋ねてこられました。

その子は今日、上の斜面を滑ることを心待ちにしていたので、レッスンで行くことができなかったことで、ちょっとすねていたようです。それで今から一人でリフトに乗って滑って来たいと言っていたようです。

私も時間がありましたので、少し付き合うことに。滑るイメージは最初に教えておいた階段降りイメージです。この子はレッスンの時も上手く滑れていたので、私自身、緩斜面を滑っているだけではもったいないと思っていました。

最初はワンターンずつ階段降りたところで止まるというように滑り、次にはターン弧を切り上げてスピードコントロールするというところまではできました。現段階ではスピードコントロールをしている時間が長すぎて、ターン弧がつぶれてしまってはいますが、私自身はターンの切り替えでニュートラルを作れないターンをするよりは、はるかに良いと思います。

もっと時間があれば、ターンをきれいに連続するところまでやりたかったのですが、残念なが時間切れでした。その代わりにターンとターンのつなぎはパラレルで滑り、ターンの始動をプルークで行う、シュテムターンの要素を少し教えてみましたら、中斜面ではそれでスピードコントロールができ、緩斜面ではもうほとんどパラレルターンというところまできました。これ以上は来シーズンの楽しみにとっておきましょうね。

ということで、今回のジュニア指導では技術的な面では少し課題が残ったものの、子供達はなにより滑ることを楽しんでいましたし、本当にこのレッスンだけしか滑る機会がなかった子達もいたのですが、スキーを初めてした子供達が5回のレッスンだけでかなり上達できたのは本当に良かったと思います。

来年は私自身どうなっているかわかりませんのが、また子供達と滑る機会があれば出来る限りのことをしたいと思っています。

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2009/2/14(土)最高のプレゼント

今日はジュニア指導の4回目で、ジュニア検定がありましたが、バレンタインデーのチョコレートよりも、もっと嬉しいプレゼントをもらいました。ジュニア検定はポールを滑ることで、タイムと技術を見るのですが、私の班は転倒することもなく、全員無事完走。

ターンのレベルも個人差はあるものの、問題なくポールをクリア出来る力がつきました。上手い子だけがというのでなく、みんながというのが最高です。

さて、では今日の練習を振り返ってみます。検定があることがわかっていましたが、現状で子供達の間の技術レベルに少し差があったために、先週もポールが張ってあったのに、練習には至りませんでした。

全くポールの練習をしないで本番というわけにはいきません。まず一本足慣らしに滑った後で、ストックを使ってポールを作り、歩いてポールを回る練習をしました。そして私のストックを使って2本だけポール作って、そこを滑ってみました。とりあえず基本的なターンは出来そうということで、次に人間ポールを作ります。

昨年もこの練習をしたんですが、人を並べてポールを作りそこを一人が滑ります。滑り終えた人がその地点で最終のポールとして並びます。そして次の人が滑ってまた最後のポールになるという具合に、どんどんと続けてポールを作りながら滑っていきます。

最初は慣れていなくて、滑るのもポールを作るのにも苦労しましたが、この練習をリフト3本やる頃には、みんなスムーズに滑れるようになりました。子供の対応力って本当に凄いですね。

私の教えたことといえば、ポールを過ぎてから回るのではなく、曲がりながらポールを回っていくこと。そして上からポールをクリアしていくことくらいです。良くGSのレースなどを見ていて、解説の人が高い位置からポールに入っていくということを言っていることがあります。

私はレースの経験が無いので、その言葉の意味がわかりませんでしたが、実際にポール(人ですが)を使った練習をしてみると、どんなことなのかが良くわかります。ターンしながら、ポールクリアする時に垂直に入るようなラインを取れば良いということだと思います。

緩斜面とは言え、みんながそんな滑り方が出来るようになってきたので、これで検定も何とかなるかなと思えるようになりました。実際の検定ではスタート位置が低いグループだったこともあって、みんな難なくポールをクリアしました。

スキーを履くのも初めてだった子供達がここまで来られたこと、特に今年は毎回同じ子供達を担当しましたので、最初からの上達振りが良くわかってしますから、感慨もひとしおです。

来週は最終回ですから、出来たら上の斜面に子供達を連れて行って滑らせて上げたいと思います。無理は禁物ですが、フィーリングスキーを上手く使ったら、可能性は5分以上あると信じています。様子を見ながらもベストを尽くすつもりです。

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2009/2/11(水)5歳児のレッスン

今日はスクールのお手伝いで、5歳の男の子と一対一のレッスンでした。今まで6歳児はレスンした経験があるのですが、この年代の子は一つ歳が違うだけで、とても大きな違いがあるということがわかりました。

スキーが初体験でしたので、最初はブーツを履いて歩くことや、平地で片足にスキーをつけて滑る、両足で滑るなどをして、斜面を歩いて上ってみる。ある程度進んだところで真っ直ぐには滑って上れなくなるので、横向きで上ると、この辺まではいつもどおりに進みました。

特にスキーの脱着は直ぐに一人で出来てしまったので優秀です。ですが、直滑降をしてもらうと、どうもスキーが不安定です。プルークファーレンでも、筋力がまだ弱いので、プルークポジションをキープするのが大変です。

リフトには乗れるようになりましたが、少しだけスキーの先を持ってあげるとかしないと、なかなかプルークポジションを取れません。でも、さすが保育園に行ってるだけあって、私が即興で作った「三角作ろう」という歌を歌って滑ってくれました。

もう少し大きくなると、なかなか素直に歌を歌ってくれたりしませんので、やはり純粋な子供は違うなあと感慨深かったです。

練習の甲斐あって、斜面が緩いところでは、何とかプルークファーレンで滑れるようになりましたが、斜度がついてくるとまだ難しいようです。でも、5歳児で今日スキーが初めてで、自分でスキーが履けて、リフトに乗って滑れたってことは凄いことだと思います。

今度また機会があって、一緒にスキーが出来たら良いですね。

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2009/2/7(土)やっぱりフィーリングスキー

今日はクラブのジュニア指導3回目でした。前回、初めてリフトに乗りましたが、休んだ子が一人いて、今日は大丈夫か心配していましたが、小学校でスキーの時間があったので、リフトにも乗ったし、ターンもやったということでしたので、むしろ頼もしいくらいでした。

さて、今日はリフト一本、プルークファーレンの洗練をして、スピードコントロールを覚えてから、ターンに挑戦です。一回目のレッスンで初めて滑ったときに、ある程度滑る子を対象に、スポンジボールを使ってターン導入を試みたのですが、変に力が入ってしまう子がいたりして上手く行きませんでした。

前回から滑るときの音を聞きましょうということをテーマで滑っていたので、今日は片方のスキーの音を聞いてみることで、ターンの導入ができるかを試してみました。しかし、出来た子を一人だけ・・・。片方の膝に両手を置いてみると、ターンするよっていうのも試してみましたが、これでも上手く荷重が出来ず曲がれ無い子が出て来ました。

きょうは「みかん」は用意してないので、もう一度スポンジボールを使ってチャレンジ。止まっている状態でプルークポジションを取り、スキーの下にスポンジボールを置いて、やさしくつぶして、それから戻すってことをしてみました。

この時には脚の力でつぶすのではなく、体重をそっと掛けてつぶし、ボールの反発力で丸い形に戻すまでをゆっくりとやってみてから、そのイメージで滑り出します。すると今度は、ほとんどの子が難なくターンが出来るではありませんか。その効果には自分でやらせたのに、私が一番驚きました。

この練習は、ある程度スキーに慣れてきてからの方が良いのかもしれません。しかも、私の後をトレーンで滑らせたら、今までよりもはるかにスピードも出ています。スピードが出せれば、雪の力でターンがしやすくなりますから、さらにスムーズな滑りにという風に短時間で変ってしまいました。

子供は一度感覚を掴むと、それを自分のものにするのもとても早いです。「ボールがつぶれるー。戻るー。」などと言いながら、緩斜面をどんどんと滑り回りました。

ここでのポイントは、ボールがつぶれるだけでなく、戻す時間というのが必要で、ここでスキーが走りますので、スピードがコントロールされながらも、平均的な滑走スピードはあがります。

一つ思ったことですが、先週雨が降った影響で今日のゲレンデは、硬いアイスバーンの上に、ザラメ雪が乗って砂場のような状態でした。この雪質とスポンジボールの硬さがマッチしたのかもしませんね。

来週はジュニアスキーテストですが、この調子ならみんなポールを滑るのも上手く行きそうです。次回が楽しみになりました。

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2009/1/24(土)毎回の工夫が必要

今日はクラブでのジュニア指導2回目でした。担当は先週と同じ班でしたので、「今日はスポンジボールと、みかんを使ったプルークボーゲンのレッスン」と決めて臨みました。

ところが大変なことが判明。先週休んだAちゃんという子がいたそうで、その子はスキーが今日が初めてなんだそうです。

ううむ・・・。困りました。他の子達は今日はリフトに乗って練習するつもりでいたんですが、初めての子がいてはそういうわけにはいきません。先生が余っていれば一対一も出来るんですが、あいにくそんな余裕は無さそう。

かと言って、先週と同じことを今日もやらせるわけにはいかないし・・・。悩みましたが、こういう場合は最善を尽くすしかありません。最初にAちゃんにスキーの履き方や、脱ぎ方。平地での片足滑走や両足滑走を教えている間に、他の子達には自分達で平地での滑走の復習をしてもらいました。

それが出来たらゲレンデへ移動して、みんなを歩いて登らせてプルークファーレンの復習をしてもらい、その間にAちゃんに階段登行を教えて、直滑降やプルークファーレンをしてもらいます。

Aちゃんも何とか形になってきたので、全員でリフトに乗って初級ゲレンデへ。リフトの乗り降りは初めてなんですが、みんなほぼ上手く行って下り場に集合しました。さて、問題はここからです。

初級者ゲレンデは最大でも10度程度の緩斜面なんですが、初めての子達には滑り出しがちょっと怖い。なので、最初は本当にゆっくりと滑り、しっかりと止まれるように練習です。Aちゃんは不安があるので、プルークを私がサポートしながら、一緒に滑り、その後をみんなが滑ってくるという感じでレッスンをしていきます。

でも、前回プルークファーレンはさんざん練習したので、最初のちょっとだけ斜度のあるところを過ぎたら、みんな少しずつ自信が出てきたみたいで、私がAちゃんと一緒に滑っていると、他の子達はどんどん下まで下って行きます。

でも、Aちゃんはちょっと怖がりなので、べそをかきはじめました。「これ、まずいかも・・・」。Aちゃん以外は一回降りてきたら自信がますます出たようで、「先にリフト乗って待ってて」と言ったら、自分達だけでさっさとリフトに乗って行ってしまいました。たくましいですねえ。

Aちゃんは滑るの怖いから、下で待っているとか、リフト降りるときが怖いとか言ってます。こういう時は担当が私一人ですから、本当に困ってしまいます。他の子供達を放っておくわけにもいきませんしね。

まあ、多分この子は今は泣いているけど、きっと大丈夫だと、一体どこからそんな結論が出てくるのかはなはだ疑問ながら、かなり強引にリフトに乗せてみんなの元へ。正直、「これでスキーが嫌いになったらどうしよう」と心配も少しありました。

でも、逆に上手く滑ってこられたら、きっとスキーが好きになってくれるという気持ちはありましたので、心を半分鬼にして、でも、「他のみんなは2回目なのに、Aちゃんは今日がはじめてなのに、みんなと同じように滑っているんだから、すごいんだよ」とか、「もう今日はこれでおしまいだからね」などとリフトの上で、本当に良くやっていることを褒めたり、なだめすかしてリフトを下ろしました。

さて、他のみんなはもう大分滑れるようになってきましたので、ここでちょっとフィーリングスキーの応用で、滑っているときのスキーから出る音を聞いて滑って見てもらうことにしました。それと、まだスキーの左右のバランスの悪い子がいたので、減速するときに急にしないということも注意して滑りました。

音に集中すると、怖さも半減するのか、大分みんな良い感じになってきました。まだ、真っ直ぐに滑るだけですが、速く滑るとか、ゆっくりと滑るとかのスピードコントロールも出来てきました。

Aちゃんは、怖がっていましたので、スキーの先を少しホールドしたりして補助もしましたが、ずっとではなく、離したり掴んだりしながら、滑るスピードも上げていきます。また、スピードに慣れさせるために、私は後ろ向きで滑っていて他のみんなの様子が良くわからないので、Aちゃんにみんなの様子をレポートさせたり、ありとあらゆる工夫をしながら下ってきました。

他のみんなはもうほとんどノンストップに近い感じで、下まで行ってしまったようです。Aちゃんも大分自信がついてきました。

レッスンが終わってみんなが帰るときに、「(帰るまでに時間があるから)僕まだ滑れるよ」と言い出した子がいました。そしたらそれにつられてなんとAちゃんが、「もう一回滑ってもいいか、お母さんに聞いてみる」と言ってお母さんのところに自分から行ったんです。

これにはびっくりしました。結局この後で買い物に行かなければいけないということで、Aちゃんは帰りましたが、最後に嬉しいプレゼントをもらった感じでした。

次回のレッスンは来週ですが、来週も頑張るぞーって気持ちになりました。

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2009/1/10(土)ジュニア指導一回目

今日は今シーズンのスキークラブでのジュニア指導講習会の一回目でした。私はジュニア検定で級を持っていない子供の担当と決まってはいましたが、実際の班割りは開校式の後に行い、小学校1,2年生の初めてスキーをする子の班を担当することになりました。

まず、スキーを履く前に少しだけブーツで歩く練習をしてみましたが、みんな全然問題なくクリア。片足だけにスキーをつけて滑る練習もしましたが、これもOK。

なので、両足にスキーを履いて、平らなところを滑ったり歩いたりという練習を少ししてから、直ぐに斜面を横歩きで上って滑るということをしてみました。最初はほんのちょっと上って、直滑降を何本かしてみました。

斜度が緩いのでみんなちゃんと滑ってきます。ここまで出来ればプルーク姿勢をとって滑ることです。今年担当した子は、多少の差はあるもののプルークは結構簡単に出来ました。もちろん、最初は私がスキーの先を持って、後ろ向きのプルークで一緒に滑ったりしたのですが、これもみんな出来てしまいました。

とは言え、制動に少し難のある子もいるので、今日はリフトに乗るのは止めて、滑ってきっちり止まることを中心に何度もみんなでトライしました。

やっぱり怖いのか、ブレーキを掛けすぎる子がいたり、プルークの左右のバランスが悪く、止まる時に必ず曲がってしまう子とかいろいろです。しかし、これも子供の個性。上手な子には申し訳無いのですが、歩いて斜面を上って滑るの繰り返し。

でも、お陰でみんな大分スピードコントロールを覚えてきました。先ほどの左右のバランスが悪い子が半分くらいはいますが、この克服は次回ということにして、今日は滑れて止まれて良かったねということにしておきました。

だって、正真正銘、今日生まれて初めてスキーをした子ばかりなんだから、上出来ですよね。

次回は左右のバランスの悪さ克服のために、オレンジならぬ「みかん」の登場となると思います。これで、プルークでスピードコントロールをしながら、ある程度スピードを出して滑れる練習をしてから、ターンに入っていきたいと思います。

次回、あの子達がどのくらいやってくれるのか。今から楽しみにしています。

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2009/1/2(金)あけましておめでとうございます

1日遅れですが、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。このところブログをお休みしていましたが、ようやく今シーズンの活動予定が決まりましたのでご連絡します。

活動と言っても、今シーズンは個人的には経済的に厳しいことになっておりまして、スクールで教えるということは出来そうもありません。

もともと今シーズンはフィーリングスキースクールの講師陣は大変充実していて、私の出る幕もありませんので、所属クラブの活動に専念させていただこうと思っています。

来週末からジュニアの基礎講習が始まります。曲がりなりにもフィーリングスキーをお教えする立場にあって、なおもSAJのクラブに所属している理由は、子供達にスキーの楽しさを教えるという私自身の楽しみがあるからにほかなりません。

クラブでは出役と言って、5回あるジュニア指導に割り当てで出ることになります。でも、私はこんな楽しいことは率先して、全回出させていただくつもりです。

去年と3年前の2シーズン(2年前はケガで滑れず)、フィーリングスキーを使ったジュニア指導をさせていただきましたが、普通の体の動かし方だけを教える方法と違い、子供達がのびのびと楽しく滑れるという感じがしましたし、特に去年は技術的にもかなり伸びた子供達がいました。

足裏のオレンジ(みかん)を意識することだけで、子供でもターンを導くことも出来ます。今年は出来れば毎回同じ班を担当して、全部のレッスンをフィーリングスキーで出来たらと思っています。

ジュニア指導の内容はみなさんの参考になるように、このブログでもお伝えしようと思います。日程は1/10、1/24、1/31、2/14、2/21で全て土曜日です。どうぞお楽しみに。

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2008/3/4(火)子供とフィーリングスキー

このブログの初めの頃に書いた記事に、「子供に教えるスキー」というのがあります。2シーズン前にジュニア指導にフィーリングスキー的な考えを取り込んでやってみた経験から書いたことです。

昨シーズンはケガをしたということもあって、ジュニア指導の機会はありませんでしたので、コンテンツの更新は無かったんですが、今年は5回に渡ってレッスンを経験しました(クラブ内で私の回数が一番多かったようです)。それでまた今年気づいたことなどを書いてみようと思います。

さて、今年一番先に頭を抱えたのは、どうやってプルークポジションを作るかということでした。プルークファーレンを教える時に、TOKさんは「パンにバターナイフでバターを塗る」というイメージを使うようですが、子供達に「パンにマーガリン塗ったことある?」と聞いたら、全然経験のある子がいませんでした。

経験が無くてはイメージが沸きませんので、私が後ろ向きに滑って、一人ずつ子供たちのスキーを手で支えてプルークポジションを作らせました。これだけではプルークにスキーを開きだすイメージはわかりません。結局、ここの部分は私が滑ってやり方を見せたり、子供達に試行錯誤してもらいました。この辺はもし来年機会があったら、課題としておきたいと思います。

さて、滑って止まることが出来てくると、次はターンといきたいところで、実際にそうやって指導している人が多かったんですが、私はもう少しプルークファーレンで滑ることを洗練した方が良いと思います。滑って止まるという、いわばスイッチをオンオフするような形ではなく、もっと幅の広いスピード制御をプルークファーレンを使ってしてもらうと良いです。

これにより、その前段階で出来なかった「パンにバターを塗る」のと同じ動作をスムーズに行えるようになります。またスピードが出てくると、DO的な動きからLET的な動きに移行せざるを得なくなります。

子供たちはこの辺の動作を滑りながら、大人よりもはるかに早く、自分の感覚として覚えていきます。その時に、スキーの下にみかんなり、オレンジがあってジュースが出てくるイメージや、スキーから出る音を聞く、足裏がくすぐったくなるような感覚、などなどを意識すると、不思議なことによりLET的な滑りになっていきます。

さて、初歩のプルークボーゲンは、体を外側に傾けてって教えるのが普通で、それを補助するために両手で片方の膝を押さえる、などということをします。今回、ダメ元でそういう教え方は一切しないで、スキーの下にスポンジボールを置いて、ゆっくりと体重を掛けてつぶすということを予め練習してから、実際に滑ってやってもらいました。

するとちゃんとターンになるんですね。ここで片方のボールがつぶれたら、一旦両足にボールを意識してから、反対の足の下にあるボールをつぶしてもらうということをします。

最初はゆっくりと、しっかりとスキーが回ってくることを覚えることが大切です。また、往々にしてニュートラルが無くて、次のターンを急いでしまうのですが、これでは後でもっと斜度のあるところへ行った時にスピードコントロールに問題が出ますので、確実に覚えたいところです。

さて、大人の場合ですと、この次に「引くターン」となります。片方のスキーに荷重を強めるのが「押すターン」とすれば、「引くターン」は反対の足の荷重を弱めるということになります。

オッキーさんのブログの記事よれば、これをちゃんと意識出来る子もいるみたいですが、私の教えたのはスキーが初めての小学校1年生でしたので、「引く」の意味は難しいかもしれません。

私の場合は、先のプルークファーレンと同じで、滑ることによってオレンジがつぶれてジュースが出るということをスキーを動かしてイメージさせて、左右交互にジュースを浴びていくターンをやらせてみました。完全な形での「引く」は出来ていないのかもしれませんが、無理にオレンジを踏みに行くことがなくなりますので、スピードが出てきた時にも安定しています。

踏み込むという動作には、必ず反作用が伴いますから、スピードが上がった時に体の動きで荷重を強めようとするとバランスを崩しやすくなります。事実、教える班が変わった時に、その前に体を傾けて曲がると教わった子はスピードが出て来てもそれをしようとしますので、危なっかしかったです。

この辺まで出来たら、後はなるべく長い距離を滑ってみます。最初はゆっくりと、慣れてきたら滑走スピードを上げて。スピードが上がればターンがしやすくなりますから、どんどんと上達します。

時にはトレーンで滑りながら、必死で私を追いかけさせるなどもしました。この練習はそれまでやってきたことがぐちゃぐちゃにならないように、子供たちの技術レベルに注意しておこなう必要はありますが、上達するための滑走経験を増やすためにはとても良いです。

緩斜面をスイスイと滑る、減速する、曲がるということが出来てきたら、次には少し急な斜面でのスピードコントロールに入っていけます。長くなりましたので、この続きは次回に。

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2008/2/12(火)ジュニア指導の現場から

今シーズンは5回に渡ってジュニアの指導をしたわけですが、今日は現場で指導している中で感じたことを書いてみます。まずはカービングスキーについてです。

レッスンに来ている子供たちが使っているスキーは、圧倒的に昔からのサイドカーブが少ないスキーが多かったです。子供にスキーを買っても、直ぐにサイズが合わなくなってしまうので、シーズンレンタルのスキーを使わせる親御さんが結構いたからです。

でも中には、知ってか知らずかはわかりませんが、カービングスキーを履いている子供たちもいます。ご存知のようにカービングスキーは、角付けをすればそれだけでも一応はターンが出来てしまいます。

ですが、確実なスピードコントロールということを考えると、初めてスキーを履いた子にとってこれは良いことなんでしょうか。もちろん、教える側は先ずはプルークボーゲンを教えているのですが、子供が色々とやっている内に、角付けだけでもターンが出来ることに気づいてしまうと、そういう滑り方になっていってしまいます。

緩斜面がただ滑れれば良いというなら、それでも問題は無いのですが、少し急な斜面に行った時にはちょっと危ないですよね。

クラブには私が教えた基礎コースの他に、レーシングコースもあり、昨日もポール練習があったので見ていたのですが、角付けに頼り過ぎてターンが詰まって、減速してしまっている子供がかなりいました。

一方で私が教えた中で今年からスキーを始めたのに、ジュニア検定で4級を取れた子供たちはどうだったかというと、サイドカーブの無いスキーがきちんと雪の抵抗を受けてターンをしているのですが、その時にスキーが少したわんできているのを見ることが出来ました。

こんな小さくて、スキーを始めたばかりの子供たちが、そんなターンをしているのを見ると、ちょっと感動してしまいますよ。

カービングスキーは上手く使えばターンもしやすいし、長所も多いのですが、その反面基本的な技術がおろそかになってしまう可能性もあるという、両刃の剣のような面もあります。

もっとも、最近は売ってるスキーが子供用でもカービングっぽくなっていますから、用具はあまり選べません。結局のところ道は長いですが、きちんと指導出来る人や環境を作って行くしかないのでしょうね。

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2008/2/9(土)ジュニア指導終了

本日で今シーズンのクラブでのジュニア指導が終了しました。今日は雪がかなりの勢いで降る中、先週と同じ班の子供達の担当でした。

今日は雪が降ってゲレンデにもかなり積もっているせいで、スキーが滑りません。緩斜面ではターンをすると、板が止まってしまう子もいます。そこでまず、少し斜面を登って中斜面を滑ってみました。

ターンをしたら一旦左右の荷重を同じに戻して次のターンへ入る、ということを「曲がったら少し真っ直ぐに進んでから、次に曲がる」という言い方で滑ってみました。ちょっと不安のある子もいましたが、再度緩斜面で練習してからもう少し斜度のあるところへ登り、再度挑戦で何とか上のリフトに乗れそうな感じになってきました。

本当はもうちょっとスピードコントロールの練習をしてから、急な斜面へ連れて行くのが良いんですが、緩斜面では板が滑らないので効率が良くありません。板が滑らないのを逆手にとって、急な斜面(と言っても20度くらいですが)に挑戦です。

さて、斜度があると思うと緩斜面では出来たことが出来なくなることは良くあることです。ご多分に漏れず、次のターンを急いで却ってスピードが出てしまう子が出て来ました。また最初に戻って、ターンの後は一旦横に進んでから次のターンに入るを練習しました。

何度かやっていると、コツを掴んでスピードコントロールが出来てきました。それからは、ターンの回数を少しずつ増やして滑れる距離を伸ばして行きました。最後には斜面の半分くらいを続けて滑れるようになりました。もう少し時間が有れば、リフト一本分ノンストップも出来たと思いますが、タイムアップでした。今日は閉校式があるので、4時でレッスンは終了です。

ところで、急な斜面ということで、腰の引ける子も出て来ました。そこで地球のコア方向を意識してみることにしました。もちろん、そんな言葉では子供達にわかりませんので、真っ直ぐに立って滑るということを、やって見せました。

すると、腰の引けていた子達が、ターンの前半では上体を落としていけるようになり、一層スムーズなターンになりました。中でも一人の女の子は、こちらの言ったことを理解する能力に長けていて、説明してやって見せると直ぐにその通りに滑ってくるので感心しました。決して他の子が劣っているというわけでは無いですが、同じ1年生でも理解力も人によって差があるということがわかり、大変私にとっても勉強になりました。

さて、閉校式では先週の検定の結果が発表になり、私の班の子達は全員5級でした。下に6級があることを考えれば、今年スキーを始めて5回の子達がここまで出来ればまずまずだと思います。でも、他の班でも大体そんなものなので、とりわけ私の教え方が良いとかいうことはありません。

ただ、その前にレッスンを担当して、2週に渡ってフィーリングスキーで教えることの出来た子の中には、4級を取ることが出来た子もいました。スポンジボールや、みかんのイメージで滑りが変った子供達です。子供にも工夫すればフィーリングスキーのイメージは有効ということを、こういう形で見せてもらえると嬉しいですね。

来年もこういう機会があるかわかりませんが、もしあるようならば、またベストを尽くしたいと思います。

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2007/2/2(土)まずは滑ることから

今日はクラブのジュニア指導4回目でした。今日の担当は今迄と違う初めての子達だったので、最初は私が何か言っても反応が返って来ないので、ちょっと拍子抜けしました。

さて、滑りを見せてもらうと、あら大変。今日はポールを使ったジュニア検定があるのですが、ポールを滑れそうな技術のある子は1人か2人でした。他の子は一応ターンにはなっているのですが、ターンすることに気をとられてスキーの動きを止めてしまったり、ターンが終わらないうちに、もう次のターンへのアクションを起こしてしまったり、おまけに板も滑らないという状態でしたので、少しあせりました。

でも、あせっても物事は良くなりません。板の滑らない子には、ワックスを塗ってコルクで磨いてやり、その上で一度プルークファーレンに戻し、なるべくスピードを出して滑ることが出来、スピードが出すぎたらプルークをきつくしてスピードを抑えるという練習をしました。

この時に急激にスキー操作をしないで、ゆったりとすることが大切です。また、ターンとターンの間には一度真っ直ぐに進んでから次のターンに入るということや、ターンの時に少し我慢して、スキーが曲がってくるのを待つ等を教えていきました。

慣れてきたところで、「みかん」を取り出し、滑ることによってジュースが出るという話もしながら、ターンの練習をしました。

さて、少しターンが良くなってきたところで、ポールの滑り方レッスンです。最初にストックを使ってポールを作り、スキーを脱いで歩いてポールを通過するコースを学びました。次に私のストックで2ターンだけポールを滑って見てから、子供達に人間ポールを作らせて、それでポールを滑る練習をしました。

この練習、次から次へと滑りながらポールを作っていくので興味が湧いて、「早く自分の滑る番が来ないかなあ」などと思っている様子がわかります。これで2ローテーションくらい練習して、本番に臨みました。

結果は転倒者はいたものの旗門不通過は一人も無く、これは今年スキーを初めて履いた子達の中では優秀だったようです。やったね、みんな!

最後の滑りはトレーンで、ターンをしながらも出来るだけ早く滑るという練習でしたが、みんな良く付いて来ました。

曲がることよりもまずは滑ることが大切、ということを身にしみてわかったレッスンになりました。

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2008/1/26(土)嬉しいことがたくさん

今日はクラブのジュニア指導の3回目でした。先週私が教えた班には元々の担当がいたので、私はこの班の補助ということに。ところが後ろにいた女の子が「こっちの先生が良かったあ。」と言ってくれました。こっちの先生とは私のことなんですが、こんなことを言ってもらえると嬉しいですね。

そしてもう一人の教師から、どうせ2人いるなら半分ずつ見ましょうかと提案がありましたので、私はその子達の担当になりました。

さて、前回はプルークファーレンで、減速したり止まったりが出来るようになりましたので、今日はプルークボーゲンです。でも、その前にリフト一本だけ、プルークファーレンを洗練することにしました。と言ってもそんなに難しいことでなくて、もっとスピードを出して滑ることに慣れることと、自由にスピードコントロールが出来るようになることです。

そのためにリフトに乗る前に、スポンジボールをブーツで踏んでみて、つぶれる、戻るということを感じてみてから、滑りに応用してみました。リフトを待っている時でも、スキーを履いたまま足踏みをすると、足元の雪から伝わる感じが違うよとか、滑ると雪が音を出すし、足の裏がくすぐったくなるよ、などというように、雪からの信号を感じることも意識しながら、リフト一本を丸々使って滑りました。

さて、次にはプルークボーゲンの導入です。他の班はストックを持たずに、膝に手を置いて、などという練習をしていましたが、こちらはボールをつぶす~です。これだけでちゃんとターンをしてしまいます。さらにつぶしたら一度元に戻して、反対の足のボールをつぶす~として、連続ターンです。子供達は足を替えることに気をとられて、一度戻すのがおろそかになりがちでしたがここが大切です。

さて、人により上手下手はありますが、一応プルークボーゲンは出来ました。でも、夕方になって寒くなってきたので、一旦休憩としてストーブの前で暖をとりました。この時に、隠し持っていたみかんをみんなに一個ずつ上げて食べました。

休憩終了後、まだみかんのイメージがあるうちに、「みんなはボールだと、バシャっとつぶしちゃうけど、ボールの代わりにみかんからジュースを出してみよう。バシャっとつぶしたら飛び散っちゃうから、じわーっとジュースが出るようにするんだよ」と言ってみると、これで滑りのイメージが滑らかになってくるんですね。

ここまでくれば、多少左右のバランスが悪いとか、片方のエッジが立ち気味とかの問題もあったのですが、とにかくトレーンで長い距離を滑りながら、体で覚えるという作戦に持って行きました。

結果的にこれが正解で、技術の進歩よりも滑ることを子供達は楽しんで、緩斜面を滑るくらいのスピードにも慣れたのでした。また、リフトの上でも子供達と楽しく過ごし、笑い声が絶えませんでした。

最後にレッスンが終わって全体で集合した時に、「もう、スキー脱いでいいよ」と言ったんですが、子供達はスキーを脱ぎません。そして、「この後(のナイター)も滑る」と言っているんです。でも、この後滑るにはナイターのリフト券を買わなくてはならないし、親御さん達が迎えに来ているので、残念ながら子供達は帰らなくてはなりませんでした。

でも、何が嬉しいと言って、ずっと滑っていたいと思うほど、スキーが楽しかったと子供達が感じてくれたことが一番です。やっぱりスキーはこうじゃなくちゃ。

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2008/1/19(土)ジュニア指導2回目

今日はクラブのジュニア指導の第2回目でした。担当は先週、補助で担当した子供たちで8人のレッスンです。この子達は先週が初めてのスキーという子達ばかりでしたので、今日はプルークファーレンから指導を始めるつもりでした。

でも、その前に板の滑りが悪い子達がいるのと、滑ること自体に慣れさせるために、直滑降選手権を開催しました。これは同じ地点からスタートして、どこまでいけるのかを競うゲームです。板の滑りが良い子が勝つのが普通ですが、怖いので滑りながらスキーの上で色々と動いてしまったりすると、抵抗が大きくなって止まってしまったりします。

一回目で倍くらいの差が出てしまったので、滑りの悪い子のスキーには固形ワックスを塗って、コルクで磨いてあげましたが、それで改善した子、あまり変わらなかった子と効果が分かれてしまいました。

それは仕方が無いことなので、次はプルークファーレンです。プルークが上手く作れない子がいるので、私はバックのプルークをして、手でスキーの先を支えて子供にプルークポジションを取らせます。そして滑りながらプルークの開き具合を調整して、スピードコントロールを覚えさせていきます。

8人もいると、一人滑ったらスケーティングで斜面を登って次に待っている子の元へ戻ってまた滑る、ということを何度することになります。その内にみんな慣れてきたので、だんだんと登る距離を長くして滑走距離を取るようになったので、こっちは大変です。

今日はフィーリングスキー的なこともちょっとだけ試してみました。怖いと体に力が入って固まってしまうので、スタート前に「ハア」と息を吐かせてみると、力が抜けます。ちょっと面白く息を吐いて見せたら、これが大ウケで雰囲気が良くなってしまいました。

また、プルークを作る時に、スキーはハの字なのに足がガニ股になって、エッジが立たない子がいます(体の柔らかい、子供ならではですね)。その時に、オートバイのアクセルを吹かすように、手首をひねってやるといいよと教えてあげると、感じがわかった子がいたようです。子供ですから、実際に滑る時にはなかなか出来ませんが、滑り出す前のイメージを作るのに役立ちました。

カニさん歩きも、だいぶ上まで上るようになったので、「もう、リフトに乗ってみようよ」と言うと、賛成する子と、怖いから嫌だという子に分かれました。とりあえず下まで降りてからまた聞いてみると、一人の女の子を除いては賛成になりました。

その子は、下で待っていると言います。本当に嫌がっていたらそうするつもりでしたが、一人だけ行けないというのもさびしいですね。そこで久しぶりに女の子を口説く(?)ことになりました。

「今、ここで止めても、来週はリフトに乗るから、この次にリフトに乗るってことには、変わり無いよ」。「先生が一緒に乗ってあげるから、一緒に行こうよ」。とうとう、その子を落とすことに成功して、リフトに乗りました。

みんな初めてでしたが、一人リフトを降りる時に転んだだけで、ちゃんとリフトから降りることに成功。みんなで「イエーイ」と歓声を上げてから、時間的にも最後の滑りになりました。

ただし、ここからも決して平坦な道のりではありませんでした。リフトを降りてからは、それまでよりもちょっと斜度があるので、3人ほどが私の胸の中に飛び込んでくることになりました。それで、その後もしっかりとプルークを取ることをさせて、何とか全員無事に降りて来られました。

ということで、今日は子供たちとも大分仲良くなれたし、まずまずのレッスンでした。でも、次回はプルークボーゲンが待ってます。今度こそフィーリングスキーの登場、となるでしょうか?

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2008/1/12(土)ジュニア講習

今日から5週に渡って私の所属するクラブのジュニア講習が行われます。元々は私はそのレッスンの担当では無かったんですが、今日から講習が始まるということは聞いていたので、手伝うことがあるかもしれないと思って出掛けて行った所、その通りになったというわけです。

総勢100名以上の子供たちがこの講習を受けます。はじめの内、私は小学校1年生のクラスの補助をしていたのですが、途中で少し人数を分けたいということで、4人の子供たちを担当することになりました。

この子達はスキーをするのが初めてのようですが、クラブの方針で滑り出していきなりプルークファーレンで滑ることになり、戸惑っているようでした。取りあえず直滑降を少し練習して慣らしましたが、来週以降のレッスンではどんどん先に進むことになるので、この子たちだけをゆっくりとレッスンするわけにはいきません。

フィーリングスキーを使おうにも、子供なので「バターをパンに塗る」などの経験をしたことも無いので、そういうイメージも使えませんでした。

後は出来る限りのベストを尽くすしか無いので、子供たちがプルークを保つことが出来るように体の使い方を教えてあげて、何度も繰り返すということをしました。子供を教える場合でも、相手が小さい子だと筋力も無いので、グループレッスンはかなり大変です。

でも、やっているうちに何とかなってしまうのも子供なんですね。今日はまだ大変でしたが、次回になればまた違ってくると思います。

いつも同じ子供たちを担当出来れば、まだ工夫の仕方もあるのですが、教師の都合でクラスが変わったりするのでなかなか大変です。でも、世の中自分の思ったとおりになることばかりでは無いので、何か考えてやっていきたいと思います。

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子供に教えるスキー その1

現在所属するクラブの活動として、去年今年と2年続けて、ジュニア基礎コースの指導をさせてもらいました。本来はクラブに「指導部」っていうのがあって、ここに所属する人が担当することなんですが、なにせ小さいクラブなんでそれだけでは人が足りません。

去年の副指導部長が友達だったせいもあって、頼まれて去年初めて幼稚園、保育園の年長から、小学校の低学年くらいの子を担当しました。この時は初めてだったんで、ただ無我夢中でやっただけでした。

でも、今年はRookie Academyも卒業したことだし、子供にもフィーリングスキーを取り入れたレッスンが出来ないものかと考えていたんです。問題は大人と較べて経験の少ない子供には、大人と同じ教え方をしても上手くいかないことが多いってことなんです。

たとえば、TOKさんのレッスンで代表的なものに、オレンジターンっていうのがあります。知らない人は「何それ」って感じでしょうけど、インエッジの辺りにオレンジがあって転がってるってイメージするんです。そして、雪の抵抗を受けるとオレンジがつぶれて、ジュースが出てくるってイメージして滑ると、そのオレンジのイメージを通して、雪面との圧のやり取りを感じながら滑ることが出来るんです。

フィーリングスキーの導入としては、比較的誰でもイメージしやすくて、効果があるものなんですね。でも、大人だったらオレンジを食べたり、ジュースを絞ったりという経験がたくさんあるんですが、小さな子供だとオレンジは食べたことがあっても、ジュースがどうのこうのはイメージしにくいです。

そこで、まず導入としてオレンジではなくて、スポンジボールを使ってみたんです。スキーブーツを履かないで、なるべく裸足に近い状態で足の裏にボールを置きます。そして足の裏のボールをつぶしたり、戻したりしてみるということをさせます。本物のオレンジをつぶすよりも、ボールならきちんと元に戻ってくれるんで、都合が良いんです。

この時、ただ立つんじゃなくて、プルークボーゲンのポジションをしっかり取ることが必要です。なるべくスキーの時に近い体の使い方をさせるんです。また、足の力でボールをつぶすんじゃなくて、体重を片方の足に移動することによって、ボールがつぶれるってイメージが大切です。

また、ターンの切り替えの時には、つぶれたボールが一度戻ってから、反対の足に移動して、またつぶれていくということを練習します。このつぶれたボールが戻るって事が実はとても大切で、角付けがスムーズに切り替わるコツなんです。

よくスキースクールなどに入ると、プルークボーゲンの導入で片方のひざに両手を置いたり、体を外側に傾けたりして、体重移動のイメージを教えるんですが、これだと上手く出来る子もいるんですが、出来ない子も出てきます。

実際、今年初めて教えた子供で、体を傾けてって教えてみたら、一生懸命傾けるんだけど、その結果反対の足が伸びて突っ張ってしまうおかげでエッジが立ってしまって、体重を移動してスキーが回ろうとするのに、反対側の足のエッジで逆方向の回転を与えてしまうんで、結局まっすぐいってしまうってことを経験しました。

ボールをつぶしてってイメージだと、過度に体を傾ける必要が無いんで、反対の足を突っ張ったりしないんですね。ただし、プルークポジション(ハの字)をしっかりとっていないと、なかなかターンが出来ません。私がハの字を維持するのに子供与えたアドバイスは、「うんちがまんする感じ」でしたが、これも上手くいきました。

よくよそのお父さん、お母さんが子供を教えるのに、「右足に体重かけて」とか、「体を傾けて」って言っているのを見かけます。理屈としては正しいんですが、ただでさえ重たいブーツとスキーをはかされて、日常生活とはかなり違う格好させられた上に、ツルツル滑る雪の上では、言われたことが上手く出来ない子がいても不思議じゃないんです。

もちろん、そういうやり方で滑って上手く出来る子もいます。でも、もし上手く行かなくて悩んでいる人がいましたら、ぜひ一度スキーもブーツもはかない状態で、こういう練習して見てください。間違っても「何で出来ないのよ!!」なんて怒らないで下さいね。

初心者が緩斜面を滑る時にはスピードが無いので、斜面を落下して雪からの抵抗を上手く使ってターンする、という技は使いにくいです(本当は出来るんですが、じっとスキーの上で曲がるまで我慢していなくちゃならないんで、子供には向きません)。ですから、最初はこうして体重移動を使って、ターンするというのが、子供に限らず大人でもやりやすい方法なんですね。

そうそう、実際にターンを教えるためには、ハの字で滑ったり止まったりということは出来ていることが前提ですよ。いきなりゲレンデに出て滑って曲がれでは子供も大変です。緩斜面のあとに平らなところがあって、何もしなくても止まれるような斜面を選んで、真っ直ぐに滑ったり止まったりがある程度出来るようになってから、ターンの練習をさせて下さいね。

親としてはなるべく早く子供に上手くなってもらいたいって考えてしまうんですが、子供がスキーが楽しいって思えるように、色々と遊んでみたりするのが良いと思います。厳しい特訓になり過ぎないように、子供と一緒に楽むことを忘れないで下さいね。

次回はいよいよオレンジターンです。

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子供に教えるスキー その2

前回はボールを足の下において、それを自分でつぶすということから、スキーにおける体重移動を覚えるというやり方を紹介しました。

自分で書いておいてなんですが、私もこれがどんな子供にも有効な唯一の方法なんて思っていませんので、もし、もっと有効な方法なんかがあったら、どんどん教えてくださいね。

さて、今回はオレンジターンです。前回も少し書きましたが、このイメージはまずスキーのインエッジの辺りに、オレンジを意識します。それがつぶれた時には、雪面にジュースが出て行き、元に戻る時にはそのジュースが戻ってまた丸いオレンジの形に戻るのです。本物のオレンジだと、つぶした後に力を抜けても形は元に戻らないのですが、あくまでイメージの世界ですのでそう思ってください。

ここで、フィーリングスキーの一つの特徴を紹介します。オレンジからジュースを出す一つのイメージは、体重をかけて自分でつぶしてジュースを出すことです。もう一つは斜面移動する、(斜面を落下する)ことにより、オレンジがつぶされてジュースが出てくるというイメージです。この2つは結果としてジュースが出てくるのは一緒ですが、スキーの運動としてはかなり違います。

一方は自分から圧を作り出すイメージ、もう一方は雪から圧をもらうイメージになります。前回も書いたように、初心者が緩斜面で滑るときはスピードが無いので、体重をかけることにより、オレンジをつぶしていくイメージで無いと難しいです。一方、少しスピードが上がってくると落下の位置エネルギーを使えますので、後の方の雪面から圧をもらうというイメージで滑れるようになります。

この2つを較べると、斜面移動によって雪からの圧をもらうほうが、自分の力をあまり使わないので、力の無い子供やシニアにはより適した滑り方になります。でも、この理屈は大人ならなんとなくわかるんですが、子供にこんな説明してもまずわかってくれません。なので、ここからが腕の見せ所ってことになります。

まず使う道具としては、「みかん」です。オレンジの方が形が球に近くて転がるってイメージには向いているのですが、子供にオレンジと言ってもわからない場合がありますから、日ごろ慣れ親しんでいるみかんを使いました。で、まずはみかんの皮をむいて、口に入れます。えっ、食べちゃうの?と思うでしょう。実はそのとおりです。でも、ただ食べるだけじゃないんです。

奥歯でそっとみかんを噛んで、ゆっくりとつぶしていきます。そうすると、プシュっとつぶれてジュースが出ます。このつぶれてジュースが出るって感じを、子供に体験して欲しいんです。さて、いくつかみかんを食べてジュースが出る感じがわかったら、今度はスキーをはいてやって見ます。

最初はあくまで自分でみかんをつぶして、ジュースが出てくる感じです。でも、足で踏みつけるのではなくて、ゆっくり体重をかけてつぶす感じにすると、力むような力の使い方にはなりません。最初はゆっくり滑っているわけですから、こんな感じで、ターンすることに慣れていきます。

この時に一緒に滑りながら、「左ジュース」とか「右ジュース」と声をかけてやります。そうすると、みかんがつぶれてジュースが出るイメージを思い描くのに役に立ちますよ。そして、一度つぶしたみかんを力を抜いて(両足の重さを一緒にして)、戻していきます。両方の足にかかる体重が全く同じになってから、反対の足のみかんをつぶしていきます。

じわっーとつぶして、じわーっと戻すのがコツです。決して、みかんがあたりに飛び散るようなつぶし方をしちゃいけませんよ

ちょっと、長くなってきてしまったので、この続きは次回で書きたいと思います。

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子供に教えるスキー その3

前回はオレンジならぬ、みかんのジュースを出して滑るところまででしたね。ちょっと、この先までは子供たちと検証出来なかったのですが、もし自分が滑るとしたら、足の裏に置いたオレンジを最初はインエッジの土踏まずあたりに意識することが大切です。

だいたいこの辺っていうのでは、支点があちこちへふらふら動くことになり、安定して滑るのが難しくなります。自分で滑ってみて、一番安定する場所にオレンジを意識したら、ずっとそこに固定しておきます。上達するに連れてその位置は変更されることになりますが、その場合も別の位置で固定されます。

低速ではオレンジからジュースがでて来るのは、体重移動を使って両スキーにかかっている重さのバランスを崩してやるからでした。速度が上がってくると、斜面を移動することにより雪の抵抗を受けて、オレンジがつぶれてジュースが出てくるイメージです。

さて、ジュースが出ると言っていますが、これは何のために意識しているんでしょうか?実はただジュースが出れば良いのではなくて、その方向や強さが問題になります。これはとても大事なことなんですが、子供にその理論を教えようとすると難しいです。

そのため理屈は抜きにして、「みかんから出たジュースがおへそにかかってくるんだよ」などとイメージだけを伝えます。そうすると、体の向きが自然と雪からの圧の来る方向へ向くようになります。きちんとスピードコントロールするためには、外向姿勢が大切なんですが、これが自然に出来るようになります。

大人の皆さんには少し理論を書いておきますが、ジュースの飛んでくる方向と受ける場所のイメージにより、ターンのスピードや円弧の大きさ、切れなどが変わります。スピードが速くなればジュースは勢いよく飛んできます。大きなターンでは胸にジュースが飛んでくるイメージ。小さなターンでは、膝にジュースが飛んでくるイメージになります。

また、小さなターンではオレンジがインエッジよりも内側にあるように意識すると、角付けが強くなります。ズレの要素が多いターンだと、オレンジの位置は少し外よりになります。

このオレンジターンで大切なことは、きちんと滑っている人にイメージが出来ることです。何となくオレンジではだめで、イメージしたオレンジに意識が集中して、そこから色々と感じ取ろうとする努力が大切です。

ただ、この辺は大人ならきちんとしなければならないことですが、子供はそれを厳格にやろうとするとわからなくなってきますので、その辺りの見極めが大事ですね。

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