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2014/2/11(火)急斜面でのスピードコントロール

今日はSさんのプライベートレッスンでした。

急斜面を気持ちよく滑りたい、とのご希望でしたので、まず、リフトに乗りながら急斜面でのスピードコントロールについての解説をしました。

今回のポイントは3つで、
  1. エッジングでブレーキを掛けるのではなく、山回りでターン弧を切り上げることで、スピードをコントロールする。
  2. 谷回りで早い段階から雪面を捉えていくことにより、自由落下状態ではなく、エッジングされて、加速が制限された滑りになる。
  3. 谷回りの落下で出るスピードに耐えられるようにする。

以上のポイントを押さえながらのレッスンを進めていきます。

Sさんの滑りを拝見すると、変な癖のない良い滑りなのですが、やはりターン後半にエッジングを強めてしまうのが気になりました。

一日滑るうちに少なくとも数百ターンはすると思います。エッジングを強めてスピードをコントロールをしようとすると、一回ごとに余計な足の負担が増えます。急斜面だとそれがさらに強くなり、その積み重ねで疲れてしまうということになります。

また、不必要にエッジングを強めると、スキーの動きがそこで止まってしまうので、次のターンに繋げていくのも難しくなってしまいます。

そのためには、谷回りで潰されてきたオレンジを、それ以上潰さずにキープして、そのままターン弧を切り上げていくようにします。これはほとんど意識だけの問題で解決できますので、Sさんもターン後半に板の走る滑りに変わりました。

次の谷回りでの雪面の捉えですが、これはターン中のオレンジが次の外足に対してスムーズに移行することが大切です。実はオレンジを外足に意識するだけで、わずかながら角付けが開始されているのです。

またスムーズなオレンジの受け渡しには、雪面からの圧を利用します。最初は切り替えで両足のオレンジを意識して、慣れてきたらオレンジの戻る力でふっとオレンジが次の外足に移るような意識です。

その後は谷回りで落下するのですが、この時に直滑降に入っていくような意識を持つと、スキーが雪面をしっかりと捉えていきます。

練習を重ねながらSさんの急斜面での滑りは無理なくスピードがコントロールされてきましたがので、次はターン弧の大きさのコントロールを学びました。

まずは、オレンジをトップとビンディングの中間に意識して、そこから出たジュースをおへそで浴びるというイメージです。

この意識で実際の滑りにおいては、上体の外向が現れます。オレンジとジュースを浴びる位置を変えることにより、ターン弧のサイズを変えることができます。

オレンジがスキーのトップに近い位置では大きなターン、ビンディングに近づくと小さなターンに変化していきます。もちろん、一つのターンに要する時間もだんだんと短くしていく必要があります。
また、体全体ではなく、腰から下で雪面との圧のやり取りを行うことにより、ベンディングイメージでの滑りになります。

Sさんのこれまでの滑りのイメージと異なるので、最初は苦労なさいましたが、だんだんとそれが身に着いてくると、オートマチックにスキーがS字を描きだすようになるのです。

レッスンの終わりには、上部ゲレンデの急斜面を大回りから小回りで、楽しく滑るSさんの姿がありました。これからもオレンジを通した雪面との圧のやり取りを忘れずに練習なさると、この滑りが完全に身に着くことと思います。

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2014/2/1(土)整地でハジケる

木曜日から中学生のスキー教室のお手伝いで、3日間志賀高原に行って来ました。

スキーが初めての子たちがほとんどでしたが、みんな滑れるようになり、中でも「引くターン」が有効で、片方の荷重を増してターンを始める、というのがどうしても上手く出来ない子は、これでターンが出来るようになってしまったのです。

ところで、今回はいつもレッスンで使っている、Headの I.Supershape Speedではなくて、2006年から使っている、NordicaのHotrod Modified(写真)を持って行くことにしました。

Hotrod

初心者相手だと自分のスキーも思い切り踏まれることになりますが、Headも2年目ですから、もうそんなに惜しい気持ちは無いのですが、不思議とこっちの方が良い、という気がしていたのです。

もちろん、スキー教室をなめているわけではないので、チューンナップに出してから持って行ったのですが、レッスンで使うのに全く支障はありませんでした。

3日目のレッスンの中で、それまでみんなターンは出来てきていたのですが、どうしても切り替えでニュートラルを取らずに、直ぐに次のターンに入りたがるのが直りません。

大回りでのトレーンはずっとやってきたので、小さいターンでも一緒なんだよ、ということを教えるために、小回りをして見せることにしました。

ところが滑り始めて、斜面を落下し雪からの圧をもらったら、タイミングが良すぎて、ジャンプターンになってしまったのです。一瞬、まずいかな?とも思ったのですが、「まあ、いいや」と楽しく、続けてハジケながら滑ってしまいました。

デモ滑走という意味では、まずかったかもしれませんが、すでに100日くらいは使っているだろうスキーが、まだこんな性能を有しているのにびっくりさせられることに。

このスキーは今使っているHeadに比べて、ポジションが多少ずれても許容度があり、それなりに滑れてしまうのですが、逆にHeadに乗るためにシビアなポジションが取れるようになったら、さらに良い滑りがこのスキーで出来るようになってしまったのですね。

そんなわけで、帰って来てからチューンナップをしてもらったショップで、「このスキー良いから、新品があればまた欲しいくらいだ」という話をしていたら、それがありそうだという話を聞きました。

来シーズンのNordicaのAll Mountainのカテゴリーのスキーで、Hotrodと多少性格は違うものの、90mmのセンター幅を持ち、オールラウンドにどこでも使える板があるようなのです。

たまたま持って行った古いスキーで思わぬ展開になりましたが、スキーの神様はいろいろと面白い、イタズラをしてくれますよね。

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