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2013/1/14(月)素敵なプレゼント

今日の野麦峠スキー場は朝から1日中大雪になり、ゲレンデには新雪、粗踏みだらけでした。

私は「パラレルへの道」スペシャルレッスン担当だったのですが、このゲレンデ状況から実質的に新雪粗踏みスペシャルとなりました。

今日は二人の方が受講されたのですが、お二人とも今月末のニセコキャンプに申し込まれています。

つまりお二人にとっては、今日は最高のプレゼントをいただいた日となったわけです。この状況を利用しない手はありませんね。

新雪というとどうしても、急斜面がメインになってしまいます。確かに滑れる人にとっては、斜度がある方がむしろ楽なのですが、それほど慣れていない人にとってはハードルが高く感じます。

ところが、いつもなら圧雪されるファミリーゲレンデも、今日は新雪が一杯でした。まず、ここで直滑降の練習をすることにしました。

新雪を滑るときは、足元が柔らかいので、バランスを取るのが難しいという問題があります。これは慣れるしかないのですが、一番良い方法は緩斜面の直滑降なのです。

直滑降するとスキーのトップが雪の抵抗を受けて、まるでモーターボートのように浮き上がります。この状態でバランスが一番取りやすいポジションに乗って滑ることを覚えると、直ぐにコツがわかります。

何度か直滑降をしながら、少しずつターンをして、慣れていきます。新雪と言っても抵抗は一様にくるわけではないので、凹凸があったとしても、オレンジを土踏まずから逃がさないようにして乗っていると、みなさん驚くほど安定した滑り方になってくるのです。

さて、もう一つ大切なことは、落下することにより雪の抵抗を十分に受けることです。この雪の抵抗を受けているという感覚は、少し慣れが必要です。

弱い抵抗ですので、最初はなかなかわからないものなのですが、これがわかると、感覚的には整地を滑るのとほとんど同じになります。

落下して雪からの抵抗を受けて、圧が高まってきたらそれを引いて受け入れてやります。整地と新雪の違いは、圧の来る時間と量です。ゆっくりと抵抗がくるので、圧が来てから吸収動作に入ります。

新雪もたくさんの人が滑ると、粗踏みになります。凸凹があって滑りにくいのですが、先ほど書いたように、足裏にオレンジを意識してその真上からスキーに乗っていると、スキーのトップがパタンパタンと上下して行ってくれます。

これも波のあるところで、モーターボートに乗るのと同じようになりますので、ターン中もそのイメージを持ち続けます。

こんな感じで練習しながら、生徒さんたちは感覚を徐々に掴まれ、ユリワリの新雪やチャンピオンのボコボコの粗踏みも、安定して滑ることができました。

この調子でニセコのパウダーも楽しんで来てください。

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2013/1/5(土)圧変化の少ない滑り

今日のブログ、2日遅れです。5日土曜日は「急斜面スピードコントロール」スペシャルレッスン担当でした。

今回はSさん、Nさん、Kさんの3名の方が受講されました。Kさんはフィーリングスキーが初めてですから、緩斜面でオレンジターンから始めました。

ただし、スキーの基礎はしっかりできている方なので、オレンジイメージをお伝えして滑ってもらうと、直ぐに理解していただいたようです。

急斜面でのスピードコントロールには、強引に力を使ってする方法もありますが、今回の趣旨は楽にスピードをコントロールして滑ることです。

そのためには、ターン弧をしっかりと切り上げて滑ることが大切なので、無限大ターンを練習して、確実にスピードをコントロールできるようにしました。

しかし、急斜面と言っても、幅の広いところばかりではありません。中回りや小回りで滑るためには、ターン後半にスキーを回り込ませてあげる必要があります。

そのためには外向姿勢をしっかり取ることが大切です。これは簡単なようで一朝一夕にはいきません。レッスン中もリフト2本くらいかけて練習しましたが、今日一日で完全にできるようにするのは無理ですので、教師がいなくても自分で出来る練習方法をお教えしました。

毎回スキーに行ったら、この方法でリフト1本か2本くらいは常に練習していただくようにお願いしておきました。

午後は場所を上部ゲレンデに移して、ターン弧の切り上げを洗練させる練習をしていきます。

急斜面は圧が高まるので、それをぐっとこらえると力が必要で、とても疲れます。それを避けるためには、落下によって受けた圧を、スキーを引いてやることで受け入れてやります。

すると角付けの外れたスキーは走って、山側に回り込もうとします。そのまま引いていると止まってしまうので、適当なところで次の谷回りに入ってやる、という具合です。

みなさん初めの内は、圧が来てオレンジがつぶされるタイミングと、引くタイミングがずれてしまって、うまくいかないこともあったのですが、だんだんとコツを掴んでこられました。

この辺はタイミングを計るのではなく、あくまで来る圧の大きさを感じることが大切です。斜面状況で圧がゆっくり来ることもありますので、しっかりとそれを感じ取ってから引くということにしないと、かえって雪面とのコンタクトを失ってしまうこともあるのです。

立て水まで下りてくると、少し固い斜面が待っていました。こういうところでは、必要以上に角付けをするのではなく、斜面に対してではなく、地球に対して垂直に立つイメージを持って落下します。

日差しが強かったおかげで、バーンが少し緩んできていたので、カリカリの斜面ではありませんでしたが、他のコースに比べたら固いバーンを、みなさん、しっかりとスピードコントロールをしながら、楽しく滑り下りられたのです。

急斜面を落下することにより、斜面の圧を感じることには別のメリットもあります。それは来る圧に集中しているので、斜度に対する恐怖が薄れるということです。

アイスバーンなので圧が来るまで少し多く落下しなければならない場合でも、圧が来るのをしっかりと待って、それを引き込んでやれば良いとわかっていれば安心して滑れます。

レッスン終了後に「急斜面がぜんぜん怖くなかった」という感想もお聞きしましたが、それはみなさんが一定の技術を身につけたことで、自信がでてきたという側面もあるのでしょう。

3人のみなさんは、今後もフィーリング・スキースクールのキャンプやスペシャルを受講する予定をされていますが、今日のことを身につけていれば、さらに滑りに発展が見込まれることでしょう。

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2013/1/4(金)スピードコントロール

今日はI君、Kちゃんのフレームレッスン担当でした。

最初に滑りを見せていただくと、どんどん滑れるのですが、ややスピードコントロールに難がありそうな感じでした。

まずは、足裏にスポンジボールを置くイメージで、滑ってみたところ、直ぐにターン弧を切り上げて滑ることができました。

Kちゃんは舵取り以外のところで、足がそろってきています。そこで、普段は子供相手にはしない、「引くターン」をしてみたのですが、これが当り。二人とも緩斜面ではパラレルっぽく滑れるようになってきました。

これができれば、後はターン弧をしっかり切り上げて滑れば、たいがいの斜面は滑れます。ファミリーの斜面を使って、スピードコントロールの練習です。

子供とスキーの練習をするときに、重視しないといけないことは、ある程度速いスピードで滑れるようにすることです。

いきなり急斜面に連れて行ったりすると、怖いので大きく開いたプルークでスピードコントロールをしようとします。

止める要素の強い滑りをしていると、その後の技術の発展がありません。ですから、緩斜面でも縦長の弧を描いて、スピードを上げてスピードに慣らします。

そうすると、少し急な斜面に行ってスピードが出ても、余裕を持って滑れるようになるのです。

これで二人ともファミリーゲレンデはスイスイと気持ちよく滑るようになりました。

それではと、残りの時間を使ってトレーニングバーンにも挑戦してみることに。やはり多少の恐怖感が出て、止めようとする動きも出ましたが、少しずつ慣れていって、滑りきることができました。

もう少し練習したら、きっとここもどんどんと滑れるようになることでしょう。そうなった二人の姿を早く見たいものだと思います。

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2013/1/1(火)オレンジで楽しいスキー

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今日も野麦峠スキー場は晴れ間が時々出るものの、終日雪が降っていました。本当に今シーズンは雪が多く、アイスバーンもところどころあるものの良い状態で滑れています。

さて今日は、Mさんご夫妻と、お友達のIさん3人のフレームレッスン担当でした。皆さんフィーリングスキーは初体験で、Mさんの奥さんはまだパラレルターンがお出来にならない状態で、普段はファミリーゲレンデばっかり滑っている、ということでしたので、ファミリーゲレンデを使い基本のレッスンから始めました。

まずは、スキーの前後差により、スキーはターンができる構造になっているということや、左右のスキーのバランスを崩すことにより、ターンが始動するなどを学びました。

その後、足裏にオレンジを意識してもらい、つぶれる戻るを意識することにより、急激な圧変化がなくなること、オレンジが片足から両足→片足と移動することで、ターンがスムーズに行えることを練習してもらいます。

お三人がまったく理解がいっしょというわけではありませんが、それぞれ少しづつ滑りが変わられました。

ファミリーでも斜度の変化がありますので、斜度のあるところで無限大ターンを行ってもらい、スピードコントロールの方法を学びました。

それまでプルークボーゲンであった、Mさんの奥さんの滑りが舵取り期にはプルークポジションがでるものの、スキーが大分そろってきました。他のお二人もきれいなターン弧を描けるように変わってきています。

そんな感じで何本かファミリーゲレンデで練習した後、最後の一本はトレーニングバーンで総復習です。

ここは結構斜度がありますので、ターン弧を切り上げながら短い距離を少しづつ滑って行きました。元々、この斜面を滑れる方もいましたが、みなさん、かなり安定して滑れるようになりました。

1時間半の短いレッスンですから、まだ全てが完璧とはいきませんが、今日のレッスンを思い出して練習していただくと、もっと楽に滑れるようになるでしょう。

夕方Mさんの奥さんが、以前は怖かったトレーニングバーンをオレンジのおかげで、楽に滑れるようになったと、わざわざ改めてお礼に来てくれましたが、微力ながらお役に立てて嬉しく思います。

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2012/12/31(月)潜在能力の現れ

一昨日はとても良いコンディションだったのですが、昨日の雨で下部のゲレンデはガリガリでした。しかし、ずっと雪が降っていたおかげで、少しずつバーンの状態が良くなっています。

最上部ではさらさらの雪がキュッキュッと鳴くような良い状態で、コース脇にはプチパウダーが。レッスン終了後はスクールのみんなでこんなところを楽しみました。

さて、本日はSさんのフレームレッスンを担当しました。右足に上手く乗れないということで、その辺りをレッスンして欲しいというご希望でした。

最初に滑りを拝見すると、右外足の滑りはそんなに悪くありませんでした。むしろターン後半に右足の方が外向姿勢を保っています。

私も同じ傾向があるのですが、左はスッとターンに入れるので、自分でクルリと回すことができるなどの感覚で、左が得意という感じをお持ちのようでした。

レッスンはまずは緩斜面でオレンジを土踏まずに意識して滑ってもらいました。オレンジについてはSさんは良く御存じなのですが、つぶれたオレンジがフワッと戻るときの力でスキーが走っていく感覚を体験してもらいました。

そして、その後すぐにオレンジが次の外足に移って、そのオレンジに乗っていくというイメージで滑ってもらいました。

得意の左外足では、スキーを自分で回してしまうことがあるので、切り替えて外足のオレンジを意識したら、何もせずに落下していくことで非常に素直なターンができるようになりました。

ここまで来ると、私も欲が出てくるので、ストックを自分の見える位置に常に置いておくことや、視線をフォールライン方向に常に向けておくことで、外向姿勢ができて切り替えがやりやすくなること。

他にはしっかりと、スキーを回しこむことなど、消化不良になるくらい、いろいろのお話をしました。

ただし、実際に滑るときに、こんなことを全部意識して滑ることも不可能です。

ですから、一度に一つずつ覚えながら、らせん階段を上るように少しずつ練習をしてレベルアップしていくということが必要です。

さて、もう一つこれは技術ではないのですが、お話したことは、滑っている中では斜面や雪の状況が刻一刻と変わります。そんな中ではターンの中でも、上手くいっただめだったということがありますが、そういうことをあまり気にせずに、その瞬間に集中するということです。

そんなアドバイスが効いたのか、スクールのレッスンが全て終わった後にスタッフで、例によって変な斜面ばかり滑っていたのですが(笑)、そこにSさんもいらして、粗踏みかつ、少しクラスト気味の結構むずかしい斜面をスクールのスタッフ並みに滑っていらっしゃいました。

Sさんは、今日のレッスンのお陰と言っていらっしゃいましたが、いやいや、元々Sさんがお持ちだった潜在能力がでてきたということだと思います。でも、私もそのために少しお手伝いができたとすれば嬉しいことですね。

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2012/12/29(土)ボールがつぶれて戻る

今日は雪が止んで下部ゲレンデは曇っていましたが、上部は抜けるような青空で御嶽山や乗鞍などがとてもきれいに見えました。

そして、今日はまた小学校2年生のS君のフレームレッスン担当でした。S君とは2シーズン前に一緒に滑っていますが、大分背も伸びてスキーも上手になっていました。

天気の良い上部でレッスンをしたかったので、まずラビットを安全に下りるために、ターン弧をしっかりと切り上げることから始めました。

プルークでのスピードコントロールを、足を大きく開いてブレーキをかけることで行うと、なかなかパラレルターンには移行できません。

樹海コースに降りてからは、まずはシュテムターンの練習です。ただし、シュテムが上手になるための練習は子供には不要ですから、舵取り期にはしっかりとプルークポジションを取り、ターン中はプルークが弱くなるようにします。

ここまで来たところで、初めて以前のレッスンの復習としてスポンジボールを取り出し、足の裏でボールがつぶれる、戻るを意識してもらいました。

S君は2年生ですので、だいぶ理解力もあります。まずはしっかりと、ボールをつぶすイメージを持ってもらい、次につぶれたボールがゆっくり「フワーン」と戻るイメージで滑ってもらいます。

子供でもこういうイメージを持って滑ると、しっかりとニュートラルが作れるのですが、S君も「フワーン」ってやると滑りやすい、ということを感じたようです。

そして、フワーンで上に浮いてしまうのではなくて、ボールが戻ったらすぐに次の外足にボールを移すことも意識してもらいました。

これは将来、パラレルターンに移行する上で、とても大切なことです。他には外向姿勢なども大事なのですが、子供の場合はあまりこれを強調し過ぎると、体の動きが窮屈になってしまう恐れもありますので、今日はお話してありませんでしたが、顔をフォールライン方向に向けておく、ということだけで十分だと思います。

S君は外足にもしっかり乗れるようになり、スピードコントロールもバッチリになりましたので、チャンピオンコースも2回滑ることができました。

子供の上達は本当に早いですが、フィーリングスキーで少しでもその手助けができたことはとても素晴らしい機会でした。

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