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2012/1/30(月)廻旋運動の大切さ

ここ数週間で私が非常に大切と感じていることが廻旋運動です。廻旋という言葉は難しいと思いますが「ひねられる」という言葉に置き換えることもできます。

上体がフォールラインをキープする時に、スキーが回りこんできて、足首を起点として下半身がひねられていくことを廻旋運動と言います。プルークボーゲンなら外足だけ、パラレルターンなら両足がひねられます。

一般的にはこれを自分で足首をひねる運動と勘違いしている人が多いです。確かに低速のプルークボーゲンなどで、そういう運動をすることもできますが、スピードが上がったときに自分でひねると、その反作用で上体も少し回ってしまうはずです。

今シーズン、スクール以外にクラブでのジュニア指導もしているのですが、私の担当しているのはリフトに乗って少し滑れる子達です。最初にプルークボーゲンを教えたときに、すでにターンができる子達の中には、エッジを立てることで曲がろうとしている子が何人かいました。

ただ単にターンをするということだけを考えればそれでも構わないし、カービングスキーならターンの導入がしやすいということもわかります。でも、やはり私はスキーの前後差を使ったスキッディングターンを教えました。

その理由を子ども達に実演して見せたのですが、角付けだけで曲がる場合には大きなターンしかすることができませんが、スキッディングターンの場合にはもっと小さな弧のターンをすることができます。

それを見ると子供たちも良くわかって、こちらの狙い通りのターンをしてくれるのです。おまけにセンスのある子はテールを主体とした廻旋ではなくて、トップとテールが同じくらいずれて回り込んでくる滑りをしてくるのです。

いきなりそんな風に滑ってこられると、こちらが驚くいてしまうですが、そういう子は私よりも絶対にスキーが上手になると思います。

スクールで教えていると、ターンをするために上体のローテーションでスキーを回してしまう人がいます。この原因の一つに廻旋運動がうまくできないということがあります。土曜日のレッスンでも使ったのですが、「引くターン」を使うと自分から回すのでなく、雪の力でスキーが回って「ひねられる」という動きを覚えやすくなるようです。

新雪を滑る場合でも、小回りであれば廻旋動作があります。この場合はスキーが雪の中にある時にひねるのではなく、スキーが浮いたときに自分で若干の迎え角を作って次のターンに入って行きます。

そうすると雪の抵抗を受けて、スキーが回り込むことにより、ひねられてエッジングがされ、さらに大きい抵抗を受けるのでその反動でスキーが浮いてくるというターンになります。

この迎え角を作るということを、自分でひねること、と言うこともできますが、ここでスキーヤーがしているのは迎え角を作るだけで、それ以降のひねられる運動は雪の抵抗を受けることで行われているので、主体はやはりひねられる運動、と私は考えています。

カービングの大回りでは、廻旋動作はあまり使いませんが、カービングでも中回りよりも弧が小さくなれば、廻旋動作が必要です。以前にお見せした、ステンマルクのサイドカーブの無い時代のスキーでのカービングと同じ理屈ですね。

どうしても雪の力ではなく、自分でスキーを回してしまう、という人はこのひねられるという動きと、スキッディングということの二つを覚えていただくと良いと思います。

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2012/1/28(土)ノンストップ滑走

今日はスペシャルレッスン「チャレンジ!! ノンストップ滑走!」を担当しました。生徒さんは一人で東京よりお越しのSさんでした。

野麦に来るのは2回目ということで、今まで長い距離の滑走はしたことがないというお話でした。滑りを拝見すると、急いでスキーを回したいという感じが見て取られ、実際に上体を使ってスキーを回してしまう動きが見られました。

その一方でフォームを見ると、高い姿勢で滑ることがおできになり、前後のバランスも悪くありません。今日のテーマの長い距離を滑るということを考えると、これは非常に有利な点です。

そこでまず、フィーリングスキーではイメージを使ったレッスンを行うということをお話し、足裏にオレンジをイメージしてもらうことから始めました。

最初はオレンジが転がっていることをイメージするだけ、次は斜面移動することにより、オレンジがつぶれたり戻ったりする、ということを意識していただきました。

今週雪が降ったので、ファミリーゲレンデも安心して滑れるようになりましたので、この緩斜面でそのトレーニングを2本行いました。ターンの時につぶれたオレンジが、両足に一旦移る意識でニュートラルを作り、次の外足のオレンジを意識するという具合です。

Sさんは最初は自分でスキーを回そう回そうという意識が強かったのですが、徐々に雪の抵抗を受けてスキーが曲がるという動きができるようになってきました。

そこで次にスカイライナーで上り、そこから降りて来る時になるべくフォールライン方向に体を向けておくということを意識していただきました。これは上体のねじれができ、それが戻ろうとするちからが、次のターンにつながっていくからです。

立て水の坂の急斜面などでは、この意識がとても重要です。Sさんは少し苦労していらっしゃいましたが、徐々に斜面下を見ているということができるようになってきました。

午前中最後は仕上げとして、「引くターン」を練習しました。これは、曲がろうとしている外足に荷重するという意識でなくて、内足を軽くするという動作です。結果として外足への荷重を強めることになるのですが、スキーを押そうとする動きがスキーの動きを止めてしまう方向に働くのに対して、内足を引く動作では外スキーの動きを妨げない動きになるのです。

これも、今まで意識したことがないことだったので、最初は苦労していらっしゃいましたが、お昼休みの後に続けて練習したところ、スキーがきれいな弧を描いてターンをするようになってきました。

この練習の際には、頂上から最下部までを、説明のために2、3回停止した以外はずっと滑りながらのトレーニングでしたが、足の疲れも少なく滑られました。ここでは引く意識に加えて、しっかりとターン弧を切り上げてスピードコントロールをしていくことも加えてみましたが、ゆっくりですが良くスピードコントロールがされた滑りになりました。

そこでいよいよノンストップ滑走のチャレンジです。ここでは、今までの練習の集大成として、足の下のオレンジにだけ意識を集中していただくこと、そして自分でも「右オレンジ→両足オレンジ→左オレンジ」というようにつぶやいていただくことです。

つぶやくということは呼吸を止めないということにもつながりますので、リラックスできますし、集中するのにも役立ちます。ゆっくりとスピードをコントロールしながら、15分ほどで野麦の上から下からを滑りきることができました。

この時は私が前を滑りながらのトレーンだったのですが、時々振り返ってみるとしっかりとターンでスピードコントロールができていますし、視線もずっと下を向いていることができていました。

次回は別のスキー場に行かれるようですが、今日のレッスンを生かして楽しんでいただければと思います。

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2012/1/27(金)明日は野麦

明日は2週間ぶりに野麦に出勤します。だいぶ雪が降ったようで、かなりゲレンデの状態も良いですし、新雪も残っているみたいですので、明日が楽しみです。

長野県でも北部は大雪がこの後も降るようで、いろいろと大変な面もあり喜べませんが、これも自然の恵み。人間は自分にとって都合の良いことだけを喜ぶ傾向があるようですが、自然は必ずしも都合の良いことだけを与えてくれません。

人的被害があるのは実際困るのですが、人間が自然界の頂点と考えるのも無理があるというもの。賢くかつ謙虚に生活したいものです。

とはいえ、野麦の軽い新雪もたっぷりと楽しみたいと思います。明日野麦でお会いしましょう。

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2012/1/23(月)基礎パラレルターン

私がYouTubeに上げているビデオがいくつかありますが、タイトルが「基礎パラレルターン」というビデオがあります。2005年の12月9日から11日に、フィーリングスキーの教師を養成する「ルーキーアカデミー」が、初めて行われたその初日のレッスンの中の滑りです。

前にも書いたことがありますが、この時はフィーリングスキースクールができるという話は全くなく、この講座の受講生はそれぞれの立場でフィーリングスキーをお伝えして行くというつもりでいました。

この時の私は左ターンの時に腕が回ってしまい、ターンをリードするような形になっており、上体も先行して外向がなくなってしまう形になっていました。その腕を止めるイメージがビデオで聞こえている、「手綱引くー」だったわけです。

そのおかげでこのビデオを撮ったときには、腕が回るのは止まっていました。

実はこの時はまだ一般に公開されておらず、名前もついていなかった、「サウンド・オブ・ミュージックターン」の原型もTOKさんから披露されたのでした。

さて、このビデオは私のブログで、@Niftyのサーバーに上げたものを公開していたのですが、YouTubeには2010年の12月に公開していて、今シーズン初めの12月ごろまでに900回くらいのアクセスがありました。

ところがつい最近久々に確認したところ、2800アクセスに増えていて、今日また見たら3560アクセスと不思議に良く見ていただいて自分でも驚きました。「基礎パラレルターン」というタイトルのせいかもしれませんし、「手綱引くー」の意味が見る人には不明??というのも良いのかもしれません。

実際、私のブログを「パラレルターン 手綱引く」というキーワードで検索して見てくれた方もいるみたいです。

この時のイメージの基本は「オレンジを意識→バトンターッチ→手綱を引く」というものだったと思います。自分からフォームを作ろうなどということは全く考えていなかったのですが、今見ると自然な外向が現れています。

時間が経っていますので客観的に見ることができますが、凄い滑りではないものの、素直な滑りだとに思います。これを見ると、スキーはあまり余計なことを考えずに雪からの情報を感じてそれに反応していく方が良いのではないのかと改めて思います。

ということでその「基礎パラレルターン」をご覧ください。

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2012/1/21(土)どんどん滑る

今日はクラブのジュニア指導に行きました。担当は前回と同じ子ども達ですが、先週は別の人が担当しましたので、滑りがどんな風に変わっているのかにも関心がありました。

一本滑ってもらうと、子ども達の間で少しスキー技術の差があると思いました。それぞれ個性があるように、成長の度合いはみんな違います。ですから、技術差そのものは私はそれほど気にしないのですが、来週はジュニアバッジテストがありますので、一人ひとりの技術は伸ばしてあげたいところです。

そこで私の前回のレッスンの復習で、スポンジボールを取り出したのですが、それをボールでなくて、みかんに見立ててもらいました。ボールだと、グシャっとつぶしても問題ありませんが、みかんだとジュースがあたりに飛び散ってしまいます。

ゆっくりとジュースを出したら、つぶれたみかんが戻る時にジュースも戻っていくというようなイメージでやってみたら、少していねいなスキーになった子もいました。

次に、ゲレンデの端に練習用にショートポールが立ててありましたので、そこを滑ってみます。規制されたところを滑ると、真っ直ぐに行ってしまう子もしっかりと曲がらないわけにはいかなくなり、奮闘してポールを回ってきてくれます。

次はもっと長い距離でやってみたいと思いましたので、人間ポールを作りました。幸いに私の班は8人もいますので、7人がポールになって並んでもらい、最後の一人がそこを滑ります。

そして、滑り終わったら一番前に止まってもらいます。そして、後ろから滑りながらポールをどんどんと足して行くのです。滑りながら「ここ止まって」などと言いながら、少し振った場所を作ったり、スピードが出るにしたがってポールの間隔を伸ばしていきます。

ただターンをするだけだと、どのくらいの大きさの弧を描いたらよいのかイメージが掴みにくいのですが、ポールになっていれば嫌でもその大きさの弧を描かないわけにはいきません。この練習は2本やりましたが、ゲレンデの最初から最後までですので、けっこう良い練習量になりました。

最後は私とみんなでトレーンですが、一定の弧を描くのではなく、深回り浅回りなど変化をつけながらどんどんと滑ってみました。

今日の練習ですが、本当なら一人ひとり技術的な問題について指導して上げられれば良いのですが、時間の関係もありますし、子ども達の集中力の持続など難しい部分もありまし。

なので基本的な動作を覚えたら、どんどん工夫しながら滑って慣れていくという考え方で進めました。大人のレッスンもそうですが、しゃべる時間が多すぎると練習時間が減ってしまいます。やっぱり子どもは長い距離をどんどん滑らせて上げる方が上達が早くなります。

来週は野麦に行きますのでバッジテストの結果は見られませんが、そのまた翌週最後のレッスンがありますので、成果を楽しみにしていたいと思います。

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2012/1/20(金)思い通りにならない、を楽しむ

今日は松本市内でも久々の積雪になりました。平日ですので午前中は仕事をしていましたが、せっかくの雪なので滑ってみたくなり、午後2時間だけ近くのスキー場へ行ってきました(私は自営業者で仕事の残りを夜に回すなど融通がきくのです)。

今日は小学校のスキー教室があったみたいで、私が着いたときには子ども達がたくさんいましたが、もう講習の終了時刻だったみたいで、ゲレンデは空き始めました。特に上の斜面では私の他にもう一人のボーダーがいるだけで、ほとんど貸し切り状態です。

スキー教室がなければ、平日ですから上部のゲレンデは新雪も残っていたのでしょうが、粗踏み状態のゲレンデが待っていました。これも良い練習と思い滑り出しましたが、今シーズン買ったAtomicのBlackeyeにとっては、水を得たさかなのようなもの。

粗踏みで大回りで滑れるだけでなく、ターンの後半もまだ倒しこんでいると、どんどん走って切れ上がっていきます。逆に私にとっては粗踏みでの小回りは、やりにくかったです。

ただし、踏んでいない新雪の場合はそうでもありません。降雪機の後ろの部分にあった新雪部分に飛び込んでみたら、小回りでも大丈夫でした。

この前も書いたように、Blackeyeはスノーボードのような特性を持ったスキーです。雪面に完全に浮いてしまうほどの幅があるわけではありませんが、スキーが雪の中に少し埋もれた状態でも平気で滑っていけます。もっと深い雪があれば最高のスキーかもしれません。

ところで短時間でしたが、その中で感じたことは、一口に新雪と言ってもいろいろな滑り方があるものだなあ、ということです。雪質の違いもありますし、踏まれている程度も違う。大回り系で滑りたいのか、小回り系で滑りたいのかなど。

整地のように必ずしも自分が思い描いた滑りができるとも限らないのですが、それを受け容れてこんな風に滑ってみようと調整していく、ということを楽しむということもありじゃないかと思ったのです。

今日、後からやって来た一人のスキーヤーがいたのですが、見ているとその人は自分が思い描いているターンが何とかできないか、と苦労しているようでした。多分、新雪をダイナミックに小回りで滑るようなことを狙っていたのだと思いますが、もっと発想を変えたらより楽しめるのにと感じました。

明日は私は野麦には行きませんが、標高も高いので市内にくらべると雪質も良く滑りやすいと思います。それもまた楽しんでいただければ、と思います。

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2012/1/19(木)スキーの手入れ

夜スキーの手入れをしていたら遅くなってしまいましたので、翌日書いています。

先日、滑っているときに石を踏んでしまい、滑走面もエッジも傷が入ってしまいました。滑走面は下地が見えるほどひどくはないので、次回のチューンナップの時にやってもらうとして、エッジのバリが出ているところをファイル(やすり)で削ってきれいにしました。

石を踏むということ以外でも、アイスバーンを滑ったりするとバリが出たりします。これは放っておくと次にアイスバーンを滑るときにエッジが引っかかったりしますので、落としておかないといけません。

バリを落とすだけなら、#400くらいの紙やすりがあれば充分です。ただし、エッジの角を丸めてしまわないように注意します。

ついでにアイスバーンを滑ると、エッジが丸くなってしまいますので、エッジシャープナーで少し研いであげました。こういうことをするときのコツは一度にガッと削ろうとしないで、軽く均一に引いてやって、足りなければもう一度するようにします。

私の考え方は基本のメンテナンスは専門家に任せて、日々の手入れを自分でするというようにしています。自分でやりたいという人は古いスキーを使って練習してみると良いでしょう。

ただ、精度の高いチューンナップをするためには、チューンナップ台やバイスなどもそれなりのものを揃えないとプロがしてくれるようなレベルにはなりません。

チューンナップショップに持ち込まれるスキーやボードの中には自分でチューンナップして、エッジや滑走面など削りすぎているものが良くあるそうです。

そういうリスクがあっても、自分でメンテナンスする楽しさというものもあるので、少しいじっては滑ってみるなどして調整していくと、精度が上がっていくと思います。

私の場合はそこまで手間を掛けるのが面倒ということもあって、日常的なメンテナンスに留めているというわけです。

あと、ぜひ自分でやって欲しいと思うのはワックス掛けです。これはしょっちゅうしないといけないことなので、さすがに自分でやっています。スプレータイプや生塗りタイプのワックスもあるのですが、やはりホットワックスに敵うものはないと思います。

滑走面が白く酸化していると、スキーが滑りません。特にリフト乗り場まで滑って移動しているときなど、負担が大きくなります。それと、緩いアップダウンがあるところなどは、上りの部分でスキーが滑らないと止まってしまうので、そこから苦労することになります。

ワックスには板に染みこませるベースワックスと、その上に重ねる滑走用ワックスがあります。滑走面の細かな凸凹が埋まっていないと、滑走用のワックスが乗りにくいのでベースワックスというものがあります。

レースなどでは緩斜面でのロスが大きいので、雪質にバッチリ合ったワックスを掛けないといけないのですが、普通に滑るくらいならベースワックスはトップシーズン用の低温用と、春スキー用の高温用があれば充分だと思います。

私は普段の時間の無いときはベースワックスを掛けているだけです。ただし、余計なワックスはスクレイパーで削った後に、ブラシで書き出してストラクチャーがきれいに見えるようにしています。これをしているのといないのとでは、スキーの滑りが全然ちがうのです。

雪が降っているときや春スキーでは、フッ素が入っていてそれぞれの温度に合う滑走ワックスを重ねると良いのですが、これはかなりまめな人におすすめします。

ワックス掛けは凝りだすと、何種類ものワックスを使ってのベース作りや、雪質にあったワックスを塗る分けるなどの手間がかかります。

それを毎回やって苦にならないなら、そうするに越したことはありませんし、滑走性も最高になります。ただし、面倒でそこまでやれないという人は、ベースワックスを掛けてはがす、ということだけをしているだけでも、スキーが滑るようになりますし、滑走面も良い状態が保てます。

そんなことも含めてスキーを楽しんでいただければと思います。

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私のレッスン予定

2012レッスン予定

1月
日付 午前プライベート 午後プライベート
11(土)
28(土) スペシャル担当チャレンジ!! ノンストップ滑走!
2月
日付 午前プライベート 午後プライベート
14(土)
18(土)
  レッスン可能 担当レッスン受付可 レッスン予約済

今シーズンも昨年と同様、フレームレッスンがありますが、フレームレッスンは予約ができません。当日の空きがある場合のみ受講が可能です。

予約希望の場合は、半日または1日のプライベートレッスンをお申し込み下さい。

レッスンのご希望はinfo-nomugi@fs.jpski.comまでお願いします。

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2012/1/18(水)冷えの対策

先週の土曜日は野麦に行きましたが、かなり寒かったようで、スクールのインストラクタも「寒い!寒い!」を連発していました。

寒かったようで、と他人事のように書いてますが、私も野麦の山頂に行ったら顔が寒いとは思ったのですが、他の人のように足が冷たいとか、手が冷たいとかは無いので不思議な感じがしていました。

私も仕事をしていて手が冷えることもありますし、冬遅くまで起きていると足が冷たくなることもあります。でも、スキー場では手袋をしていれば、手が冷たいということは普通の状況ではありません。

ビデオを撮るときは、薄いものでも手袋をすると感触が良くないので、素手で撮影してますが、さすがに手は冷たいですが、終わったらまた手袋をすればその後は普通に過ごせます。

また、今のブーツはインソール無しですので、ブーツグローブをしても足が冷たい感覚がありますが、我慢できないほど冷たいとまではいきません。前のブーツだと、滑っているとブーツの中で汗をかいてインナーがびしょ濡れになるほどでした。

さて、昨日テレビで『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」』の中で、冷え性の特集がありました。それによると、冷え性には三つタイプがあるようです。

詳細についてはここでは書けませんので、コミコミクリニック みんなの家庭の医学の冷え性のページを参照してください。

その中で手足が冷えるタイプの人がいるのですが、普段は冷え性ではなくても、スキーのような寒いところで手足が冷えるという人は、同じような傾向があるのではないかと思いました。

私は寒さに強いようなこと言ってますが、実は体が温かくてもおなかが冷えるということがあります。これは熱を放出しやすいタイプで、内臓が冷えてしまうということのようです。

ただ、スキーのときは体が冷えない対策をしてますので、それでおなかを含めて全身大丈夫ということではないかと思います。

では、その対策は何かと言いますと、通常の速乾性の薄いアンダーを着た上に、モンベルのウエストウォーマー、かんたんに言うと腹巻きなんですが、普通の腹巻きに比べると長さがあるので、わきの下から腰まですっぽりと覆って暖めることができます。この厚いほうのものを今シーズンから使ってますが、とても具合が良いです。

その上のアンダーシャツは、長袖の自転車用のものを使っています。ロビロンという素材のもので、静電気の多いのが欠点ですが、セーター一枚着るのと同じくらいの保温力があります。これはスキー用のアンダーが悪いというわけではなくて、兼用にしているというだけのことですが、この上にフリースを着て、スキージャケットを着れば通常のスキー場の気温なら、私の場合は大丈夫です。

腹巻きじゃダサいという人は、半袖の保温性の高いアンダーを着るとかの工夫ができると思いますし、その上に着るフリースの代わりに薄手のダウンジャケットなどを重ねるなど、保温性と防風性を高めて、体の中心が冷えないように工夫すれば良いと思います。

以前に本で読んだのですが、人間は体の芯が冷えてしまうと命の危険がありますので、手足を冷やしてでも中心の温度を保とうとする働きがあります。その状態でいくら手足を温めようとしても、なかなか暖かくならないわけですね。

逆に体の中心が充分に暖まると、今度は手足に熱を逃がそうとするので、手足が温まるようになるようです。もちろん、冷えの原因がこればかりとは限りませんし、下半身だけが冷えるという場合には、前述のホームページにあるような血行の問題があるかもしれません。

でも、もしTシャツにフリースというような着方をしていて、手足が冷えるという人がいましたら、保温性の高い下着を肌に密着するような形で重ねてみるというのは、きっと効果があると思います。

まだまだスキー場は寒い日が続きますので、暖かくして快適なスキーをしていただければ、と思います。

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2012/1/17(火)ノンストップの意味

今月28日土曜日にスクールのスペシャルレッスン「チャレンジ!! ノンストップ滑走!」を担当します。小回りができるようになる、とかコブが滑れるようになる、というレッスンは確かに人目を引きますし、そういうものと比べると、地味な印象があることは確かでしょう。

しかし、野麦峠スキー場の一番上から下までは約4km。おまけに標高差は730mあります。ワールドカップの男子滑降の距離は3km~4km、標高差は800m以上ですが、それに匹敵するようなスケールの滑りが楽しめるということになります。

もちろん、競技みたいに速くは滑りませんよ。フィーリングスキーで無駄の無い、疲れない滑りでこの距離をノンストップで滑れるようになってしまおう、というのがこの企画です。

実は何年か前に八方でレッスンを受けた際に、その時の先生がこのノンストップ滑走のススメをしていらっしゃいました。八方ですから、対象はリーゼンスラロームコースです。これを一日に何回かやってみなさいと言われました。

無駄な力を使うと絶対に疲れてしまうから、高いポジションでゆっくりと滑る技術が身に付きますよ、と言ってらっしゃいました。ただ、どうしたらそういう長い距離を滑れるのか、具体的には教えてもらいませんでしたが。

疲れないためには高い姿勢で全て直滑降すれば一番良いのですが、野麦の急斜面では危険ですし、現実的ではありませんね。ですからターンをしながら、体に負担のかからないようにスピードコントロールをしていくことになります。

高い姿勢でゆったりとしたターンをして行くのですが、問題は急斜面です。ここでスピードが出すぎると、それを抑えるために非常に体力を使いますので、いかに楽にスピードコントロールをするかが、鍵になります。

詳しくはレッスンでお伝えしますが、ターン弧を無理なく切り上げる技術や、谷回りからスピードコントロールする技術など、一度覚えると急斜面が楽で楽しくなるようなことをお教えしたいと思います。

この技術は単にノンストップ滑走のためだけでなくて、スキーに行ったときに長時間疲れずに滑ることにもつながります。楽なスキーをしたいと考えていらっしゃる方がいましたら、一緒にその秘訣を学んでみませんか?

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2012/1/14(土)ニューブーツを一日使用

今日は野麦に出勤でしたが、私のレッスンはありませんでした。その代わりに模擬レッスンや技術研修などいろいろとありましたが、今日は丸一日新しいブーツを使いました。

このブログを読んでいてくださる方がスクールにいらっしゃった時には、「これがそのブーツですか?」と実物を見てもらったり、触ってみてもらったりしていますが、とりあえず使える状態になりました。

元々のREXXAN DATAよりも少し幅の広いDATA-RMなのですが、私の足に合わせて、何度が調整してもらっています。現状、インソールは無しでモンベルの一番薄い靴下を履いて何とか収まっている状態なので、そこまでしてこのブーツを履く必要があるのかと思われる人も多いと思います。

でも、やはりブーツの感度は良いですし、操作感もダイレクトでいい感じです。今日は新雪が積もってから少し時間が立って、固くなり始めたところに入ってみましたが、小回りで少しひねりを入れてやったら、ポンポンと飛ぶような感じで滑ることができました。これは前のブーツでは味わえなかった感覚です。

実は今週の月曜日にもこのブーツを履いたのですが、その前にブーツを調整してもらっていたので、これで大丈夫かと思って、インソールを入れて厚い靴下を履いてブーツを履いてみました。そうしたら、足が窮屈で非常に冷たく感じました。

今日はインソールも無し、靴下も薄いということで、条件だけで比べたら厳しいはずですが、ブーツカバーをしていれば、足は若干冷えるかな、程度でした。これは、やはりブーツの中のスペースができて、空気の層が断熱になってくれたり、締め付けが少なくなったので血行が良くなったなどの理由があると思います。

足に合ったブーツと言いますが、実は足の先からかかとまでの部分は若干余裕があるくらいが良いです。その上で、すねの部分はきっちりと締まるというのが理想的なサイズになります。

これは、カスタムインソールを作ったり、厚い靴下を履いたりすることにより、元々の余裕がさらに必要になります。幸い今年の各メーカーのブーツのカタログを見ると、ブーツの幅が広めでもフレックスが硬いものが出てきてますので、足幅の広い人にも良い状況だと思います。

フィーリングスキー的な滑りということで言えば、やはり硬いブーツが良いのですが、メンテナンスをしっかりとやってくれるショップがあるかが大事になってきますし、脱ぎ履きが大変になるなどもありますので、その辺のトレードオフも考えてブーツを選んでいただければと思います。

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2012/1/13(金)ドリルが大切

私がスキーを始めて2シーズン目のことです。もう、緩斜面であればパラレルターンで滑ることができていましたが、少し斜度が上がると右外足のターンは良かったのですが、左外足のターンがうまくいかず、内足が引っかかって回らないので内足を持ち上げて無理やり回すというように滑っていました。

他の滑っている人を見れば、そんな風に滑っている人はいませんでした。何か方法があるのではないかと思ってスクールに入りました。1時間のプライベートレッスンで4,000円でした。

この時はスキーに掛けられるお金があまりなくて、正直この4,000円も痛いと思っていたのですが、レッスンを受けてからはこの問題は解決してしまいました。そうなると現金なものでたったの4,000円で悩みが解決してしまって安いものだと思ったことを覚えています。

ただし、その1時間のプライベートレッスンで完全に欠点が直ったわけではありませんでした。そこではヒントと練習方法を教わってレッスンは終わりました。ナイターのレッスンでしたので、残りの営業時間は1時間だけでしたが、教わったことを集中して練習しました。

そして、翌週は昼間から別のスキー場に行って、教わったことを丸一日練習しました。それでようやく左外足のターンがうまくいくようになりました。

フィーリングスキースクールでは、一時間半のフレームレッスンで料金は6,000円です。一般のスクールの一日4時間のグループレッスンが4,000円であることを考えると、金額だけを見たら高いものと思うかもしれません。

しかし、レッスンは一時間半かもしれませんが、それはプライベートレッスンであなただけのために、悩みを解決したり、希望を聞いてくれるものなのです。

ですから、一時間半でどれだけ変わるか、ということよりも自分の問題がどのようなことで、何に気をつけてどんな練習をしたら良いのか、という風に視点を変えて見る方が効果が出ます。

仮に一日のプライベートレッスンを受けたとしても、それだけで自分のスキーが飛躍的に変わるわけではありません。実際のレッスンの中で確かにすごく変わるかもしれませんが、引き続き自分で集中して練習しないと、次にまたレッスンに入る時には、また元に戻ってしまっているかもしれません。

元々、何でフレームレッスンをフィーリングスキースクールがするようになったかと言うと、フィーリングスキーの提唱者であった、TOKさんこと、佐々木先生がニュージーランドで短時間のプライベートレッスンを経験して、それが効果があるものであるということが大きな理由です。

一日のプライベートを受けるよりも、最初にフレームレッスンを受けて、次のフレームの時間は自分でドリル練習をする、その後にもう一度フレームのレッスンを受けるといった利用をしてもらうと、料金も安くなるし効果も上がるということも狙っていたのです。

スクールとして売上を上げるとか、そんなことよりも、生徒さんのことを本当に考えたレッスン形態であったわけです。

ただし、国民性の違いと言いますか、ニュージーランドではレッスンでできるようになったら、自分でどんどんと滑って試してみるというのが普通のようですが、日本では何度も教わらないと上達できないという考え方が多いように思います。

先生が見てくれている時は良いが、先生がいなくなるとうまく滑れないということを私も何度も経験しましたが、結局はそこから抜け出すためには、自分自身で教わったことを繰り返し練習することしかありません。

せっかく高いお金を払ってレッスンを受けるのですから、ぜひ一回のレッスンを最大限に役立てていただけるようにと願っています。

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2012/1/11(水)その前が大事

私は右ターンから左ターンへの切替が少し苦手で切替に時間が掛かります。その分、小回りでは左ターンの弧が大きくなってしまいがちです。一昨日、そのことを一緒に滑っていた同僚のKobaさんに相談してみました。

私のターンを前と後ろから見てもらった結果、どうも問題はその前の左ターンから右ターンにあるようです。左ターンで少しターンの始動を急いでいるように見え、ポジションが前寄りになっているためにスキーが回りすぎてしまうようです。

そこから左ターンに入っていくためには、回りすぎたものを一旦元に戻してから次のターンに入っていくために、切替が遅れてしまっている、どうもそんなことのようです。

自分では右ターンを急ぐ気持ちは全く無いのですが、もしかしたら昔は右ターンの方が苦手だったので、その頃にはそんな意識があり、今になってくせとなって残っているのかもしれません。

そんなことを意識して、自分の滑りを検証してみると、確かに右ターンの開始時に前寄りに立ち上がっていることがわかりました。

レッスンのときは、生徒さんに対してデモ滑走をしますから、この前書いたオレンジが戻るときにかかとを押してくれる意識を持って集中して滑っています。確かにそういう時は切替がうまくいっていると思います。

フリーで滑るときに気を抜いていると、悪いくせが出るということみたいですね。長い間のくせですから、短時間では直らないとは思いますが、原因さえわかれば治療はそんなに難しくないです。

それにしても、他の人の滑りを見るときはそんなことがあれば直ぐにわかるくせに、自分の弱点にはなかなか気づかない。ビデオでも撮らないと見られないとはいえ、人間って不思議なものですね。

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2012/1/10(火)トレーンの効果

昨日のレッスンでも使ったのですが、私は子どものレッスンではトレーン(列車の意味。私の後を生徒さんについて滑ってもらうこと)を使うことがかなり多いです。

その前にある程度こちらの意図した滑りができていることが前提にはなりますが、子どもの場合は前の人が滑った通りのラインをトレースしようとします。そうすると、斜度や雪質など余計なことに気持ちが向かず、滑ることだけに集中することができます。

昨日のCちゃんは、もこもこの新雪を一人で滑ったときに滑りにくさを感じていたのですが、私の後について来たときは、問題なく滑ってしまいました。

実はリフトの下の新雪を滑ったときに、表面は何ともなかったのですが、下が凍ってガタガタしていて、これはまずかったかな、と内心ヒヤリとして振り返ってみたのですが、私に付いてくることだけに集中していますので、本人もガタガタはわかったと思うのですが、問題なく滑りきってしまいました。

もともと、小学生くらいまでの子どもは「先生」という人に対しての信頼は絶大ですから、先生が行けるなら大丈夫、くらいの気持ちで付いて来るのですね。

もう一つのメリットは滑走距離が長く取れることです。子どもはどんどん滑って自分でうまくなっていきますから、ちょっと滑っては止まり、また滑っては止まりでは練習が不足します。

大事なことだけ忘れないように無線で呼びかけながら、どんどん滑る。時々後ろを振り返って付いてこられないスピードと思えば、スピードを加減しながら滑ります。もちろん、きちんと滑れているかも振り返りながら確認し、問題があれば止まって説明したり、別の練習をしたりします。

子ども達にしてみれば、止まって長々と説明されるよりもどんどん滑った方が楽しいに決まっていますよね。みなさんも機会がありましたら、トレーンをうまく使ってみてください。

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2012/1/9(月)雪が奏でるサウンド

今日は野麦へ出勤でしたが、第一フレームに小学校3年生のCちゃんのフィーリングスキー初体験スペシャルの担当でした。

Cちゃんは野麦の一番上から滑れるのですが、パラレルターンで滑れるようになりたいというご希望でした。最初にリフトの上でお話を聞いたところ、今日は雪が降ってゲレンデのあちこちに新雪がたまっていて、そういうところが滑りにくかったそうです。

次に滑りを見せていただいたところ、少し体が山側に逃げてしまっています。これが直れば谷足にしっかりと荷重ができますから、滑りが安定すると共に、パラレルターンが見えてきます。

最初は鳥のように腕を広げ、体を外側に傾けてみることで、外足にしっかり乗れるように練習してみました。これはターンの時に少しちいさくなってみると、さらに効果があるようでした。これでスキーが楽に回るようになりました。

外足への荷重がしっかりしてきたら、今度は舵取りが終わったら内足の緊張をなくします。というと難しいですが、要は力を抜いて無理にプルークを作らないようにすると、スタンスが揃ってきます。

これでシュテムターンになってきましたが、まだ時間が充分にあります。リフトの上で話をしていると、Cちゃんは音楽が好きでピアノも習っているということ。そこでサウンドオブミュージックターンをしてみることに。

まず最初に雪にも音楽がある、というお話をして、滑りながらその音を聴いてみることにしました。すると、「ザザーっ、という音がする」と言ってくれました。ではそれを片方の耳だけでなくて、両耳で聞いてみましょうと言ってやってもらいました。

最初は聴き方がうまくいきませんでしたが、だんだんとうまく聴けるようになってきました。ターンをしているときだけでなく、切替の部分では音がヒュンとスキーの進行方向に抜けていくというイメージを持って滑ってもらうと、音を聴くことによってできた外向が切替の場面ですっと開放されて、スキーが走っていくことにより切り替わっていくという動きができるようになりました。

これでCちゃんの滑りは、舵取りでほんのわずかのプルークスタンスが出るものの、後はほとんどパラレルターンになってきました。おまけにスキーが直進状態になるときに、スキーが結構走るようになり、いい調子のスピードでも滑れるようになりました。

一人で滑ってもらうと時々以前のクセがでてきますが、トレーンで滑ってもらうとそれはもうきれいなS字ターン。もう小学3年生のレベルではありませんでした。Cちゃんもこれには、ニコニコと楽しそうでした。

子どもさんのレッスンは上達が早いので、教えているほうも楽しいのですが、滑っている本人はもっと楽しい、それが理想ですね。

ただ、サウンドオブミュージックは、子どもさんが一人で復習して練習するのは難しいので、良い滑りを体に覚えさせるために、またスクールに来てもらえたら良いと思います。

Cちゃん、今日はとっても楽しいスキーができて良かったですね。また、一緒に滑りましょう。

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2012/1/8(日)豪快に滑るためのスキー

このブログは通常、日曜日はお休みです。でも、ちょっと書いておきたいことがありましたので、土曜日に書きだめして日曜日に公開されるようにしておきます。

ジュニア指導の前に少し時間がありましたので、今シーズン新しく買ったATOMICのBLACKEYE Ti PTで初めて滑ってみました。 このスキーはセンターが82mmあるスキーでセミファットでロッカー。長さは174cmでRは16m。

リフトから降りて最初にスキーを角付けしてみると、足元から強力なグリップが。これに素直に反応すると、体は正対してスキーは切れ上がっていきます。

「これ、ボードだよね」が、私の第一印象です。私はスノーボードはやったことがないのですが、野麦でアルペンのボーダーが滑っている、あのラインをこのスキーはトレースしているのです。回りを良く見ておかないと他のスキーヤーとの接触を起こしそうなラインです。

では小回りは、と思ってやってみると、そんなにやりやすくはありませんが、できないわけではないという感じ。ズラすことはできるので、スキッディングターンもできます。でも、そういう滑り方をするとあまり楽しくない。

やはりこのスキーは、もっと豪快に滑るためのものです。新雪でも大回りもしくは落差のあり、弧も少し大きめの小回りなどの方がより楽しそうな感じです。

ロッカースキーでありますが、直進状態で接地面積が少ないことによる不安定感というものは無いようです。傾けた時には、サイドが全て使えるので安定感は抜群です。

そういう特性から、スクールのレッスン用としてはあまりおいしいところが使えません。でも、スクールのレッスンは自分が気持ちよく滑るためのものではないので、それで良いのかもしれませんが、フリー滑走の方がより楽しいスキーであることは間違いありません。

また、新雪に会うことができたら、このスキーの新雪でのインプレッションをお届けします。

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2012/1/7(土)2年ぶりのジュニアレッスン

今日は私の所属するクラブが毎年実施している、ジュニアスキー教室の1日目でした。去年はやっていないので、2年ぶりの指導になります。

今年は約90名の子ども達の参加がありました。スキーがまったく初めての子もいますが、何年かこのレッスンに参加してかなり滑れる子もいます。技術レベルによって班分けをしますが、私は一人でリフトに乗って滑れる子達の担当でした。

準備体操をした後に早速リフトに乗って、滑りを見せてもらいました。少しスキーがフラフラしている子がいましたので、まず、足の土踏まずの辺りにタイヤがついていて、コロコロ転がっているというイメージを持って滑ってもらいました。

すると、みんなスキーのフラフラは止まりました。じゃあと、柔らかいタイヤを意識してもらって、それをつぶす戻るでプルークボーゲンをやってもらいました。ところがこれはうまく意識することが難しいみたいです。

今日の班の子達は滑れると言っても、それほどしっかりとレッスンを受けたことのある子は少ないようです。カービングスキーを履いていて、エッジを立てることでターンをしようとする子もいました。これでも結果的に曲がることはできるのですが、最初からそれしかできないと、技術の幅がせまくなってしまいます。

そこで一旦ターンをあきらめて、プルークファーレンの洗練をすることにしました。プルークに開いたスキーを、大きくしたり小さくしたりしながらスピードコントロールをして滑ります。さっきの足の下のタイヤを思い出してもらって、滑ってもらうとこれはみんないい感じです。

実はプルークを大きく開くと、それだけでエッジが立ちます。ひざを入れないでエッジを立てる感覚を養うのに、この練習は役に立つのです。プルークボーゲンでもエッジが少し立っていないとターンはできないのですね。

これでリフト2本滑ったところで一旦トイレ休憩にして、その間に私は駐車場に走ります。実はクラブレッスンではいつもスキーが始めての子たちを担当してきたので、今年も同じだろうと思っていて、レッスンに使う小道具は今日はまだいらない、と車に置いてきてしまっていたのです。

車からスポンジボールを取ってきて、一旦スキーを外してもらい、ブーツの下にボールを置き、片足ずつでつぶしてもらいます。この時大事なのは、スキーの時と同じポジションを取ることと、ボールは足の力ではなく、片足に体重を預けるようにしてつぶし、ボールの弾力で戻すようにすることです。

まずはブーツで、次にスキーを履いてスキーの下にボールを置いてという形で何度かやってみました。それからリフトで上がって、雪の上でやってみます。

他の人は体を傾けて、とか、ひざを触るとか、そんな感じで教えていますが、それだけだとうまくできない子もいます。でも、このボールを使ってその弾力を感じてみると、雪上でも同じようにできる子が多いのです。

これで全ての子が完璧にできたわけではありませんが、大分いい感じになりました。必要な子には体を支えて補助をしてあげて、この動きを覚えてもらいます。

これでスキーもいい動きをしてくれるようになりました。ある程度できたらトレーンで滑ってもらいます。トレーンをすると、何がなんでもついていかないといけないと思うのと、進みたい方に顔を向けていられるので、ターンができてしまうのです。

仕上げはワンターンごとにターン弧を切り上げて、止まりそうになるところまで滑ってもらうでした。これはもっと急な斜面になった時に、スピードコントロールが容易になるためです。

これも多少のばらつきはありますが、みんなできるようになりました。スキーのテールだけでなく、トップもきれいに動いてくる子もありました。

そんなわけで、結果的には今日のレッスンはうまくいったのですが、プルークボーゲンが最初にうまくいかなかったときには、ちょっとあせりました。滑れる子ということで、プルークボーゲンなんか、簡単にできると思いこんでいたのが甘い考えでした。

来週は野麦に出勤なので、再来週担当するときはまた別の班かもしれませんが、今度は準備を怠り無くしていきたいと思います。

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2012/1/6(金)自分にとって当たり前のことも

スキーがうまくなってくると、いろいろなことが簡単にできるようになります。それはそれで素晴らしいことなんですが、これが教えるという立場にあると、障害になることがあります。

しばらく前からこのブログでは、良いポジションを保つことが大切ということを書いています。上級者にとってはそれは当たり前のことです。

良いポジションで滑れる人が、他人の滑りを見て、「後傾になっていますから、もっと前に体を持ってきなさい」などと教えます。ところが教えられた人は全然できないということが珍しくありません。

私は昔、いろいろな人から「後傾になっている」ということはさんざん言われましたが、そのほとんどの人から「体をもっと前に」ということしか教えられませんでした。でも、自分でわかっていてもやっぱりできなかったのです。

これはTOK先生のキャンプで、ターンの谷回り部分で直滑降に入るつもりで、と教えてもらってから徐々にできるようになりました。ところが、「自分が直滑降に入るつもり」でできるようになったので、同じように指導したら良いだろうと考えてやってみると、なかなかこれがうまくいかない。

そもそも、直滑降に入るという感覚を「怖い」と思っている人は、やっぱり腰が引けますし、スキーが移動しているのに、真っ直ぐ立ち上がろうとする人は、結果的に上体が遅れます。腰を前にと教えると、腰だけ前にでてしまい、やっぱり上体が遅れてしまったり、結構大変です。

同じことで悩まずにできてしまった人にとっては、一体なんでこんな簡単なことができないんだろう、と逆に悩んでしまうことだろうと思います。

スクールの教師という立場にあれば、教えたことが最初はできない生徒さんいるというのは当たり前なので、レッスンに入っていただいても、できないことがあっても何も心配ありません。わからないことはわからない、とはっきり伝えていただくことで、さらに良い方法が見つかると思います。

気持ちを楽にして、スキーを楽しみに来てくださいね。

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2012/1/5(木)止めないプルーク

今日行きつけのショップに行ったところ、去年のお正月にお子さんと一緒にレッスンをさせていただいたSさんにバッタリ会いました。

1年生のお子さんのことを聞いてみると、今年は20度くらいの斜面をいきなり滑ることができるようになったそうで、去年のレッスンがお役に立てたことを聞いて嬉しく思いました。

この時は、私とお父さんとの3人で追いかけっこをしながらどんどん滑るということをしたのですが、その後もこれをやってみたところ、スピードが出ても怖くなくなって斜度が少しあっても滑れるようになられたそうです。

子供の指導をしていると、プルークで止まれるようになると直ぐにターンを教えたがる傾向があるように思います。確かにスクール等では親に成果を見せないといけませんので、ただまっすぐ滑るよりもぎこちなくてもターンができた方が喜んでもらえるだろうとは思います。

でも、私がクラブ等で指導する時は、それほど斜度のない斜面をどんどんプルークファーレンのまま滑らせるということをします。いきなり難しいターンをやらされるよりも、子供たちにとってはスピードを出して滑る方が面白いに決まっています。

その中でだんだんとプルークファーレンを洗練していきます。ちょうど下り坂を自転車で走る時に、軽くブレーキをかけてスピード調整するような感じですね。強くブレーキをかけて止まることもできれば、軽いブレーキでスピード調整もできるというところまで行ったらターンを教えていきます。

だれでもスピードは怖いものなのですが、スキーの緩斜面で出るスピードなんてたかが知れています。でも、そんなスピードでもなぜ怖さを感じるのか?それは、スピードを制御できないことが怖いのです。

高速道路を100kmくらいのスピードじゃ眠い、とか言っている人でも、ツルツルの凍結路で30kmくらいでブレーキをかけたらロックしてしまったり、ABSが効きっぱなりしで、ブレーキ踏んでいるのに止まらないでぶつかりそうになったりしたら怖いはずです。

プルークファーレンでエッジの使い方なども、だいぶ上手になっていますから結局上達が早いです。

逆にこれをやらずにターンを教えると、もちろんできる子も中にはいますが、怖くてスキーを止めてしまい、スキーが滑らないから方向も変わらずターンにならない、というようになってしまう子が出てきます。

プルークで滑る時は、止めないプルーク、滑るプルークを身につけるのが大事です。ついでに言えば、これはパラレルでも同じことです。

怖さがあると自分でスキーをクルリと回してしまったり、強くエッジングしてスピードを殺してしまいますが、どちらもスキーに仕事をさせることができません。

スキーは滑っていないと方向を変えることはできないので、スキーを滑らせて上げることはターンの上達という観点からも大切なことなのです。

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2012/1/4(水)ズレのコントロール

私がスキーを本格的に始めた頃、プルークボーゲンもまだうまくできなかったのに、パラレルターンを見おう見まねでやっていたことがあります。

うまく雪の抵抗を受けてスキーを回すと言うよりは、ローテーションを使って回したりしていたと思うのですが、その時に気づいたことがありました。

スキーがかかとの方が大きく回るときと、前後が同じように回るときがある、ということです。その時は偶然、その違いが出ていたのに過ぎませんが、スキーの動きに違いがあることには気づいていました。

最近でもこういう言い方をするのか良くわかりませんが、かかとの方が良く回るという滑り方は「テールコントロール」。前後が同じように回るというのは「トップアンドテールコントロール」のことですね。

テールコントロールでは、ズレ幅が大きくシュプールの幅も大きい滑りになりますし、トップアンドテールコントロールでは、ズレ幅が少なくシュプールの幅も細くなる滑りになります。

この違いは滑走スピードの影響もあり、テールコントロールは低速向きの技術、トップアンドテールはよりスピードの速い技術になってきますね(トップコントロールはさらに高速)。

いろいろな技術をコーディネートして、そのときそのときの状況に合わせて滑るのが上手なスキーヤーだと思います。

さて、このコントロールなのですが、足元の支点にそのポイントがあります。テールの方を大きく動かすためには、前よりの支点が必要になります。拇指球あたりに支点あるいはオレンジをイメージして滑ると、テールがズレます。

土踏まずあるいは、もう気持ち後ろに支点があれば、スキーの前後が同じようにズレて回ります。

この足裏の支点の位置が正確にスキーがスプールを描いていく上の、ポイントになるのです。

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2012/1/3(火)かかとを押してくれるオレンジ

これは最近感じている自分の感覚なんですが、ターン中に雪からの圧が高まってくると、かかとのオレンジがつぶれてきます。切替の場面ではこれを急激に開放せず、ゆっくりと戻るようにしてあげます。

ここまではフィーリングスキーでは、普通のことですね。そうしてスキーがたわんで圧が溜まっていた状態から開放されていくのですが、この時に戻っていくオレンジがかかとを押してくれて、スキーが走るっていう感じがするのです。

オレンジがゆっくり戻るなら、それがかかとを押しても大したことはないだろう、と理屈ではそうなるのでしょうが、実際はゆっくりと板が加速して行くのです。

これは、フィーリングスキーでレッスンするためのイメージというのではなく、あくまで自分の感覚です。ですから、「わかる、わかる」っていう人もいるでしょうし、もっと違った感覚を持っている人もいると思います。

元々オレンジというのは仮想的にイメージしているものなので、人によってもっと違うイメージを持っても良いと思いますし、そもそもフィーリングスキーってそういうものだと思うのです。

こんなことをしていると、面白いことにイメージでない、リアルな感覚というものも磨かれてくるから不思議です。それまでオレンジがつぶれる、でイメージしていたスキーのたわみがわかるようになるのです。

かかとを押してくれるオレンジという感じを掴んでからは、緩斜面での微妙なスキーのたわみもわかるようになってきたので、緩斜面でも板の走りを意識できるようになりました。

思い起こしてみると、今シーズン硬いブーツを新調して使っているわけですが、このブーツを初めてレッスンで使ったときに、「かかとを押してくれるオレンジ」を感じました。

このブーツは一日使い続けるためにはまだ足に馴染んでいないので、レッスンやフリー滑走でも従来の柔らかいブーツも使っているのですが、一度掴んだ感覚はブーツが変わっても感じることができます。

もちろんそのためには、スポイラーを入れてバックルをしっかりと締めるということが私には必須です。でも、最後は自分の感性が勝負ということも言えると思います。

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2012/1/2(月)走る板

今日は野麦に出勤でした。スクールとしてはプライベートレッスンが入って忙しかったのですが、私はレッスンはありませんでした。まあ、年末に3日連続レッスンでしたので、少し体を休めなさいということだと思い、スクールの受付に専念しました。(笑)

そして受付の合間には、トレーニングバーンでフィーリングスキーでは普段はあまりやらない、プロペラターンや、グリュニゲンターンなどやって遊んでみました。こういうスキーをコントロールする基本技術は、あって無駄になるものではありませんからね。

さて、スクールのレッスンが全て終了後は、新人教師の「ともぞー」さん(女性です)に生徒役をしてもらい、アイスバーンの指導方法を試してみました。

アイスバーンはトーションの強い板を使って、カービングで縦に切っていくという方法もありますが、急斜面では普通の人にできる滑り方ではありませんね。

逆に地球に対して垂直に立ち、ズレながら落下して行くことにより、スキーがたわみ切れ上がっていくという滑り方もあります。この時支点は土踏まずでもターンはできるのですが、支点がかかと方向の方がよりスキーが切れ上がっていきます。

これをともぞーさんに実際に試してもらいましたが、彼女アイスバーンは苦手とか言ってたくせに、夕方になって硬くなってきた立て水のバーンをどんどんと落ちていきます。

私は後ろについて声を掛けながら、安全にコントロールして降りて行ったので、追いつくのが大変なくらいでした。そして、トレーニングバーンも上部は硬かったのですが、下部になって斜度が落ちたら、今度は彼女の板がヒュンヒュンと走る!走る!

落下してエネルギーの溜まった板の圧が解放されて、その力が走りに結びつき、きれいなS字ターンをしていくじゃないですか。

原理を考えてみたら当たり前ではありますが、この練習はこんな効果もあったのかと、私も自分でびっくり。彼女は前後バランスが非常に良いし、かかとでズレに乗っていくという練習を「しろくま」さんとしていたので、きっと良い結果が出るだろうと予想していましたが、予想以上でした。

私もこれで今後のアイスバーンのレッスンはバッチリできると思います。

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