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2012/1/30(月)廻旋運動の大切さ

ここ数週間で私が非常に大切と感じていることが廻旋運動です。廻旋という言葉は難しいと思いますが「ひねられる」という言葉に置き換えることもできます。

上体がフォールラインをキープする時に、スキーが回りこんできて、足首を起点として下半身がひねられていくことを廻旋運動と言います。プルークボーゲンなら外足だけ、パラレルターンなら両足がひねられます。

一般的にはこれを自分で足首をひねる運動と勘違いしている人が多いです。確かに低速のプルークボーゲンなどで、そういう運動をすることもできますが、スピードが上がったときに自分でひねると、その反作用で上体も少し回ってしまうはずです。

今シーズン、スクール以外にクラブでのジュニア指導もしているのですが、私の担当しているのはリフトに乗って少し滑れる子達です。最初にプルークボーゲンを教えたときに、すでにターンができる子達の中には、エッジを立てることで曲がろうとしている子が何人かいました。

ただ単にターンをするということだけを考えればそれでも構わないし、カービングスキーならターンの導入がしやすいということもわかります。でも、やはり私はスキーの前後差を使ったスキッディングターンを教えました。

その理由を子ども達に実演して見せたのですが、角付けだけで曲がる場合には大きなターンしかすることができませんが、スキッディングターンの場合にはもっと小さな弧のターンをすることができます。

それを見ると子供たちも良くわかって、こちらの狙い通りのターンをしてくれるのです。おまけにセンスのある子はテールを主体とした廻旋ではなくて、トップとテールが同じくらいずれて回り込んでくる滑りをしてくるのです。

いきなりそんな風に滑ってこられると、こちらが驚くいてしまうですが、そういう子は私よりも絶対にスキーが上手になると思います。

スクールで教えていると、ターンをするために上体のローテーションでスキーを回してしまう人がいます。この原因の一つに廻旋運動がうまくできないということがあります。土曜日のレッスンでも使ったのですが、「引くターン」を使うと自分から回すのでなく、雪の力でスキーが回って「ひねられる」という動きを覚えやすくなるようです。

新雪を滑る場合でも、小回りであれば廻旋動作があります。この場合はスキーが雪の中にある時にひねるのではなく、スキーが浮いたときに自分で若干の迎え角を作って次のターンに入って行きます。

そうすると雪の抵抗を受けて、スキーが回り込むことにより、ひねられてエッジングがされ、さらに大きい抵抗を受けるのでその反動でスキーが浮いてくるというターンになります。

この迎え角を作るということを、自分でひねること、と言うこともできますが、ここでスキーヤーがしているのは迎え角を作るだけで、それ以降のひねられる運動は雪の抵抗を受けることで行われているので、主体はやはりひねられる運動、と私は考えています。

カービングの大回りでは、廻旋動作はあまり使いませんが、カービングでも中回りよりも弧が小さくなれば、廻旋動作が必要です。以前にお見せした、ステンマルクのサイドカーブの無い時代のスキーでのカービングと同じ理屈ですね。

どうしても雪の力ではなく、自分でスキーを回してしまう、という人はこのひねられるという動きと、スキッディングということの二つを覚えていただくと良いと思います。


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