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2011/12/31(土)本年もありがとうございました。

今シーズンの野麦の営業は始まったばかりですが、昨シーズン後半は今年の話です。ということで、今年もたくさんのレッスンを受講していただいたみなさん、またこのブログをご覧いただいた皆さんに、お礼の言葉を申し上げます。

明日からもう来年ですが、引き続きどうぞよろしくお願いします。

さて、今日は年末白馬キャンプの最終日でした。昨日の白馬乗鞍&コルチナが良かったのですが、参加者のみなさんのリクエストで今日の会場も白馬乗鞍&コルチナです。今日は3日間で一番の快晴で、良い雪質の中、楽しくレッスンが出来ました。

私の担当のYoさんご夫妻は、昨日は白馬乗鞍しか滑っていないので、今日はなるべく多くのコースを滑ろう、ということにしました。昨日でポジションの問題は改善されたので、3日間の復習をしながらコースを回ります。

緩斜面ではほうきで優しく雪面をはいていくターン。落差を取りながらスキーが回ってくるのを待つという練習。オレンジに集中して雪面からの情報を感じ取りながら滑るなどいろいろなことをしながら滑っていきました。

お二人とも普段は急斜面は滑っていらっしゃらないようですが、コルチナの急斜面は行っていませんが、その他のコースのそこそこ斜度のあるところも滑りました。

奥様は急で狭いコースなどは少し恐怖感があるようですが、教師と一緒に滑ることでいろいろな課題をこなされていきます。

初日から見ると、お二人ともかなりの進歩があって、随所に良い滑りが見られました。急斜面だと少し慌ててしまう局面もありますが、中斜面ぐらいだったら落差も取れて、スキーもスムーズな良い弧を描いています。

この3日間で覚えたことを、今後も思い出して滑られれば、バリエーションのあるコースも滑れると思います。

どうもありがとうございました。また機会がありましたら、ご一緒しましょう。

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2011/12/30(金)年末白馬キャンプ2日目

年末白馬キャンプは今日が2日目。生徒さんは引き続きYoさんご夫妻です。昨日降った雪は少し湿っている印象があったのですが、白馬乗鞍の雪はさらさらと柔らかく気持ち良いものでした。

雪が良いので新しいことを覚えるのには良い環境です。また、エッジの捉えも良いので、無理をしなくても滑れます。最初は緩斜面からスタートしましたので、最初はオレンジコロコロを意識して滑ってみました。

そしてオレンジを通して、雪面をどんな風に感じるのかに集中して滑っていただきました。この感じていこうという意識が、筋肉をリラックスさせて楽なスキーをもたらしてくれます。

もう一本同じ斜面を滑りましたが、今度は少しイメージを変えて、やさしくほうきで雪面を掃いていく意識で滑ってみました。このイメージもリラックスして滑ることができます。

足慣らしはこれで終了して、もう少し斜度のある斜面で練習を始めました。昨日からお二人の滑りを見ていて少し気になっていたことは、バランスが少し後ろよりことです。緩斜面ではそんなに問題ないのですが、斜度が上がってくるとターンが難しくなってしまいます。

そこで今日のテーマを良いポジションを身に付けることにして必要なトレーニングを始めました。

まずは止まった状態で内足を持ち上げてもらい、これが楽にできる前後位置を意識していただきました。それからターンの途中で内足を上げてもらい、滑りながら良いポジションを探してもらいます。

お二人ともだんだん足があげられるようになってきました。しかし、こればっかりの練習では飽きてしまいますので、次の練習に移りました。いろいろなことをしながら、良いポジションで滑っている感じを感じ取ってもらうのが狙いです。

次は手を前に出して切替の時に両方のスキーを着いてもらいます。ターンの後半は抵抗を受け止めるために、誰でもバランスが後ろよりになります。これを一旦ニュートラルに戻すことで、次のターンに入りやすくなります。

これもある程度できたところで、今度は腕を伸ばして次のターン方向を指差すということをしていただきました。腕を伸ばすというわずかなバランスの違いが、ポジションを前寄りにしてくれるだけでなく、外向姿勢もできます。

この練習をしている時に奥様が、「今のはふとものが疲れなかった」と言われました。これは良いポジションに乗ることができている証拠です。

その後もいろいろやってみましたが、やはり奥様が「今のはふとももが疲れた」とか「今のは楽だった」と言われます。そこで止まった状態で、「ふとももの疲れない場所に立ってみてください」とお願いすると、「ここです」と言ってやってみてくれました。

そこで、「では、なるべくふとももの疲れないところをキープして滑ってみてください。」とお願いしたところ、ご自分でそれを探しながら滑ることができるようになりました。

私も正直これはびっくりです。ポジションの悪いことを感じることはできても、足の疲れを基準にポジションを探せる人はなかなかいません。

おかげで奥様のポジションは良くなったのですが、ご自分の感覚では「凄く前の感じがする」と言われます。そこでご主人に「奥様の滑りを見ていて、そんなに前だと思いますか?」と聞いてみると、「全然前じゃないよ」というお返事。

今までの自分からは非常に違和感のあるポジションですが、実は外から見た場合は丁度良い場所だったのです。

これがわかってからは、奥様の滑りが非常に良くなりました。また、ご主人には逆にダブルストックなどを使いながら、さらにいろいろと感じ取っていただきました。

結果としてお二人とも良いポジションで滑れるようになり、スキーもスムーズな動きを見せるようになります。

良いポジションというのは、本当に大切なんですね。

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2011/12/29(木)年末白馬キャンプ1日目

今日から年末白馬キャンプが始まりました。メインインストラクターはKaorinなんですが、私も初級者班担当ということで参加させていただいています。

私の担当はYoさんご夫妻です。ご主人は今年2月のキャンプに参加したことがありますが、奥様の方は2年ぶりのスキーということでした。3日間のキャンプですので、ペース配分を考えて初日はゆっくりと滑りました。

さて、お二人の滑りですが、無理をしない楽な滑りを目指していらっしゃいますが、奥様は久しぶりのスキーということで、スキーを早く回したいという思いを感じました。しかし、若い頃は結構スキーに行かれていたということで、山回りでのバランスは悪くありません。

まずはオレンジを足の裏に意識してもらい、それがコロコロと転がっていることだけを意識してもらいました。これにより、数回滑るうちにスキーの支点が定まってきました。

次は圧変化です。ターンを急ぐと圧変化が大きくなり、体の負担が大きくなります。そこで足裏のオレンジが、ゆっくりつぶれる戻るというイメージを持っていただきました。これでスキーが丸いターン弧を描くようになりました。

ただ、まだ早くターンを終わらせて次のターンに入りたいというお気持ちがあるようです。ターンの切替では、斜めに少し直滑降するつもりで滑っていただいているのですが、慌てるとこのニュートラル部分がなくなってしまいます。

最後はスキーが回ってくるのを待つという意識を持ち続けていただくように滑りました。これで私が見たイメージはかなり良くなったのですが、内足がまだ引っかかる感じが残っているそうです。

オレンジイメージは、押すだけでなく、引くイメージも行っていますので、これが上手くできると引っかかり感は解消されるはずなのですが、プルークポジションが残っている内は、多少の違和感があるのは止むおえないと思います。

ですから、なるべく回そうとしない、スキーに任せればターンをしていってくれるという意識を持って残りの時間を滑って初日は終了です。

お二人ともまだ完全に満足という状態にはなられていませんが、まだキャンプはまだ2日間ありますので、じっくりと上達していかれれば良いと思います。今日の滑り初めと比べると、スムーズ感は全く違いますので、また明日から良い滑りが出来てくると思います。

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2011/12/27(火)関心の高いテーマ

先ほどブログを書いてアップしたのですが、丁度メンテナンスに入って消えてしまいました。同じことをもう一回書くのは疲れるのですが、復旧のしようが無いので仕方ありません。

さて、このブログの左の下に「検索フレーズランキング」というものがありますが、その上位の10位の中の5つが「新雪、深雪」です。

スキー場の直ぐ近くに住んでいるのでなければ、なかなか新雪にめぐり合う機会はないでしょうから、練習もままならず滑れないということだと思います。

昨日辺りまで長野県の北部も大雪でしたが、今年の1月にも大雪が降ったことがあり、野沢温泉や小谷村の積雪量が特に多かったので、月曜日に仕事を休みにして白馬乗鞍へ深雪を楽しみに行きました。

前にも書いたことがありますが、白馬乗鞍は意図的に非圧雪のところを残していてくれますし、連絡コースの崖側みたいな普通のスキー場では滑れないところも滑らせてくれます。

おまけにどちらかと言うとマイナーなスキー場ですので、平日でしかも雪降りとなればほとんど貸切状態のようになります。バージントラックをどんどん刻んで滑れるので、これから深雪を練習したい人にとっては絶好の場所なのです。

深雪レッスンもしてみたいとは思うのですが、大雪がいつ降るかなんてことは誰にもわかりませんから、予定を組んでおいても新雪に恵まれないこともあり得ます。

お天気の状況を見ながら、「明日、白馬乗鞍に集合!」なんてことが出来れば良いのですが、普通に仕事をしている人には難しいですよね。

それでも、ゲリラ深雪ハントがあったら行きたいという方がいましたら、予め私宛のメールでお知らせください。私が行動するときにはご連絡しますので。

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2011/12/26(月)スキー技術の習得に対する考え方

私は体操競技に関しては素人ですが、良い演技をするためには、バランス能力や柔軟性などが必要なことは理解できます。

同様にスキーでもそれに相当するようなスキルを持っていると、フィーリングスキーでのイメージ力がより効果的なのではないか、そんな風に考えています。

土曜日のブログにも書きましたが、この前のレッスンでは、そんな考えからスキーを操作する技術を上げるようなトレーニングを取り入れてみましたが、結果は上々でした。

トップクロスという滑り方があります。プルークポジションから、内足を持ち上げて、外足の上でクロスした状態で滑ることです。以前に八方のスクールでTOKさん以外の先生から、毎回スキーに行くたびに、このトップクロスを最初の1本か2本を使って練習してみなさい、と言われました。

この練習は、外足にしっかりと荷重が出来て、なおかつ圧の来る方向に向いて外向姿勢がとれていないと上手く出来ません。この二つの要素はフィーリングスキーでも大切で、そのためにジュースを浴びるイメージを使ったターンなどがあります。

ただ、外向や外傾などは、日常生活ではあまり行わない不自然なフォームであることも確かです。そうすると、その姿勢を取れるようになるには、必要な筋肉も少しは鍛えられていないとならないと思うのです。

筋力だけでなく、バランスを取る能力もスキーには大切です。何度かここで書いていますが、私には昔のパソコン通信の時代に知り合った、フィーリングスキーでないスキーの師匠がいます。

その人はスキーが全く出来ない時に、スキー場でパトロールとして働き始め、最初のシーズンに1級を取り、3シーズン目には準指、5シーズン目に正指を取った人です。

彼曰く、「パトロールで毎日スコップを持って滑ったり、スノーダンプを持って滑ったのが良い練習になった」そうです。もちろん、きちんとしたスキーの練習もずっとしていたのですが、そういう特殊な経験がスキーの上達に役立ったということですね。

それだけでなくて、仲間でバックシュテムターン(普通の山開きだけでなく、谷開きも)とか、ビンディングを前後付け替えて、バックパラレルターンなどの遊び練習もしていたようです。その練習を通して、いつでも良いポジションにいるということを体が覚えたと言っていました。

まあ、ビンディング付け替えまでするのはともかく、いろいろとバカなことをして遊ぶこともスキーの上達に役立つのですね。子どもなんか特にそうで、面白そうなものを見つけると、直ぐに入っていって遊びますよね。

書いているうちに、だんだんとまとまりがなくなりましたが、地道な基礎練習も遊びのなかから技術を得ることも、どっちも大事なことじゃないかなあ、という無責任な結論を無理やり出してみた次第です。

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2011/12/24(土)スキーが仕事をしてくれるポジション

今日はスペシャルレッスン、「急斜面は怖くない」を担当しました。生徒さんはDさんご夫妻とUさんの3人です。みなさんフィーリングスキーの経験がおありですが、普段とは少し違うレッスンを考えていました。

最初はトレーニングバーンでストレッチングターンから始めました。極端に大きくなったり小さくなったりして、体を動かしてみると、個人の持っている問題点が出てきました。ここで注意したことは、ブーツのタングの部分にすねが常に軽く接触していることです。

出来る人は、さらにこのすねの部分で雪からの情報を感じ取ってみるということです。タングの部分はブーツのシェルに比べて柔らかいので、感じ取りにくいところなんですが、あえてそれをしていただくことにより、よりポジションが明確になります。

ある程度体を動かした後で、オレンジに戻りましたが、このオレンジが急激な圧変化をしないように、ゆっくりつぶれて、ゆっくり戻るというイメージです。スキーは余計な力を加えなければ、本来の性能を発揮してくれるはずです。

しかし、ガクッ、ガクッという動きがスキーに伝われば、スキーの動きもギクシャクします。それを意識しながら滑らかにオレンジの動きをしていただきました。結果としてみなさん、スキーの動きが良くなったのですが、まだ若干外スキーに乗り切れていない人もいらっしゃいました。

そこで、内足を持ち上げるターンをやってみました。これは内足を上げることが目的ではなく、内足を上げることが出来るポジションに常に乗っているということが重要です。

これでみなさん、外足に十分荷重ができるようになり、スキーが切れ上がる要素が出てきました。後は無限大ターンで、スピードコントロールをしたり、オレンジをターンのどの局面でも足裏から離さないことで、雪面とのコンタクトを失わないという練習もしました。

ここまででお昼になりましたので、午後は上部のゲレンデに上って急斜面でのスピードコントロールに磨きを掛けることに。

午後は普段フィーリングスキーではやらない、お遊びの要素を取り入れてみました。これも技術の幅を広げることで、いろいろな斜面への対応力を高めようという狙い、プラス常に良いポジションにいることが出来るようにという目的です。

木の葉ターンや内足を持ち上げての横滑り。バックスライド-チップターン。歩きながらターンなどです。これは皆さんには楽しいチャレンジになったようで、横滑りやバックスライドが少しずつ出来るようになると、「おっ、出来た出来た」みたいな感じで、自然に笑顔が出てきました。

次にこれらの練習の延長線上として、スキーを少し振り回すようなターンをしてみたのですが、こちらの意図に反して、みんなの滑りが小回りになってしまいました。これは実は私にも予想外だったのですが、小回りをあまりしたことのない人もいきなり小回りっぽい滑りができてしまったのです。

せっかくここまで来たので、ここからは小回りを練習することにしました。「くるりーん、オレンジ。くるりーん、オレンジ」というつぶやきで、スキーを廻旋させてからスキッドして行くのですが、先ほどのお遊び練習でスキーが滑り続けることで、スキーが回るということがわかっているので、「くるりーん」とつぶやいても、板を自分でスピンさせて回すようなターンにはならないのです。

しっかり、オレンジからジュースを浴びることで、板が切れ上がりスピードコントロールもバッチリです。みなさん、これだけの小回りができれば、ほとんどのスキー場のほとんどの斜面を楽しむことが出来ると思います。

今日は不思議な流れで、午後は「急斜面エレガント小回り講座」的なレッスンになりましたが、結局それができたのは、スキーが仕事をしてくれる良いポジションに乗り続けることができるようになったからでした。

当たり前のことですが、良いポジションというのは本当に大切なことですね。

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2011/12/23(金)スキーにお任せ

今日からフィーリングスキースクールが開校しました。今シーズンの生徒さん第一号はスクールの常連のSさんでした。

シーズン初めなので基本のオレンジターンからはじめました。Sさんはオレンジターンはもう何度もやっているので、一つだけ条件をつけました。

これまで意識していた大きさのオレンジよりも少し小さい、Sサイズのみかんくらいの大きさのオレンジを土踏まずに明確な意識を持って滑ってもらいました。フィーリングスキーのイメージは何でもそうなのですが、なるべくはっきりとイメージすることが大切です。

さて、Sさんの滑りをみていると、急斜面でもオレンジを押す意識が見られました。緩斜面では自ら圧を加えるような動きをしないと、オレンジをつぶすことは難しいのですが、斜度が増すとその分運動エネルギーが増えますので、斜面移動をするだけでオレンジが「つぶされる」ようになるのです。

これでSさんの滑りが少し楽になりました。そして、もう一つ気づいたことがあります。ターンに入るときに、ややスキーを振ってしまうのです。そんなに極端なものではないので、滑りの感触が悪くなるほどのものではありません。

しかし、もっと楽なスキーを覚えるためには、一工夫が必要です。そこで、オレンジが斜面移動しながらゆっくりと、つぶれる→戻るを意識してもらうようにして、ターンをしてもらいました。

谷回りでオレンジがつぶれる時には速度が増しますので、オレンジは短時間でつぶれます。そして、戻るときにはターン中のスピードが落ちますので、オレンジはゆっくり戻ります。

しかし、つぶれる、戻る、それぞれの時間の中で急激に運動が起こらないように、じっくりとオレンジから圧変化を感じてもらいました。

こうして、圧変化がゆっくりと行われると、ターン前半にオレンジがつぶれた力が戻るときに、じわっとスキーを動かしてくれます。これを良くスキーが走ると言いますが、そのためにはある程度時間を掛けて圧を開放していかないとけないのです。

このようにオレンジの動きを意識して滑ってもらうことにより、Sさんの滑りに変化が現れました。それまで、自分でスキーを操作しなければならない、という意識があったのが、スキーに任せる滑りが出来るようになってきました。

ターン前半に貯められた圧を利用して、スキーが切り替えられて次のターンに入っていくというS字ターンになってきました。その動きをみていると、スキーが自分の意思を持っているかのように、実に生き生きと動いていくのです。

不思議なもので人間が無駄にスキーの操作をしようとすると、かえってスキーの動きが悪くなってしまうものなのです。

元々、Sさんはスキッディングで斜面移動をすること自体は上手でしたので、それが上手く行かされてフレームレッスンの1時間半という短い中でも滑りが変わりました。

後はこれを忘れないように、繰り返しドリル練習をすることで、無意識の内に良い滑りができるようになってきます。

Sさん、どうもありがとうございました。機会があったらまたご一緒しましょう。

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2011/12/22(木)経験値の増やし方

明日はいよいよ待望の野麦オープンです。オープンが延期された分、昨日も書いたように降雪部隊のみなさんの徹夜作業により、ゲレンデはかなり良い状態のようです。

おまけに寒波が来ていますので、今日松本市内から野麦やその他の山を見ると、どこもかしこも雪降りでした。良い状態でオープンを迎えられることを、人の努力と天の恵みに感謝したいと思います。

さて、私は以前は松本市近郊にある、小さなスキー場をホームゲレンデにしていました。そこのスキークラブには今も所属していますが、シーズンの大半をそのスキー場で過ごしました。

最初の頃は良かったのですが、だんだんとスキーの上達にかげりが出て来ました。その一つの原因がこのスキー場でばかり滑っていたことです。

誤解を招くといけないので、もっと詳しく説明します。このスキー場自体は私はいいスキー場だと思います。ただ、小さなスキー場であるがゆえに、滑るのはいつも同じ斜度のコース、コース状況もそれ程は変化が無い。それで経験地が不足してしまったわけです。

今になってわかるのですが、斜度や雪質がいろいろに変化するところを滑らないとスキーはある程度以上には、上達しないものなのです。

いろいろな斜面と言っても、上手く滑れないことも多々あります。でも、滑れないながらも入って行くことにより得られる経験が他の斜面を滑るときにも役に立つのです。

誰でも整地された斜面の横に、未圧雪のところがあれば入っていくと思いますが、そのちょっとの努力が後で大きな経験となるのです。

昨シーズン、私は一回だけ他のスキー場で深雪三昧をしましたが、その他は野麦でばっかり滑っていました。しかし、野麦のあらゆる斜面を滑ることにより、十分な経験が得られました。

ガリガリのアイスバーンがあったと思うと、ストックが届かないような深雪があったり。野麦のベースは人口雪で固く、天然雪オンリーのゲレンデでは、整地でも滑る感触が違う、などです。

ですから、野麦に来るみなさんは、ラビットからチャンピオンばかりでなく、あらゆるところを滑り倒してください。それがきっと皆さんの成長を助けてくれますよ。

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2011/12/21(水)中庸がわかるためには

物事は中庸が大切とよく言われます。中庸とは極端にならない、丁度良い具合のことです。

実はこれに関して、前回の技術研修の中でお話がありました。スキーの技術を習得する段階、まだ練習の段階では、言われたことを相当極端にやってみる。そしてスキー教師から「やりすぎだよ」と言われたら、そこで止める。

例えば、今回の講習の中では外向姿勢を極端に、気持ちの上では後ろを向くくらいに、作ってみなさいと言われました。そのようにやり過ぎた時には、スキーがむしろ不快に感じるかもしれない。

しかし、練習の段階ではやり過ぎよりも、やらな過ぎるほうがいけない。やり過ぎたなら丁度良いところまで戻ることが出来るが、そこまで行かないと、丁度良い場所には永久にたどり着くことが出来ない。ということでした。

実はフィーリングスキーの創始者のTOKさんも、良くそのことを言っておられました。またフィーリングスキーでないスキースクールで昔私が習ったときも、やはり同じことを言われました。

「傍から見ていると、自分では一生懸命にやっているつもりでも、全然動いていないように見える。上下動を使え、と言われたら、これ以上伸び上がれないところから、これ以上小さくなれないところまでやってみなさい」と。

本当に良い滑りというものは、必要最小限の動きしかしないものです。でも、そのくらいの動きで十分滑れるということは、もっと大きく動いてみてからでないとわからないのですね。

いよいよ明後日から、野麦峠スキー場の営業が始まり、スクールもオープンします。雪も野麦のスタッフの方が連日作ってくれて、チャンピオンとトレーニングバーンは滑れる見込みです。

とても良い条件のスキーになりそうですが、レッスンで選ぶ斜面も、教えることも生徒さんの技量を高めることが出来るように、可能な限りいろんなシチュエーションを体験出来るように選びたいと思います。

どうぞ、私のレッスンに当たった人は、極端なことを求められたり、変なところを滑らされたりしたら、良い滑りの学びの場であることを理解していただけたらと望んでいます。

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2011/12/20(火)大衆車とレーシングカー

先日のスクール研修では、集合時間よりも1時間早くスキー場に着きました。そこで早速、新しいブーツREXXAM DATA-RMを試してみました。

この前、ブーツを調整してもらったので、非常にタイトですが足にはフィットしています。ただし気温が低いところへインソールを外していますし、この日はブーツに掛けるカバーも持っていかなかったので、足が結構冷えてきます。とりあえず研修前だけブーツを試して、研修中は古いブーツで滑ることにしました。

それで新しいブーツがどう変わったかと言うと、基本的には12/7のブログに書いた通りでなんですが、簡単に言うと今までのブーツを大衆車とすると、新しいブーツはまさにスポーツカーを通り越して、レーシングカーです。

元々このブーツはレース用のものですから、とにかくダイレクト感が強くレスポンスが良いです。今までのブーツは結構ルーズにズルズルとずれる感じがあったのですが、このブーツはずらすこともできますが、カービングがビシっと決まる感じ。

もちろん、スキー板は同じですから、前のブーツでも同じようにカービングはできます。でも、切り替えから角付けするまでの時間がワンテンポ遅れる感じになります。

硬いブーツですから、雪面からの情報もバッチリ感じ取ることができます。自分が滑って技術を磨いていく上では、この上ない相棒という感じですね。

ただ、思ったことは、自分が滑る分には良いのですが、レッスンで使ったときはどうなんだろう、ということです。

普通、生徒さんはこんなブーツは履いていませんし、バックルさえも緩く締めていることが多いです。ブーツの履き方は指導できますが、生徒さんのブーツよりもはるかに性能の良いブーツで、こんな風に感じるでしょう?と言ったところで、どれだけ同じ感覚を共有してもらえるのか?

せめてスポイラーを使ってもらうとか、これからは生徒さんのブーツに関しても十分に配慮をしないといけないと思います。普通のセダンに乗っている人に、レーシングカーと同じ走りをしろと言っても無理がありますからね。

もちろん、スポーツ走行の基本のエッセンスを伝えることにより、普通のセダンでもスポーツ走行をすることができます。私だってスキーでレースをしているわけではないので、そこまでシビアに考える必要はないのかもしれませんが。

ところで、REXXAMのフレックスですが、ディレクターのオッキーが使っている、ノルデイカの160というフレックスのブーツに比べると、そこまで硬くはありませんでした。150でもそれは同じだとは思いますが、仮にノルディカに140というフレックスがあったら、それと同等か硬いくらいかもしれません。私には十分な硬さですね。

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2011/12/19(月)名人芸を堪能

Utamaru今日は長野市のホクト文化ホールで行われた、桂歌丸さんの落語家になって60年を記念する、特選落語会に行って来ました。

うちの高校生の娘が「笑点」が大好きなのですが、歌丸さんだけでなく、笑点メンバーの三遊亭円楽さんや、小遊三さん、好楽さんも出演する上に、特別席でお土産もあるということで、ぜひ行きたいというし、私も歌丸さんの落語は聴いてみたいと思いましたので、一緒に行くことになりました。

最初にこの4人が一緒に登場して、歌丸さんに60年記念のお祝いを言うのですが、まあ、このメンバーがまともなことを言うわけもなく、いつものように歌丸さんをからかうようなことばっかりを言うのですが、そうやって笑わせながらも、歌丸さんのことを色々と紹介していきます。

歌丸さんは日本が戦争に負けたころに小学生だったのですが、その頃はラジオしかなく、週2回の落語の放送をずっと聴いていたことや、当時は小学校と言っても体育館がなく、雨が降ると体育が中止になり自習の時間になるのですが、物がないため教科書もろくにない。

何か出来ることはないかと、歌を歌う子がいたり、他のことをする子がいたりする中で、歌丸さんが落語をやったところ、これが大いに受けて雨が降った日の体育の時間は歌丸さんの落語の時間になっただけでなく、他のクラスからもお呼びがかかるようになった、などなど、面白い話をたくさん聞きました。

その後は円楽さん、小遊三さん、好楽さんの順で高座を務めて、最後に歌丸さん登場となるのですが、実はちょっとだけ冷静な目で演目を見ていました。

円楽さんは歌丸さんや、小遊三さんのことを面白おかしく落語にしてみんなを笑わせているのですが、ちょっと引いてみると本当に素晴らしい話芸を見せてくれました。

そして、小遊三さん、好楽さんと進むに連れて、大笑いする場面もたくさんあるのですが、それぞれの芸を聞かせる雰囲気を徐々に広げていくのです。好楽さんが聴かせる都々逸は一聴の価値があると思いました。

トリは歌丸さんですが、やはり笑わせるところはしっかり笑わせるのですが、噺家というだけあって、人物や物語の描写が非常に見事です。落語の世界の奥深さというものを十分に堪能させていただきました。

実は今日は奮発して特別席のチケットを買いました。特別席と言っても前の方の席は売切れてしまって、21列目の左端だったのですが、この席にはお土産がついていて、娘はそれがぜひ欲しいと言っていました。

Utamaru2これが今日のお土産なんですが、何ともしゃれてますよね。娘も喜んでいました。

落語を聴いてスキーが上達するわけはありませんが、こういう心を豊かにすることに目を向けることは、人生そのものもより豊かにしてくれるのではないかと思います。

歌丸さんには、これからも元気で落語を続けていっていただきたいと思います。

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2011/12/17(土)スクール研修会

昨日書いたとおりに、野麦のオープンは23日に延期されたため、今日は乗鞍でスクールの研修会でした。

実際には今日明日と二日間の研修です。私は今日しか参加出来なかったのですが、班分けをした上で技術研修及び、模擬レッスンを行います。

今日は私の班は、午前中は講師のSEIGOさんより技術研修を行っていただきました。

今日のテーマは外向傾と捻りということです。最近はカービングスキーの出現により、これらの技術が軽視されがちですが、あらゆるシチュエーションを安定して滑るには、欠くことのできない技術です。

私もシーズン前にグッギーのビデオを見て、その大切さを再認識していたときでしたので、非常に参考になりました。

午後からはインストラクター2名と、jpSKIから募集した1名の生徒さんの計3名に生徒役をしていただき、私が模擬レッスンを行いました。

しかし、生徒さんがこのメンバーですから、単なる模擬では面白くありません。みんな上級者ではありますが、何か役に立つことをと考えて、レッスンを始めました。

シーズン初めですので、まずは基本であるスキーの前後差のお話やオレンジ、押すターンと引くターンなどで足裏の感覚を磨いていただきました。まあ、こういうことも良くわかっている人達なので、オレンジも漠然と意識するのではなくて、「きんかん」くらいの小さなオレンジでピンポイントに意識することで、より感じ取ろうとする集中力を上げてもらいました。

次にジュース浴びターンです。これも、さっきの小さなオレンジがスキーのどの位置にあって、そこから体のどの位置にジュースが飛んでくるかを明確に意識します。

トップに近いところからジュースを浴びると弧が大きくなり、ビンディングの近くだと弧が小さくなるなどを改めて体感していただきました。

その後、最初土踏まずに意識していたオレンジを、もっとかかと寄りに移動してみることで、滑りがどう変るのかを試していただきましたが、単にかかとへと言っても、それを意識するのは難しいので、お菓子作りなどに使う麺棒(のし棒)のように、オレンジを足裏でころがすようにして、位置を変えてみるということをしてみました。

私の場合、かかと支点だとくるぶしの下のあたりにオレンジが来る感覚なのですが、これは滑る人により微妙に異なる場合があります。

ですから、位置を変えてみて自分の感覚ではどうなるのか、ということを重点に意識してもらいました。時には動かし過ぎなくらい後ろにしてみたり、土踏まずに戻してみたりです。

練習の段階で繰り返しこういうことをしておくと、実際の滑りの時にその感覚が対応度を上げてくれます。

今日のレッスンは、一回で滑りががらりと変るものではありませんでしたが、生徒さんが自分で上手くなる助けになるものです。

模擬とは言え、今日生徒役をして下さったみなさんの役に立てれば嬉しいと思います。

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2011/12/16(金)明日は乗鞍

明日は予定では野麦のプレオープンになっていましたが、23日にオープンは延期になってしまいました。スクールの研修会も予定されていましたが、こちらは乗鞍に会場を変更して行われることとなり、2日間の日程でスクールの教師達が乗鞍に集合します。

技術研修と模擬レッスンを通して、教師としての力を磨き、今シーズンのレッスンに万全を期すのが目的です。

私は明日1日しか参加できませんが、スクールに来ていただくみなさんに満足していただけるように、私もベストを尽くします。

乗鞍は今のところ、コースが1本しかオープンしていませんから、見ればすぐそれとわかると思います。乗鞍にいらっしゃるみなさんがいましたら、研修の合間を見て声をかけてみてくださいね。

ということで、私にとっては今シーズン3回目のスキーになりますが、新調したブーツの具合を見るとか、大切なこともありますので、時間をムダにせずに課題をこなしてきたいと思っています。

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2011/12/15(木)ブーツ調整

今日は八方へ行こうと思っていたのですが、朝の時点で八方だけでなく、五竜や栂池も強風でリフトが運転を見合わせていることが判明。さっさとあきらめて、ブーツの調整に行ってきました。

何度か書いてますが、私の足は幅広甲高。ミディアムラストのREXXAM DATA-RMと言えどもボリュームが不足しています。この前もいじってもらっているのですが、「きれいに」直しができる限界を超えているという店長の判断。

可能であれば、ブーツが本来の形を損なわない程度でチューンをしていくのが良いのですが、それ以上になるとブーツを見たときの出っ張りが気になったりします。

足が痛いよりはそっちの方が良いと私も判断して、チューンしてもらいました。

これでかなり良くなったものの、ボリュームがまだ少し不足して、甲のあたりが少し窮屈です。そこで、しばらくは私自身の判断でインソールをはずして履くことにしました。

その内にインナーがなじんで、インソールが入るようになるだろうという期待を込めての処置です。インソールがなくなると、足裏に微妙に隙間ができてしまいますので、ブーツからの情報を感じ取るのに不利にはなるのですが、背に腹は代えられない。

無理をして足が変形したりしたら、本当に困ります。自分の足の形が何とも恨めしい・・・。

ところで、今日お店にBALBELLOのフレックス100のブーツがあったのですが、これが市販のままの状態で私に足に良く合うこと。見た目からボリュームがあります。

これで硬さがあれば理想的なんですけどねえ。

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2011/12/14(水)明日は八方

今日はASAMA2000へ行く予定だったのですが、レッスン申し込みが無く、仕事の方も忙しかったので止めにしました。今年は両手で足りないほど徹夜してまして、この歳でちょっと辛いものがあります。

もっとも若いときみたいに、完徹というのはできなくて、朝まで仕事していても途中2時間とか寝ないと持ちません。そして、その2日後には朝起きられないとなって、果たして徹夜した意味があるのだろうか、などど思います。

いい歳をしているのですから、もう少し効率良く仕事をすることを覚えないといけませんね。

さて、今日行かなかった代わりというわけではありませんが、昨日から八方がオープンしていますので、明日は少し滑って来たいと思っています。

八方はもう6年くらい行っていません。滑れるゲレンデは黒菱が主体で、兎平は帰りのみ滑れるらしいです。コースは少ないですが、天然雪だしリフト券も安いし、ということで楽しんでこようと思います。

明日はあんまり難しいことは考えっこなしです。スキー教師とは言え、たまにはそういうのもありですよね。

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2011/12/10(土)ステンマルクの滑り

先日ちょっとステンマルクのことを書いたのですが、今日たまたまYouTubeで彼のビデオを見つけたので、見ていただきたいと思います。現在のようなカービングスキーが無い時代のステンマルクの滑りです。

スキーのたわみを作るために、外足一本でスキーに荷重していくというところは、最近のスキーヤーからすると違和感があるかもしれませんが、全体を通して見ると私がこの前書いたことと共通の要素があります。

廻旋動作からスキッディングしてスキーが雪の抵抗を受けてたわみ、切れ上がっていくという流れが見て取れますね。

こちらはポールの中を滑っているところです。今のカービングスキーのようにターンの前半から雪を捉えていくような滑りはできませんが、ターンの後半はズレのない切れの良いカービングターンになっているのが良くわかります。

用具によって多少技術は変わりますが、技術の基本は変わらないんだなあって思いますね。

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2011/12/8(木)ズレに乗って落ちる

最近、同じようなブログの内容が続くと言われてしまいそうですが、大切なことなので少しずつ視点を変えて書いていますので、ご容赦ください。

今スキーと言えば、サイドカーブのついたカービングスキーが主流です。スキーのセンターが細く、トップとテールが太いので、スキーを傾けてやるだけでターンをすることができます。

それに対して、以前の真っ直ぐなスキーは傾けてやるだけでは曲がらず、廻旋動作によってスキーに迎え角をつけてあげないとターンしてくれませんでした。

しかし、その真っ直ぐなスキーの時代でもカービングターンというものが存在していました。ステンマルクの当時の滑りなどを見ると、カービングスキーを履いているかのように、スキーの弧が切れ上がっています。

その秘密はスキーのたわみにあります。最近もこれについては事あるごとに書いていますが、スキーでかかと支点でズレに乗って斜面移動をして行くことにより、スキーがたわみます。

この時に、スキーにはビンディングの前と後ろで長さに前後差があります。そのため、トップの方がテールよりも大きな抵抗を受けるために、よりスキーがたわみます。

それにより、テールよりもトップの見かけ上のRが小さくなり、その結果としてスキーが切れ上がるようになります。

ただし、スキーの迎え角(進行方向に対して、内側を向く角度)が大きすぎると減速要素が大きくなります。少ない迎え角で素早くスキーをたわませることにより、スピードの速いカービングターンを実現していたのですが、これはスキーヤーの技術差が非常に出ます。

それに対して、今ではカービングスキーが主流になりました。カービングスキーにも長さの前後差はありますが、それに加えてトップとテール、特にトップが太いのでより大きな抵抗を受けますので、トップがよりたわみカービングになり易いという特性を持っています。

しかし、カービングスキーはその特性からスキーを倒してやるだけでも、ターンしてしまいます。この時に強い角付けをすると、スキーはガッチリと雪面に食い込んでターンをしてくれるのですが、進行方向に何か障害物があった場合に、急に方向を変えるということは難しくなります。

常にスキーの動きをコントロールして行くためには、エッジングだけでなく、スキーの前後差を生かしてスキーのたわみを作ることが必要になります。この時はエッジが雪面に完全には食い込んでいないので、自分からいつでもスキーのたわみを開放してやることができます。

そのために必要なのが、「かかと支点」でズレに乗って落ちるということなのです。この技術は高速のカービングだけでなくて、小回りにも有効です。

スキーがたわんでターン弧が切れ上げることにより、スピードが良くコントロールされた小回りになります。スピードが良くコントロールされた、ということは必ずしも「ゆっくり」としたターンとは限りません。

高速の小回りをしても、暴走せず、スピードが一定の滑りになります。これはスキッディング要素を少なくすることにより、切れ上がりが少なくなり、スキーがフォールラインを向く時間が長くなるからです。

ターン弧の大きさや深さを自由自在にコントロールして、スピードも制御して行くのには、スキーの基本的な特性を知ってそれを生かすことが大切なのです。

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2011/12/7(水)要調整

今日はわずかな時間でしたが、新しいブーツを持ってASAMA2000に行ってきました。

肝心のブーツの方なんですが、まだ足にフィットしておらず、滑っていると足が痛くなるという状態でした。今後調整してもらいながら、また様子を報告します。

少し滑っただけでの感想ですが、ブーツが硬いことによるメリットは、足元がしっかりとしているということです。

これは少し説明が必要だと思います。特に小回りの時には短時間で角付けがされ、雪面からの圧も急に来ることによりスキーと同時にブーツもたわみます。この時、新しいブーツはたわみが少ないようで、ダイレクト感があります。

ですから、スキーが素早くたわみ、切れ上がるという風になりますので、しっかりとした技術があれば、小回りがやりやすくなります。

デメリットとしては、この間から書いていますが、履く、脱ぐが大変ということです。今日は車内にブーツを積んで行きましたので、なんとか履けましたが、冷たい所に置いておいたら相当大変だろうと思います。

ただ、これも私のように足幅がぎりぎりな人のことで、足幅が細い人ならもっと楽だと思います。ですから、ブーツをもう少し調整してもらうと、また変化があるはずです。

それとこれは私に限った話ですが、右足のみカントを外側に振ってあるのですが、そのせいか右足でのスキーが気持よくずれにくい感じがしました。

これはスキーのチューンナップとも関係があるかもしれませんが、片方だけエッジが立っているということもないと思うので、次回は右足のカントをゼロに戻して滑って様子を見てみたいと思います。

確か、REXXAMの今シーズンモデルは、ブーツのベースの部分が1度外側に振ってあるはずなので、右足のカントがつけてあると、角付けが多くなりすぎるということかもしれません。

逆に左足は気持ちよくずれて、雪の抵抗を受けて自然なカービングになるという感じでした。

まだまだ調整は必要ですが、ブーツのポテンシャルは感じ取ることができました。

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2011/12/6(火)ニューブーツの続き

この前、硬いブーツで滑るとき以外は少し苦労している、ということを書きましたが、今日はショップに行ってその辺のことを聞いてきました。

インナーブーツの取り外しに関しては、シェルの硬さ以外に私のものはフォーミングをしてあるので、その分形状が通常のインナーブーツよりも、飛び出している部分があります。

その分シェルにフィットしているわけですが、そのインナーを出し入れしようとすると、普通よりも苦労しなければならない。さらに通常のインナーはつるつるした部分があって、滑るのですが、材質的にフォーミングブーツは滑らない。

よって、シェルの硬さと相まって、インナーの取り外しが大変ということでした。ですから、ノーマルタイプのインナーの方が、こういう面に関しては楽だ、ということなんだそうです。

ブーツを作ったときには、シェルを加工してヒーターであぶった後だったということもあって、若干ブーツが柔らかくなっていました。

それで、インナーが比較的簡単に着脱できていたということです。

実際に今日はショップで、インソールの下にフェルトの中敷が入っているのを、ブーツを履いているときに少しでも楽にしたい、ということで外しましたが、インナーを入れるのには非常に苦労しました。

片方は上手く入ったのですが、もう片方はなかなか入らず、ブーツチューンナップ用のシェルを広げる道具を使って、インナーを納めていました。

ですから、硬いブーツを買うにしても、現物でこの辺のところを確かめてから買ったほうが良いと思います。

スキー教師だと、ついつい、滑るときのパフォーマンスにばかり話が行ってしまいがちですが、こういう少しネガティブな部分もしっかりお話しておかないと、後で後悔した、ということになってはいけませんから。

でも、もしもう購入済みで、脱ぎ履きに苦労している人がいましたら、ぜひ、スクールに来てその辺を聞いてみてください。

経験者は語るで、硬いブーツを使いこなしている連中が何人もいますので、そのコツなども教えてくれると思います。

さて、次回はいよいよこのブーツを履いての滑りについてです。実は家族の中で少し問題がありまして、明日は朝からはASAMA2000には行けないのですが、お昼頃までには着けそうですので、数時間だけですがブーツを試して来るつもりです。

ブーツのことだけでなく、板もチューンしましたし、滑りも前回のビデオでチェックましたので、何から先に来るかはわかりませんが、明日以降のブログに書きたいと思います。

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2011/12/3(土)ニューブーツについて

今週の火曜日に新しいブーツが出来たわけですが、実は水曜日の初滑りではまだ使いませんでした。ショップの店長に「(フォーミングしたばかりだから、)もう一日くらい寝かせておいて」と言われていたからです。

ですから、家で履いてみたりしているのですが、履いてしまえば問題ないのですが、履くのも脱ぐのも結構大変です。フレックスが130で、シェルの厚さが以前のブーツとかなり違っていて硬いので、簡単にシェルが開かないというのがその理由です。

フィーリングスキー的な滑りの面では、硬いブーツは確かに良いのですが、滑っているとき以外の取り扱いは楽じゃありません。女性で非力な方などは、インナーブーツを外したら元に戻すのが恐らく無理だろうと思います。

以前に何度かノルディカの130というフレックスのブーツを履いてみたことがありますが、REXXAMに比べて、その硬さでは脱ぎ履きはしにくくありません。(ノルディカの150になるとこれは別物で、かなり大変みたいですが)。

これから、或いは来シーズンブーツを買おうと思っている人は、滑りと扱い安さのバランスも考えて見たほうが良いかもしれません。或いはドーベルマンのように、靴紐で締めてインナーごとシェルからの出し入れするタイプにするとかですね。

ただし、扱いに関してはコツがあるみたいで、ショップの店長は簡単にインナーブーツを入れたり出したりしています。さすがプロですが、私もその辺のコツを良く教えてもらってきます。

もう少し新しいブーツを使い込んでから、改めて滑るとき以外の硬いブーツの取り扱いについて書いてみたいと思います。

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2011/12/2(金)スキーの性能を生かす

一昨日、ASAMA2000で初滑りを終えたわけですが、私にとっては8ヶ月ぶりのスキーでした。

ですから、冬場滑っている時とは、多少感覚が違うことがあるわけです。今回改めて感じたのは、スキーに「たわみ」が生じるとはどういうものか、ということです。

この理屈はそれ程難しいものではなくて、スキーの「良い」位置に乗って斜面を移動していくと、かかとが支点となってスキーが抵抗を受けます。

スキーはセンターが細くトップとテールが広い。尚かつ、トップの方がテールより広い(違うものもありますけど)ので、トップの受ける抵抗が大きい。

これにより、トップとテールにスキーのたわみが生じますが、トップの方が抵抗が大きいためにたわみも大きくなり、スキーが切れ上がるということになります。

それが良く感じられるときと、そうでないときがあったのですね。つまり、ポジションが良いときと悪いときがあったということなのです。

大回りなら時間の余裕がありますので修正がききますが、小回りでは「あっ」と思っているとターンが終わってしまいます。そこで調整を加えていると、ターン弧が大きくなってしまいますね。

この辺が小回りが難しいと思われる理由です。スキーのたわみがうまく作れないと、ターン弧が切れ上がらないので、結果としてスピードコントロールがうまく行きませんから。

極端なことを言えば、良いポジションに乗ってしまえば、ターンの導入という意味ではほとんど仕事が終わったようなものです。後はスキーの特性を信じて、斜面移動をいていけば良いということです。

短時間にこの操作ができると、大回りでも小回りでも、単にターンの時間が短いというだけで、そんなに違わない感覚で滑ることができます。

そして、スキーの良い位置に乗るための最初のガイドが、オレンジなわけです。こうした基本は時にシーズン初めにしっかりと練習しておくと、後々の技術向上に役にたちます。

私は来週の7日の水曜日もASAMA2000に行きますので、平日ではありますが、シーズン初めに基本確認のレッスンをご希望の人がいらしたら、info-nomugi@fs.jpski.comまでご連絡ください。

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2011/12/1(木)シニアパワー

通常この時期に人工雪でオープンするスキー場は、ほとんどが緩斜面から滑れるようになります。

しかし、ASAMA2000は斜度があるゲレンデからオープンしますし、硬いバーンになりやすいので、レーサーや技術戦出場者といった人達が多く来ます。

昨日は平日だったので、リフト待ちは全くありませんでしたが、やはりレーサー風の人達が多かったです。

しかし、そういう人達に混じってかなりのシニアのスキーヤー達がスキーを楽しんでいました。私は昨日は朝少し用事があったものですから、家を出たのは9時過ぎでしたし、現地に到着したときは11時を過ぎていました。

スキー場へ向かう道を登っていると、観光バスに追いつきました。その時に「この時期に紅葉を見に来るはずはないし、ただ温泉に入るためにだけバスに乗ってくる人達がいるのかなあ、この時期にスキーバスも無いだろうし」と思ったのです。

確認してませんが、恐らくそのバスがシニアの人達を乗せてきたのだと思います。午後から年配のみなさんがゲレンデに出てこられました。

技術的にはこの斜面を滑るのは、少し苦労するだろうなと思う人が多かったのですが、それでもみなさん、それぞれにスキーを楽しんでいらっしゃいました。

リフトでご一緒した人の中には、いつもこの時期は丸沼高原に良くのだが、今年はここに来たと言っていらっしゃる人もいたくらいです。大変嬉しく思いました。

中にはずっとストックを自分の前で両手で握って、上体が回ってしまわないようにという練習をしていた人もいました。でも、それだけではこの斜面を上手く滑れませんよ、とも思ったのです。

こういうシニアの人達を見ていると、自分も何かお手伝いはできないのだろうかと考えてしまいます。単に技術を教えるというのではなくて、もっとスキーを楽しんでいただけるような何かがないかと。

実は私がスキーのお手伝いをしたいと思っている中で一番心にかけているのが、子ども達とシニアの人達なのです。野麦も結構厳しい斜面がありますが、おっかなびっくり滑っているシニアの人達を時々見かけます。

こういう人のお役に立てなくて自分は一体何なのだ、とそういう時に思うのです。

今シーズンはスクールのプログラムもかなり決まってしまっていますので、来年以降になってしまいますが、もっとシニアのみなさんの役に立つ活動をしてみたい、という思いを強くしました。

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