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2011/2/26(土)疲れないスキー

今日はレッスン予定が変更になり、午前中を初中級スペシャル担当、午後に初体験レッスンの担当になりました。

野麦は雲一つ無い快晴で、朝の内は雪の状態も良く最高のコンディションでした。午後になると下部のゲレンデの雪は柔らかくなりましたが、シャーベット状くらいでそれほど滑りにくくはなりませんでした。逆に私はこのシャーベット状の雪って好きなくらいです。

さて、そんな中、担当した初中級スペシャルでは、オレンジターンを中心にレッスンを行いました。

今日の生徒さんは神戸からわざわざこのレッスンのため、初めて野麦に来てくださったKさんでした。スペシャルレッスンで初中級や、中上級などでは時々こうして、プライベートに近い状態になってしまうので、大変お得なレッスンを受講できることがあります。

せっかくですので、レッスンの合間には野麦の一番のビュースポットにもご案内して、素晴らしい眺めも楽しんでいただきました。

肝心のレッスンの中身ですが、最初はやはり足裏のオレンジからです。オレンジを自分で潰すという動作から、斜面移動により潰されるオレンジのイメージで、自分から働きかけなくても斜面移動を行うことでターンができてしまう、ということを体験していただきました。

また、オレンジがつぶれるときは、ターンスピードや弧のサイズにより、タイミングが決まってきてしまうのに対して、戻るときには急がずにゆっくりと戻すことにより、滑らかなターンになるということをやってみました。

だんだんと感じを会得されて、良い感じの滑りになってきたので、初中級ではあまり行かない峰の原の粗踏みにも行ってみました。

最初は少し苦労されましたが、ワンターンずつ滑ってみることで、だんだんと感じを会得され、ワンターンが繋がっていくようになり、下まで降りることができました。

また、下にはクラストした滑りにくい斜面もありましたが、ここもスキーが回ってくるのを待つというイメージで、ターンができてしまったのでした。

レッスンの最初では、急斜面になると暴走してしまう、と言っていらっしゃったのですが、チャンピオンや立て水の坂などの急斜面を、楽に滑れるようになられました。

何よりもレッスン中にお聞きした感想で、「そう言えば、いつもだったらちょっと滑っただけで直ぐに疲れてしまうのに、今日はあんまり疲れた感じがしないなあ」という言葉が、フィーリングスキーの特徴を良く表していると思います。

という感じで、あっと言う間の2時間半だったのですが、とても喜んでいただくことができました。Kさん、どうもありがとうございました。

今日の午後のレッスンに関しては、また月曜日に改めて書きたいと思います。

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2011/2/24(木)来期のブーツ選び

今日は行きつけのショップに行って、来シーズンモデルのブーツの話を聞いてきました。

私が今使っているブーツは、かなり前から使っているものですが、ブーツとしての性能が落ちているとは感じません。

ただ、履いて立った時の安定感、特に右足がしっくりと来ない、と今シーズン特に感じるようになりました。

恐らく、今シーズンスクールでレッスンを担当しながら、毎回毎回集中して滑っていたおかげで、昨シーズンよりも一層感覚が鋭くなったようです。

昨シーズンまではあまり感じなかった、ブーツに対する違和感や滑っているときの違和感をいろいろと感じました。

しかし、具体的にどうしたら良いのかはわからなかったのです。

ところが今日、今シーズンモデルのレグザムを履いて見た時に、「あれ?」と思いました。このブーツを履くと今まで感じていた違和感が消えたのです。ブーツを履いた状態で真っ直ぐ立つことがたやすくなって、右足での片足立ちも楽に出来るのです。

以前にもレグザムのブーツを履いたことがあったのですが、その時には感じられなかったことでした。

これはやはり、ブーツの良し悪しというよりも、骨格の状態が人によって違っていて、私の骨格にはレグザムが合うということだと思います。

ですから誰でもレグザムのブーツが良いというわけではないと思います。でもお店でブーツを履いてみただけで感じることが出来ることですから、みなさんも試してみる価値はあると思います。

ただ、レグザムのブーツは、幅広甲高の私に合うモデルもあるのですが、それはフレックスが比較的柔らかいものです。特に今シーズンのモデルは、以前よりもフレックス値が一緒でも柔らかくなっているようです。

しかし、今日、お店で耳寄りな話を聞きました。レグザムには幅の狭いラストを持つ、DATAシリーズというモデルがあって、フレックスの硬いブーツもラインアップされているのですが、来シーズンはこのDATAシリーズにミディアムラストモデルが登場するのです。

今までのナローラストは一段と細くなった感じがすると店長が言っていましたが、逆に足の幅の無い人には朗報かもしれませんね。

来シーズンのレグザムには、DATA-RMというフレックスが硬く、従来のDATAよりも幅の広いモデルがあるので、このブーツが今のところ私の来シーズンの一番候補です。

もうすぐ、型は一緒でもう少しフレックスが柔らかいモデルが入荷するようなので、そちらが足に合えばDATA-RMを即発注しようと思ってます。何しろこのモデルは限定品ですので。

ただし、手に入るのは来シーズンの話。今シーズンは今のブーツを出来るだけ履きこなしてやりたいと思います。

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2011/2/21(月)久しぶりのアイスバーン

先週の土曜日は、クラブの出役でGSレース大会の役員でした。

去年から行われているクラブ対抗のチーム戦で、1チーム3人以上で出走して、上位3人のタイムに係数を掛けて算出したポイントで順位を争うというものです。

まず、準備のためにポールを抱えてリフトで上がったわけですが、先週は雪が降って柔らかい状態だったところに雨が降ったものですから、ザラメ雪が溜まっていて横滑りで降りてくるのに苦労する有様。

おまけにザラメから外れたところはアイスバーンなんですが、これがスケートリンクに雪が降って固まったような状態です(この表現、田舎の天然リンクで滑っていた人でないとわかりませんね)。

スケートリンク状のアイスバーンは得意なんですが、このガタガタで固いバーンは滑りにくかったです。

幸いレースが行われたコースは、固いけれどもあまりガタガタしていなかったので、大会には支障がなかったのですが、久しぶりの滑りにくいアイスバーンでした。

こんなアイスバーンは、ゲレンデ一杯にあるのでなければ、避けて通っても良いと思います。

さて、大会の片づけが終わって戻る間、一本だけアイスバーンのところを滑りました。緩斜面なので、直滑降してきても良かったんですが、これも練習と思って縦長の弧の小回りで滑ってきました。

こういう雪(氷)は、普通の圧雪斜面のようには滑れませんし、ガタガタしますから気持ちよく滑りたいという気持ちが多いとストレスが溜まりますね。

けれど、この雪、一体どうやって楽しんだら良いだろうと考えると、以外に遊べるものです。

うまく滑れなくて当たり前、気持ち良くなくて当たり前、と思いながら滑ってくると、これはこれで練習になりますし、滑り始めより最後の方が上手く滑れるとやっぱり嬉しくなります。

スキーはやっぱりどんな雪でも楽しいですね。

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2011/2/19(土)ブーツは大切

今週は忙しくて、なかなかブログを更新できずにずみません。

仕事が忙しいところへ持って来て、ビデオ編集などがもっとスムーズになるようにと、Windows 7でのテスト環境を作るという2つの目的のために、中古ですがCore2Duo 2.66GhzのPCを買いました。

今の基準だとエントリーモデル程度の性能のPCですが、これにメモリ増設(このPCの限界の4GB)だの、Windows 7のインストール(32ビットと64ビット)、ついでにXP MODEインストールなどやっていたものですから、全然時間が取れなかったのです。

と、言い訳はそのへんにして、今日はブーツの話です。

実は前回のレッスンの時に、うっかりしてブーツのバックルを緩めたままリフトに乗ってしまいました。さずがに直ぐに気がついて、リフトを降りてレッスンを始める前に失礼してバックルを締めさせていただきました。

その時に生徒さんのブーツはどうかな?と思って聞いてみると、「バックルはうんと緩く締めてます」ということでした。

フィーリングスキーでは、単にイメージをレッスンに用いるということ以外に、その名の通り雪からの情報を感じ取るということが重要です。

それが出来るからこそ、雪からの情報に体が自然に反応して潜在的な能力が発揮されるのです。

そして、そのためにはブーツにも硬さが必要です。TOKさんは良く、これを杖を例えに出して説明していました。

目の不自由な方が杖を頼りに歩くときに、それがゴムの柔らかい杖だったら、地面をたたいたときにゴムがその振動を吸収してしまい、情報が十分に得られない。

だからそういう用途の杖は硬くて、振動をそのまま伝えてくれるものでなくてはならない。というお話でした。

そんな理由で生徒さんのブーツのバックルを、足が痛くないことを確認しながら、かなりしっかりと締めさせていただきました。もちろん、パワーベルトもきっちりとタングを押えるように締めていただきました。

本当は半分くらいレッスンをした後でこれをしてもらうと、その効果を実感してもらえたのでしょうが、フレームレッスンは1時間半と短いですから、そんな実験は教師の自己満足にはなっても、生徒さんは前半の貴重な時間をロスしてしまいます。

その状態でレッスンを行いましたが、特にあまり滑ったことの無いと言われていた、新雪粗踏みでの滑りがとても良かったので、効果があったと思います。

実は私も今シーズン、フロントスポイラーを装着して滑っています。新雪粗踏みなどでは、技術が向上したのか、それともスポイラー効果なのかわかりませんが、滑りが非常に安定してきました。

多分どちらか一方だけの原因ではなく、相乗効果があったのだと思いますが、難しい条件のところに自信を持って入っていけます。

技術にばかり目を向けるのではなく、今一度足元の確認もしてみてくださいね。

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2011/2/15(火)滑りを反芻

反芻(はんすう)というのは少し難しい言葉ですが、牛などが一度食べて胃に入れたものをもう一度口に戻して「かみ返し」することです。

そこから転じて、先生の言葉などを繰り返し考えて味わうこと、などの意味にもなるようです。

私だけかもしれませんが、スキーでも滑った後に「今の滑りの反芻」を良くしています。

フィーリングスキーで、あるイメージを持って滑ってみた時に、その一瞬一瞬で自分が感じたいろいろの情報を思い出してみると、単に同じ斜面を繰り返し滑る以上に多くのことを学ぶことが出来ます。

レッスンをしていると、確かに自分にとって良い練習にもなるのですが、でも、苦手な斜面を滑ってみるということは空いている時間にしか出来ませんし、それもせいぜい数本といったところです。

普通で考えたらそれだけでは、苦手な斜面の克服などなかなかできるものではありません。

しかし、今日のテーマの「滑りの反芻」をしてみると、一回の経験が本当に数回分に相当するくらいになるのです。

そして、次に同じ斜面に行ったときには前回よりも上手く滑れるということが起こります。

先月、深雪トレーニングをしたということを書きましたが、その後は野麦でもそんなに深い雪はそんなにないのですが、わずかに残った粗踏みなどを一日に一回程度しか滑っているだけでも、そういう場所での安定感が増してきています。

そのためには、オレンジでも何でも良いのですが、自分の得意のイメージを持って集中して滑る必要があります。

上手く出来なかったことは単なる事実としてだけ記憶し、決してネガティブなイメージを持ってはいけません。

そして記憶したイメージをリフト上などで何度もプレイバックしてみます。すると次に行った時には経験値が倍以上になっているので、確実に滑りの違いとして現れてくるのです。

そんなバカなと思う人もいるでしょうが、試してみて損はないと思いますよ。

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2011/2/14(月)潜在能力が現れる

このところ家族の事情で忙しくて、またブログの更新が滞ってしまい、申し訳ありませんでした。

さて、先週の金曜日11日はMさんの初体験レッスンを担当しました。整地であればどこでも滑れる技術を持った方なのですが、最初に滑りを見せていただくと少しエッジに頼りすぎている感じがしました。

フィーリングスキースクールでは、イメージを使ったレッスンを行います、ということはリフトの上で説明させていただいてあったので、さっそくポケットからオレンジを取り出し、これを足の下に意識してもらい、オレンジがつぶれる戻るをイメージしていただきながら、滑ってもらいました。

とくにオレンジが戻るときのイメージを十分に長くとることで、ゆったりとした滑りができるだけでなく、過度なエッジングもさけられるのです。この練習をファミリーゲレンデを一本丸々としていただきました。

Mさん、最初は???という感じでしたが、練習していくうちに徐々に感じをつかまれたようです。

次はスカイライナーで上部に上がりラビットで復習をしてから、樹海コースへ向かいます。

ここは緩斜面ですので、オレンジがつぶれるときにゆっくりとスキーが回って来るということを実感しながら滑ってもらいます。

このスキーが回って来るのを待つということができると、新雪や粗踏みでも楽にターンができるようになります。

実はMさんは、今までは整地をメインに滑っていて、不整地にはあまり入ったことが無いということでした。

それで峰の原ゲレンデにお連れして、ここを滑ってみることにしました。

当日は雪が降っていて、そこらじゅうに新雪があったのですが、そこまで練習したオレンジイメージを使ってやや粗踏みとなった新雪を滑ってもらったのですが、整地とあまり変わらない安定した滑りが出来てしまいました。

また、外向姿勢を保ったまま、切り替えのときにスキーを横に走らせてやると、スキーがいったん外に出てから、回って戻って来るということを試してもらいました。

そのあとは、パノラマ→立て水と降りながら、なるべく新雪のところを探して滑りながら、オレンジに磨きをかけていきます。

最後にトレーニングバーンでアフター映像を撮影してみると、見事に滑りが変わり、今日の斜面状況にピタリとフィットした滑りになっていました。

フレームレッスンの一時間半という時間では、実際はそんなにたくさんの練習ができるわけではありません。

ですからこれだけ滑りが変わったというのは、Mさんが今までスキーで培われてきた潜在能力が良い形で現れて来た、としか考えることが出来ないのです。

この辺は私もレッスンをしている立場でありながら、不思議に思うところでもあります。

でもこれこそがフィーリングスキーの魅力と言っても良いと思っています。

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2011/2/10(木)忙しい一週間

今週は娘の大学受験がありまして、それに母親が付き添っていったものですから、毎日自宅と実家の往復でした。

朝起きて、朝食の用意や洗濯等をしてから実家に行って、仕事をしながら父とお昼を食べてその後で朝晩の食事を作って夕方帰ってきて、お風呂を洗って夕食の準備をして、みたいな感じでした。

おまけに仕事では新しい開発の仕事をやっていまして、もう、忙しい。

今夜妻と娘は帰ってきたので、これで楽になりました。が、明日はスクールですので、そろそろ寝ないといけません。

そういうわけで明日はスクールなんですが、12日の土曜日は明日朗報があれば出勤、そうでなければ家で子供と一緒に過ごすことになります。

そして、日曜日は夕方クラブの行事でホームゲレンデ(今シーズンは初めて行くのですが)へ行くということで、忙しい一週間の締めになります。

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2011/2/8(火)平らな所で小回りしてみましょう

ここで言う「平ら」とは、スキーが止まるか止まらないかくらいのごく緩い斜面という意味です。

そんなの出来て当たり前じゃん、と思う人はこれ以上読む必要はありませんが、「スキーが止まっちゃうでしょ」と思う人はぜひ続きを読んでください。

小回りと言えばエッジを立てないといけない、と思っている人が少なからずいると思います。でも、もしそういう意識でごくごく緩い斜面で小回りしようとすると、止まってしまいますよね。

先日の土曜日の初体験レッスンの中でも、ちらっとだけしたお話なんですが、オレンジを通して微妙な圧のやりとりができるようになると、平らなところでも小回りができるようになります。

元々は私のオリジナルのアイディアではないのですが、スクールのKobaさんや、Furuさんと研修をした時に彼らの滑りやイメージからヒントをもらって、私がレッスンをする時には本当に止まりそうになるくらいにターン弧を切り上げて滑ってもらうということを、練習の一部として取り入れています。

その時に一度つぶれたオレンジが、非常にゆっくりと戻ってくるイメージを持って滑ってもらうのですが、生徒さんたちの滑りを見ていると、私から見ても、「良くあんなにゆっくりと滑れるなあ」と思うくらい、ゆっくりと滑り続けられるのです。

これにはどんな意味があるかと言いますと、足裏から感じ取る圧に応じて体が反応して、適切な角付けが自然に調整されているということです。

だから止まる要素が少ない、滑走性の高いエッジングができるのです。

どんなにゆっくりでも、スキーが動き続けて雪からの抵抗を受け続けていれば、その圧に応じてターンはできます。緩い斜面では急斜面ほどのスピードは出ませんから、スピードもゆっくりにはなるのですが、人から見ればきちんと小回りの滑りになっています。

これは整地の斜面でもオレンジのつぶれる戻るを意識することで養える感覚なんですが、例えば新雪の緩斜面で小回りをやってみても同じようなトレーニングができます。

非常にゆったりとしたターンになるのですが、自分からスキーを回すのではなく、スキーが回ってくるのを待つという感覚を養うことができます。

こういうことを感じながら緩斜面を滑るってことは、案外とおもしろいものです。

急斜面で「ガガガッ」っというエッジングを、ついついしてしまう人は逆に緩斜面で練習してみましょう。足裏のオレンジのやり取りとスキーが回ってくるのを待つという意識があなたの滑りを変えてくれると思いますよ。

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2011/2/7(月)良いところを伸ばしていこう

土曜日の3フレーム目は、C君という小学生2年生の男の子でした。

もうリフトに乗れるのですが、止まるのがうまくできないということでレッスンを受講されました。

滑っているのを見ると、雪が無い状態と同じように運動しようとしているのと、急いで動こうとしているので、スキーが意図しない動きをしてしまい、うまくいかないようでした。

そこで最初は私が後ろ向きになって、スキーの先端を押えてプルークファーレンの練習です。

急いでスキーを開いてしまうので、「ゆっくりゆっくり」と声を掛けながら練習していきました。

ある程度できるようになったら、今度は私が離れて前に立ち、私の方を見て滑ってもらいます。

これは、どうしてもスキーの操作に気をとられて下を向いてしまうからで、そのままだと私がいないとどこへ行ってしまうかわかりませんよね。

だんだんと止まることがじょうずになってきたのですが、どうしてもスキーの先端が重なってしまうので、必ず横向きになってしまいます。

でも、ここではスキーが重なってしまったとか、横を向いてしまったことは、あんまり言いません。きちんと止まれるようになったことをほめてあげます。

人により差がありますが、あれがダメとかこれがダメとか、否定的な言葉を聞いていると、だれでも嫌になりますよね。

子供だったらなおさらですので、何ができないではなく、できたことを重視してほめてあげます。

何度もリフトに乗って滑っているうちに、だんだんと出来る回数が増えてきて、最後の最後のリフトではスキーが重ならずにうまく止まれるようになったのでした。

実はC君、レッスンの前にかなりナーバスになっていました。スキーの先生が怖いんじゃないかとか、いろいろ心配していたようです。

でも、レッスンの後には「最初と全然顔が違う」とお母さんからの言葉をいただきました。C君は自分でも「今日は泊まって明日帰るけど、明日もまた(レッスンを)受けるかもしれない」と言ってくれました。

でも、こうやって喜んでいただいて、笑顔を見ることができることは、私にとっても喜びなのです。

C君、どうもありがとう。

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2011/2/5(土)滑らかな滑り

今日はフレームレッスンを2つ担当しました。第一フレームは、フィーリングスキー初体験レッスンのSさんです。

最初にトレーニングバーンでビデオを撮りながら滑りを拝見すると、特に大きな問題もない良い滑りをされていました。

大きな問題がある場合は、それが解決すると滑りが大きく変るのですが、そうでない場合はより洗練された滑りを目指していただくようにしています。

オレンジを足元にイメージしながら、オレンジがつぶれる戻るを意識します。特にオレンジが戻る部分をゆっくりと時間を掛けて行うと、スムーズなS字ターンが連続されます。

チャンピオンや峰の原といった雪質や斜面状況の違うところを滑るときも、この基本は同様で、特に峰の原の下の斜度が無くなって、さらに降った雪が締まって余計な操作を受け付けないようなところでも、スキーが回ってきて楽に滑れるということを体験していただきました。

また、立て水の坂を降りる時に、ちょっとターンを急がれてしまうことがありましたので、ここでもオレンジのゆったりとした戻りを意識してもらいました。

斜度もあるので、雪からの抵抗を受けたスキーがたわみ、オレンジが戻り角付けが外れたスキーが走り、ターンが切り替わるということを実感されたようです。

その後に今日の仕上げでトレーニングバーンを滑っていただいた時には、非常に滑らかなより洗練された滑りになられました。

たった1時間半でしたが、ご自分の感覚の中では私が外から見る以上の変化があったようです。

これからもその感覚を大切に、スキーを楽しんでください。

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2011/2/3(木)自分でスキーが回せますか?

最近何度か書いていることなんですが、スキーがターンすることについて、世の中で勘違いが多いと思うのです。

この前はひねり動作のことを書きましたが、特に小回りをする時に「ひねり動作を使ってスキーを回しこめ」などと教えられたことがあるのではないでしょうか?私はこれは半分は正解、半分は不正解だと考えています。

確かに深回りの小回りをしたければ、スキーを回しこんでいくという感覚はあります。

これについて、スクールの仲間同士で研修をしている時に、良く前を滑っていく人の滑りを見ているのですが、小回りをする時にスキーがクルっと短時間に回っていくのです。で、それを見て考えるわけです。

「確かに脚部はひねられているが、見ている限り自分の力を使ってひねるという操作はしていない。」

「だいたい、1ターンや2ターンならともかく、長い距離を小回りしたら、ずっとそれを自分の力だけでひねり続けていくことなど出来るのだろうか?」

どう考えても無理ですね。ところが世の中では、足首をひねって操作するなどと教えられているので、言われたその通りにやっている人達がたくさんいるのですが、いくらやってもうまく出来ないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この問題の正解は「雪の力でひねりが生まれてターンが出来るように、意図的な操作をしている」ということではないかと思います。もちろん、慣れてくればほとんど無意識下の運動になっているのでしょうが。

物体に何らかの力を加える操作を行った場合、必ずその力に対する反作用が生じます。

平坦なところで、つるつるの雪の上に立って前に進もうとしても、ストックを突くなどの操作をしないと前に進めないのはこのためです。

滑りながら上体をひねるという操作をする場合は、エッジングをして雪からの抵抗を受けてしっかりと足場を作れば、上体をひねったときの反作用を抑えることができます。

しかし、逆に足場を作っているスキーを自分の力で動かそうとしたら、上体はどこかにつかまって固定していないと上手くできるはずがないのです(実際は慣性の力とか、いろいろな抵抗があるので、いくらかはそんな操作も出来てしまうし、先行動作なんてことも出来るので始末が悪い)。

結局のところ、そういう教え方が世の中でまかり通ってしまっているのは、「ひねれ」と教わった人がそれっぽい運動をしている内に、雪の抵抗を上手く受け止めるコツを覚えて滑れるようになっているからですね。

それで、他の人に教えるときも「こうやってひねれ」などと教えるのですが、教わったほうは文字通り自分の力でひねろうとするから上手く出来ない。

さて、こういう話は以前にも書いたので、今日はどうすれば良いのかまで説明しましょう。

オレンジターンを使って説明すると、横滑りの方向にオレンジを転がします。完全に真下だとターンになりませんから、斜め下にオレンジを転がします。そしてオレンジがつぶれて、ジュースが例えばおへその辺りにかかって来るというイメージを持ちます。

これでスキーが雪の抵抗を受けて回るに連れて、体がどんどんとひねられてきます。そのままでは、斜面を登りきって止まってしまいますので、斜めの直滑降をしてひねりを開放してあげます。

すると、スキーが溜まった圧の力と、スキーのたわみが開放されることにより走り、切替が行われます。

この圧が溜まってくる局面で、ずっと我慢していると深回りのターンになりますし、そこまで行かずに開放すれば、浅回りのターンになるというわけです。後はこの感覚を磨いて、自由にターン弧をコントロールできるように練習すれば良いのです。

ここでいかに効率よく雪の抵抗を受け止められるか、なおかつそういう状態に素早くもっていくことが出来るかがが、上手い下手の差になります。

とは言え、自分でスキーをひねって回そうという、ある意味勘違いな操作を一生懸命練習するよりは、はるかに早く上達することが出来るはずです。

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2011/1/31(月)ブーツのカント調整

早いもので今日で一月がもう終わり。時間の経つのは本当に早いですね。

さて、スキーのブーツにはカント調整という機能がついているのをご存知でしょうか?

図が無いのでわかりにくいと思いますが、とりあえず言葉だけで説明します。不明な点がありましたら、コメントから質問してください。

簡単に言うと、ブーツの内外の傾きの調整をして、スキーの上に垂直に立てるようにするのがカント調整です。

人の脚は左右で微妙に長さが違ったり、両方あるいは片方の足だけがX脚やO脚だったりで、人それぞれで違っています。

X脚だったらすでにひざが内側に傾いているわけですから、そこからさらに角付けするのは難しいですよね。こういう場合は、ブーツ外側に傾くように調整して、相対的に真っ直ぐに立てるようにします。

O脚の場合は逆に内側に傾くようにブーツを調整すれば良いことになります。

普通はブーツの外側に六角レンチで回せるネジがついていてカントが調整できますが、インソールなどで足の裏から直してしまう方法もあります。

左右の脚の状態が違うと、カントを左右で変えないといけませんから、調整がやっかいなことになります。

さて、今日この話を出した理由は、私の右足は少し問題があるようで、カントをいろいろと調整しているのですが、まだ完全に良い状態に持っていけてないのです。

そのため、左足は素早い角付けができるのに、右足は無理やり持っていかないといけない感じで、小回りなどでは特に滑り難いのです。

右足のスキーだけ、なかなか回ってこないので、結果的にターン弧が大きくなってしまいます。

最近は、トップから抵抗を受けて、スキーを回すという技を使ってはいるのですが、それでも十分ではなく、必要以上に低いポジションを取らなければならないので、足が疲れるなどの問題があります。

今、少しセッティングを変えて試してみていますが、これでダメならインソールの裏の外側を厚くしての調整とかをしないといけないと思います。

今よりもっとスキーが下手だったころは、そんなに気にならなかったのですが、最近、感覚がだんだんと鋭くなってきたら、こういう調整もシビアになってきました。

余計な調整がいらない、普通の脚があったらなあとは思いますが、この辺がきっちりと調整できれば、同じような問題をもっている人の力になれるかもしれません。

来シーズンはブーツを変える予定なので、せっかく調整しても来年またやり直しになってしまうのですが、ノウハウを身に付けられると思えば、今苦労しておく価値はありますね。

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