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2008/2/28(木)物事を単純に捉えらるのがフィーリングスキー

このところ小回りについて少し理屈っぽいことを書きましたが、フィーリングスキーの特徴はこういう面倒くさいことを単純化出来るということでないかと思います。

例えば滑る時に腰や上体の向きを気をつけながら、エッジングはこのくらいでとかまで考えていたら、なかなか思うように体は動かないと思います。

フィーリングスキーの場合は、例えばオレンジターンでしたら、つぶれたオレンジから出たジュースが膝の外側にかかってくるのか、膝の中心なのか、膝の内側なのかということだけをイメージするだけです。

とても単純ですので、スキーの上級者で無くてもやってみることは容易ですね。こういうイメージを使うだけでスキッディング゙要素の多い滑りをしたり、カービング要素の多い滑りが出来たりします。

体の動かし方は意識しないで、イメージの違いだけで滑りを変えることが出来るのですから、誰にでもやりやすいですし、効果は大きいですね。

逆にフィーリングスキーをしながら、体の使い方も同時に意識したりするとせっかくのイメージの効果が半減してしまいます。あくまで一つのイメージに集中するのですが、その中で先ほどの例ではジュースを受ける位置を変えて、感覚がどう変わるのかを試してみます。

そうするとイメージが滑りの感覚と結びついてきますから、オレンジを意識しなくても様々な状況に対応することが出来るようになるわけですね。

改めて考えるとフィーリングスキーって、本当に面白いですね。

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2008/2/27(水)腰のローテーション

一昨日の記事に対して質問をいただきました。小回りでは特に上半身と下半身のネジレによりターンが連続して行くのですが、それが上手く出来ない時に「腰が回っている」などと言います。

左右のスキーに前後差がついている以上、スキーと腰が完全に正対することは有り得ないですが、スキーがターンするに連れて腰は回っているのでは無いかというご質問でした。また「腰が回る」と言ったときには、腰とはどの部分を指して言っているのかということもお尋ねでした。

さて、私も自分自身で「今のは腰が回っちゃった」等ということがありますが、正確にはターン中にはそれに連れて腰は回っていますし、上体も全く左右に動かないわけでは無く、その度合いが少ないというだけですね。

人間の体の構造を考えてみると、脚部と腰、それに上体がそれぞれジョイントで区切られていて別々に動くわけではありません。逆にそんな風に動いたら、それぞれの向きに違いは出来ても反発力が生じるようなネジレはありませんね。

腰から上体までが緩やかにネジレの度合いが大きくなって、このネジレが元に戻ろうとするエネルギーが溜まるので、その力で次のターンが始動するわけです。

また、スキッディング要素の大きな小回りでは、左右のスキーの前後差が大きくなりますので、それに連れて腰にも外向が現れ、カービング要素が大きくなると正対して来るというのが理論上は正しいのだと思います。

ただ、カービング要素が大きくなっても、小回りでは上体はフォールライン方向を向いている時間が長くなります。やはりネジレの力は利用した方が楽に滑れます。

ローテーションしていると言う時は、実際には脚部や腰、上体がみんな一緒に回ってしまうような場合ですが、上体と腰は別々に動くわけでは無いですし、どこまでが腰でどこからが上体という厳密な区分もないわけですから、通常は感覚的に「腰が回る」と言っているということだと思います。

人間の体は人によって柔軟性や可動域が違いますし、スキッディング要素やカービング要素の度合いや滑りの好みとかによって、フォームはみんな少しずつ違ってきますが、腰から上体に掛けてのネジレによりターンが導かれるというのが無理の無い滑り方だということは間違い無いと思います。

またこういう滑りが無理なく出来るように、日頃からストレッチなどをして腰回りの柔軟性を高めておくと良いと思います。

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2008/2/26(火)フィーリングスキーと女の子

野麦峠主任のオッキーさんのブログのコメントとしても書いたことなんですが、今シーズンジュニアの指導をしていて思ったことです。

一般的な体の使い方を教えるような方法だと、あまり男女差というのは無いのですが、フィーリングスキー的な指導をした場合に、男の子よりも女の子の方が上達する度合いが大きいのです。

以前にも書いた話ですが、2週に渡ってフィーリングスキー指導した女の子の中には、スキーを今年始めたばかりなのに、ジュニア検定で4級を取れた子がいました。小学校1年生くらいで、今年始めたばかりでは普通は5級くらいの子がほとんどです。

しかも、カービングでないノーマルタイプのスキーを使っているのに、スキーがちゃんと除雪抵抗を受けてたわんでいるなんてところを見ることが出来てちょっと感動してしまいました。

一人の子は最初からかなり上手でしたが、それがさらに良くなりましたし、もう一人は最初見た時は左右のスキーの操作も違いがあって、ちょっと危なっかしかったのですが、2週後には先ほど書いたような見事な滑りを見せてくれました。

また、その後に指導した別の班の女の子も、最初はやっとこさターンが出来ているくらいだったのに、その日のうちに雪の力を利用した無理の無いターンをするようになって、こちらがびっくりしていました。

ちょっとまだ見ている件数が少ないので、結論付けるわけにはいきませんが、少なくとも小学校の低学年くらいだとフィーリングスキーの成果は女の子の方が出易いということが言えそうです。

じゃあどうして、と言われると全く憶測の域を出ないので、参考程度にして欲しいのですが、一つは興味や環境の違いがあるかもしれません。一般的にこの年代の子供の習いごとと言うと、男の子は野球やサッカー、女の子はピアノという具合ですね。

また、男の子は外で遊ぶのが好きな子が多いですが、女の子の中には外でも遊ぶが、絵を描いたり歌を歌ったりという遊びが好きな子も多いです。

男の子は普通のスポーツをやっていて、こんな風に体を使いなさいと教えられることが多いですが、女の子は絵や音楽を通して、感覚的なことを習ったり身につけていることが多いと思います。

この話はあくまで私の仮説です。本当は上達の著しかった子とそうで無い子の興味や習い事など家庭環境を含めて調査をしていけば、興味深い結果が得られるかもしれませんね。

ただし、大人の場合はディレクター曰く、「感性の鋭い人はフィーリングスキーでの上達も早い」そうですので、あながち間違いというわけでも無いようです。

感性を磨く。これがスキーの上達にも結びつくとすれば、色々と趣味を持つことで自分の人生も豊かになるし、スキーも上手くなって一石二鳥ということになるかもしれません。

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2008/2/25(月)ネジレと戻り

今日は名古屋に出張で、今、ホテルでこのブログを書いています。午前中にあるビジネスパートナーの説明会があった後、夕方から勉強会というスケジュールでしたので、昼間の時間が空きましたので、名古屋城へ初めて行って来ました。

実は今までお城と言うのは地元の松本城を除くと、熊本城に入ったことがあるだけで、名古屋城は中に入ったことのある3つめのお城になります(外から見ただけだと、島原城などもあります)。戦前の資料などを見ると、こんな素晴らしいお城が消失してしまったのは残念ですが、中の歴史的な資料などは貴重なもので勉強になりました。

さて、昔スキースクールで私が小回りの滑り方を教えてもらった時に、ピボット操作というものを習いました。ご存知の人も多いと思いますが、土踏まずを中心としてスキーを回すという操作です。

この時は自分でスキーを回すということで習ったんですが、これを連続していったら肉体的にはかなり大変な作業になってしまいます。

その後フィーリングスキーを習って、この操作も上体のネジレと戻りで自動的に可能だということがわかりましたが、本当はフィーリングスキーで無くても上手い人はそうやって滑っているんですね。ただ、それが理屈としてわかっているかどうかの違いだけだと思います。

さて、スキーが回っていくのに上体がフォールライン方向にキープされていると、ネジレのエネルギーが溜まりますので、ターンの前半は角付けが解放された途端にスキーがクルリと回ってしまいます。

と文字にすれば簡単ですが、実はターンの後半にスキーが回って来て、ネジレが大きくなるというのは少しだけ技術がいります。ローテーションで腰が回ってしまってはいけないのは言うまでもありませんが、それがフォールラインをキープされていたとしても、スキーがスムーズに回ってこないとターンが上手く連続出来ないんですね。

結局は上手く雪からの圧を受けられるかどうかに掛かっているのですが、技術的にはトップで雪を上手く捉えられるかということになります。テコの原理で支点から遠いところほど大きな力を出すことが出来ますので、トップで抵抗を捉えるとスキーはクルリと回ってきてくれます。

小回りが上手い人の滑りを見ると、ターンの後半でスキーが素早く回しこまれているのですが、これは上手く雪の力を受けているからで、自分の力でやろうと思っても、こんなに素早い動きを連続して行うのは不可能です。

私の感覚では自分の斜め前で、必要な角付けをされたスキーが抵抗を捉えて回ってくるのという感じですが、これはスキーのトップは必ず自分の前にあるからだと思います。でも、感覚的には自分の下という人もいるかもしれませんね。

一つ注意としては、トップで抵抗を捉えると言っても、そこへ荷重しようというような意識は無いということです。荷重は土踏まず付近でも、スキーの長さには前後差がありますので、トップの方がテールよりも抵抗が大きいので、スキーが回ってくるのですね。

この辺のお話は出来てしまうと、どうってことの無いことなんですが、出来無い時はなかなか出来無いんですね。いえ、私は出来なかったんです。自分でやってみているけど出来ないという人がいましたら遠慮なく質問して下さい。

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2008/2/23(土)カービングターンと小回り

今日は家で用事があるため、午前中少しあさひプライムに言って滑って来ただけですが、人の滑りを見ていて色々と面白いことがわかりました。

まず大回りですが、ある程度基礎スキーというのか、心得のある人はみんなカービングターンで滑ろうとしています。昨日、気温が上がって風も吹いたせいで、雪質は春の雪になった上に、砂で少し汚れてきていました。こんな雪で角を立てることによるカービングをしようとしている人は、バランスを崩したり減速要素の大きな滑りになってしまっていました。

しかし小回りに関しては、斜度が20度くらいになると普通の人にはカービング小回りは難しいので、トップ&テールの小回りをしようとします。そうすると、丁度良い角付けが出来ている人が増えてきます。

本当は大回りと小回りはそんなに違う滑り方をするものでは無いんですが(もちろん変えることも出来ますが)、どうしてもカービング意識があることによる弊害が出てしまっていると思います。

小回りにしてもただ滑るだけなら、カービングスキーを履いていたら、スキーを横に出してカービングした方が楽なんですが、その上でスキーを回しこまないと暴走してしまいますから、難しいんでしょうね。

もともと大回りにしても、かかと支点で斜面移動で除雪抵抗を受けてスキーがたわみ、その結果トップが持ち上げられてカービングターンになるという滑りをしていたら、小回りになってもそんなに滑りを変える必要も無いと思うんですが。世のカービング依存症、かなり深刻ということが見て取れました。

ところで、今日は短時間滑るだけという気持ちでいたためか、うっかりストックを家に忘れて来てしまいました。レンタルでストックだけ借りようかとも思ったんですが、たまにはノンストックの練習でもしてみようかと思って、そのまま滑りました。

そして小回りの時に、普通に腕を前に出したり、腕を組んだり、或いは後ろで組んだりといろいろとやってみましたが、ほんのちょっと腕の位置を変えただけで、滑りやすさが全然違います。

腕が前に出ていると楽に滑れますが、腕を組むと少し難しくなり、後ろで組んだらとっても難しかったです。体のバランスというものは、とても微妙なものなんですね。

再度のお知らせですが、今度の土曜日には、「最初の一歩からの小回り入門講座」というレッスンを白馬乗鞍で開催する予定になっています。今のところ予約は無いのですが、レッスンが出来るようであれば、こんな練習も取り入れてみると、単に小回り練習だけでなく、良いポジションを身に着けるトレーニングになると思います。

小回りの滑り方がどうもわからないという人は、ぜひ一緒に滑りましょう。

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2008/2/21(木)最近のブーツの問題

私が今履いているブーツがそろそろ古くなってきているので、来シーズンは買い替えしようと思っています。それでこの間、行きつけのショップで試し履きをして来ました。

去年もREXXAMのFORTEを履いてみて、かなり良かったという話を書いたんですが、同じブーツなのに今回はさらに足にフィットする感じでした。これは不思議ですね。ブーツの形状が足の土踏まずから内側にかけてかなりボリュームを持たせているので、日本人の足には良くフィットするようです。

FORTEはそんなに硬いブーツではないんですが、バックルとパワーベルトをしっかり締めて、さらにフロントスポイラーを入れればこれでも何とか行けそうなくらいの硬さには出来そうです。

本当は幅が狭くて硬いDATAというブーツを直して、フォーミングして履こうと思っていたんですが、ノーマルでこのくらい行ければ、安く済むので良いかななんて安易なことも考えています。

それはともかくとして、FORTEを履いてみて一つ気になることがありました。前傾角です。今使っているブーツに比べて、前傾角が深いのでかなり違和感がありました。これじゃ、使えないなあと思っていたら、あることに気が付きました。

そう、このブーツはリアスポイラーが付いているんですね。REXXAMのリアスポイラーは、マジックテープのようなもので止まっているだけなので、簡単に外すことが出来ます。これを外すとバッチリです。

前傾角の深いブーツだと、かかと支点で安定して滑ることが出来ませんが、お店で試し履きしただけでそれに気づくようになったということは、私もまんざらでは無いな、なんて自画自賛してしまいました。

それはともかくとして、他のブーツも見てみると、かなりのブーツにこのリアスポイラーが付いているんですね。これが最近の流行のようですが、フィーリングスキー的にはこれは困りますね。

もちろん、前傾角が浅いと困るという人も世の中にはいると思いますが、このブログをご覧になっていて、フィーリングスキーをしたいと思っているみなさんは、リアスポイラーは外してしまいましょう。

それだけで滑りが安定してきますよ。ブーツをお店で買ったままで使っている人は、リアスポイラーの有無を調べてみて下さいね。

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2008/2/19(火)大人も子供もパラレルターンにチャレンジ

今日は3/8(土)に予定しています、大人も子供もパラレルターンにチャレンジという企画レッスンについてのご案内です。

ほとんどタイトルだけで説明は不要だと思いますが、プルークボーゲンで滑ることが出来る人が、足をそろえたパラレルターンで滑れるようになることを主眼に置いたレッスンです。

雪山を楽しむという意味においては、プルークかパラレルかということはそんなに重要では無いかも知れませんが、やはり足を揃えて滑りたいという希望を持っている人もたくさんいらっしゃると思います。

プルークである程度の斜面(中斜面以上)を滑れる人でしたら、パラレルターンに導くのはフィーリングスキーではそんなに難しいことではありません。「引く」ターンをすることにより、スピードが速くなるに連れて自然にスキーが揃ってきます。

一般のスクールのレッスンでは、パラレルを覚えたいと思って来ても、他の人のレベルによっては、それ以前の練習ばかりさせられて、ストレスが溜まったという人もいると思います。

最初からパラレルターンで滑るためのレッスンとテーマを絞っておけば、実際の技術の差はあったとしても、意気込みにおいてはみんな目指すものが一緒ですから、パラレル習得を意図した練習が充分に出来ると思います。

そういう意味で大人だけで無く、子供さんでも足を揃えて滑りたいという気持ちがあれば、一緒に参加していただいて楽しく滑りたいと思います。

私も子供さんのためのレッスンは、自分の所属するクラブで3シーズンくらい経験させていただきました。その中で難しい言葉は使わなくても、フィーリングスキーの応用で充分に上達出来ることを肌で感じることが出来ました。

ですから今回は老若男女を問わず、たくさんのご参加を待っています。

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2008/2/18(月)最初の一歩からの小回り入門講座

3月のデイリー企画レッスンが二つ決まりました。3/1(土)は「最初の一歩からの小回り入門講座」、3/8(土)は「大人も子供もパラレルターンにチャレンジ」です。会場はいずれも、白馬乗鞍を予定しています。

今日は3/1の「最初の一歩からの小回り入門講座」について、どんなレッスンなのかを詳しくお伝えします。

このブログを検索して来てくれた人の統計を見てみると、15%くらいが小回りをキーワードに探してくれた人です。やっぱり、小回りってどう滑ったらいいんだろうか?って思っている人って多いんですね。

前にも書いたことがありますが、実は私自身、小回りには随分と苦労しました。かれこれ5、6年前くらい前に、自分の所属しているクラブの指導員に「1級を乗りたいんですが」と言って滑りを見てもらったところ、「大回りは1級に大分近いけど、小回りは全然だめだね」と言われてしまいました。

では、一体何がダメだったのかと言うと、技術的にはいろいろあるのですが、根本的な問題として、「小回りってどうやって滑れば良いのか、わかっていなかった」ことでした。

滑りのイメージが沸かなければ、体も動かせませんよね。しかも、上手い人のビデオを見ると、正面からだとテールを左右に素早く振っているように見えたりします。逆に、横から見ると、瞬間的にエッジングでズレを止めているようにも見えました。

で、自分で見えたように滑ると、「お前の滑りはテールを振っているだけだ」とか、「エッジングで止めようとしないで、スキーを回さないとだめだ」とか言われてしまうわけです。

その後、フィーリングスキーを知って、小回りの滑り方も教えてもらったんですが、それでも本当に小回りが自分のものになっているとは言えませんでした。でも、小回りと言っても、基本的な滑り方は大回りと大差があるものでは無いということや、上体をフォールライン方向にキープすることが大切。などということは理屈としてはわかるようになりました。

その後、グッギーやリッチー・ベルガーのビデオをコマ送りで再生して何度も見たりしていて、ようやくスキーが小さな円弧を描く軌跡というものが理解出来るようになり、小回りのポイントである素早い動きは、クロッシングが素早く行われていることから起こって来るということもわかってきましたし、そのためには上手く雪からの圧を受け、またその圧を吸収することが大事ということも良く理解出来ました。

こうしてまるでジグソーパズルのように、色々な要素が絡み合って、私自身の小回りイメージが出来てくると、それまでは出来なかった動きが出来てくるから不思議です。ここまでわかれば後はドリル練習して、着実に出来るようになれば良いだけのことになります。

こういったことを皆さんが実際にゲレンデで試して理解していただけるように、丁寧に指導させていただきます。このレッスンが小回りに悩むみなさんの一助となるように願っています。

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2008/2/16(土)爆走ペアソリ大会

今日はあさひプライムで「爆走ペアソリ大会」というイベントがあり、そのお手伝いに行って来ました。丁度去年の今頃もこの大会があり、またその日が肉離れからのスキー復帰第一日だったとか、当日は雪が降ってしまってソリが滑れなかったとかを書いた記憶があります。

今日の大会は通常はスキーだけしか滑走が許可されていないゲレンデを、ソリで滑ってしまおうというものですので、昼間の営業が終了した午後4時半から準備を始めました。

私はスタート係ですので、スタート台を作ったり(大部分は雪上車がやってくれたのを手慣らし)、スタートのコースをくじを引いてもらって決めてもらったり、スタートの連絡をゴール地点に入れたりという仕事をしました。

今日のクラスは子供のペア、親子ペア、一般ペアとなっていて、それぞれ予選決勝と2レースを戦います。ソリはこちらから提供されたものですので、特別なチューンは出来ませんので、コース取りなどの戦略と、バランスを崩さずソリをしっかりコントロールするテクニックの両方が必要になります。

今日は冷え込み具合も良く、ソリも良く滑りましたので、スタートと同時に子供や女性は歓声とも悲鳴ともつかない声を上げて大はしゃぎでした。スタートと同時に多重クラッシュしたり、コントロールが効かずに土手に乗り上げたりと、珍レースを展開する組があるかと思えば、初めからゴールへ一直線にスピードに乗って飛び込んでいく組みもあり、大変楽しい大会でした。

競技が始まる頃はかなり寒くて、もっと厚着をしてくれば良かった、風邪をひいたらどうしようという心配をしていたんですが、みんなの熱気で寒さも忘れてしまうほどでした。

明日はジュニアのGS大会で、2日連続のお手伝いです。明日もまた熱いレースが展開されることと思います。

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2008/2/15(金)3月の予定

とりあえずの3月予定として、1日と、8日にプライベートレッスンをお受け出来るようになりました。スキー場は47を予定していますが、前々日までにご予約をいただければ、白馬乗鞍、野麦峠のいずれでもレッスンが可能です。ご予約が無かった場合には47へ出勤いたします。

もし、47以外のスキー場でのレッスン希望がありましたら、まずメールでご連絡下さい。尚、スクールのホームページでもお知らせしている通り、ディレクター以外のプライベートレッスンは47以外では料金が割安になります。http://fs.jpski.com/lessons/private.htm#2

もし、4人以上の仲間で受講される場合は、一人当たりの料金がデイリーレッスンよりも安くなります。

また、両日はデイリーレッスンも計画中です。詳細はまだ発表出来ませんが、スクールのホームページで公開出来るようになりましたら、こちらのブログでも詳しいご案内を差し上げます。もちろん、同日にプライベートとデイリーレッスンの二つは出来ませんので、どちらか先に申し込みのあった方が有功になります。

デイリーレッスンの場合は料金は安いですが、他にも申込者がいた場合には自分の希望通りのレッスンが受けられない可能性もあります。ただ、逆に他の滑りを見たり、私が他の人にするアドバイスなども参考に出来るので、グループレッスンもそういう面での良さがあります。

プライベートだと、自分の希望するレッスンが受けられますが、料金が高くなってしまいます。フィーリングスキーを体験してみたいとか、私のレッスンテーマが自分の希望通りである場合は、デイリーレッスンをお申し込みいただくと良いと思います。

ところで、昨日も少し書いたように、3月になると普通はそろそろシーズンも終わりという感じになって来るのですが、今年は雪もたっぷりありますし、3月に学んだことをさらに練習を重ねて上達することも可能だと思います。陽気も暖かくなってきますし、雪が重くなる日もありますが、それはそれで上達するための磨き砂にもなります。

つまり、自分でスキーを回すのではなくて、雪の力でターンをするということを学ぶためには、トップシーズンよりもむしろ好条件ということになります。一緒に春の雪を楽しく滑りましょう。

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2008/2/14(木)ようやく調子が出てきました

2月も半ばになりましたが、私の方はようやく調子が出てきました。去年から私のブログをご覧の方はご存知だと思いますが、去年の1月に左足の肉離れを起こしてしまい、スキーを1ヶ月くらい休みました。

実はこの時期に滑り込めなかったというのが結構影響がありまして、昨シーズンのケガからの復帰後も調子があと少しという感じでした。今シーズン始めは良い感じだったんですが、ブーツのカントの問題による左右のターンの違いで悩みました。

その問題が解決した後は、ジュニア指導が終わった後のナイターで毎回2時間から4時間ほど滑り込みました。たかが2時間と言っても、リフトに乗っている以外は休み無しで滑り通しですから、かなりのトレーニングになりました。

この間、自分が上達するのはもちろんのことですが、スクールを受講して下さる皆さんにどうしたらわかりやすい指導が出来るのかということを、ずっと考えて実践してきました。

私なりの結論としては、いかに効率良く雪の抵抗を受けて滑るかということと、ターンからターンへの切り替えがスムーズに行くかということが大切だということです。

ちょっとこれだけではわかり難いかと思いますが、大回りでも小回りでも圧を受けて吸収、そして切り替えで雪からの圧を上手く利用出来れば、無理の無い楽な滑り方が出来るということになると思います。

この後2週間ほどはまた色々と用事がありますが、3月になったら私が得たことを皆さんにお教えして行きたいと思っています。ちょっと時期が遅くなったとは思いますが、まだまだスキーを楽しめる時期ですので、ぜひお役に立ちたいと思います。

レッスン企画が出来ましたら、スクールのホームページや、このブログで告知いたしますので、よろしくお願いします。

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2008/2/13(水)滑走性の良いスキーが上達の秘訣

今日も今シーズンのジュニア指導の中から、感じたことを書きたいと思います。

子供達を教えていて困るのは、緩斜面でスキーが滑らず止まってしまうことです。子供達の使っているスキーのコンディションは様々ですが、正直に言うと滑らないスキーが圧倒的に多いです。

そのために今シーズンは固形ワックスを用意していて、スキーの滑りが悪い子がいると、応急的にワックスを塗って、コルクで磨いてあげました。これで滑るようになるスキーもあるのですが、滑走面の状態によってはダメな場合もあります。

先々週だったか、スキーが滑らない子がいたので、ワックスを塗ってあげたら、ターンが変った子がいました。また、ジュニア検定で成績の良かった子は、やはりスキーが良く滑っていました。ジュニア検定はタイムも取るのですが、それだけ無く滑り方も見ているのです。

私も自分の子にはレンタルのスキーを使わせていたのが、スキーを買ってホットワックスをかけてやったら、「凄く滑る」と子供が驚いていたのを思い出します。滑走性の良いスキーでどんどん滑ると楽しいですし、ターンの技術も直ぐに進歩します。

子供のスキーにストラクチャまで入れろとは言いませんが、ホットワックスは掛けてあげると、全然滑りが違います。もっとも、レンタルのスキーではそういうわけにはいきませんが。その場合はスプレーワックスを持参して、掛けた後コルクで磨いてやると、ホットワックスほどではありませんが、滑りが良くなります。

初心者はスキーが滑りすぎると危ないと思っている人もいるみたいですが、きちんとした教え方をすれば、良く滑るスキーほど上達すると思って間違いありません。技術云々の前に、まずはスキーをチェックしてみましょう。

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2008/2/12(火)ジュニア指導の現場から

今シーズンは5回に渡ってジュニアの指導をしたわけですが、今日は現場で指導している中で感じたことを書いてみます。まずはカービングスキーについてです。

レッスンに来ている子供たちが使っているスキーは、圧倒的に昔からのサイドカーブが少ないスキーが多かったです。子供にスキーを買っても、直ぐにサイズが合わなくなってしまうので、シーズンレンタルのスキーを使わせる親御さんが結構いたからです。

でも中には、知ってか知らずかはわかりませんが、カービングスキーを履いている子供たちもいます。ご存知のようにカービングスキーは、角付けをすればそれだけでも一応はターンが出来てしまいます。

ですが、確実なスピードコントロールということを考えると、初めてスキーを履いた子にとってこれは良いことなんでしょうか。もちろん、教える側は先ずはプルークボーゲンを教えているのですが、子供が色々とやっている内に、角付けだけでもターンが出来ることに気づいてしまうと、そういう滑り方になっていってしまいます。

緩斜面がただ滑れれば良いというなら、それでも問題は無いのですが、少し急な斜面に行った時にはちょっと危ないですよね。

クラブには私が教えた基礎コースの他に、レーシングコースもあり、昨日もポール練習があったので見ていたのですが、角付けに頼り過ぎてターンが詰まって、減速してしまっている子供がかなりいました。

一方で私が教えた中で今年からスキーを始めたのに、ジュニア検定で4級を取れた子供たちはどうだったかというと、サイドカーブの無いスキーがきちんと雪の抵抗を受けてターンをしているのですが、その時にスキーが少したわんできているのを見ることが出来ました。

こんな小さくて、スキーを始めたばかりの子供たちが、そんなターンをしているのを見ると、ちょっと感動してしまいますよ。

カービングスキーは上手く使えばターンもしやすいし、長所も多いのですが、その反面基本的な技術がおろそかになってしまう可能性もあるという、両刃の剣のような面もあります。

もっとも、最近は売ってるスキーが子供用でもカービングっぽくなっていますから、用具はあまり選べません。結局のところ道は長いですが、きちんと指導出来る人や環境を作って行くしかないのでしょうね。

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2008/2/11(月)溝コブチャレンジ

こちらは先週の土曜日に雪が降りましたから、スキー場も良いコンディションのようですね。今日は夕方には実家に戻らないとならないので、お気軽にあさひプライムで半日だけ滑ってきました。

ここはいつもはほとんど人工雪で、この時期になるとアイスバーン化してくるのですが、土曜日の雪のおかげで、最高のコンディションでした。朝一は久々にピステの後の残っているゲレンデにシュプールを描きました。

雪が良いのでfloat plane turnの練習をしても、スキーがきれいに回ってきて、ヒューンとクロッシングしてくれて楽しいですし、小回りもスピードコントロールが楽なので気持ち良く滑れました。

さて、先週当たりから溝コブが出来ているのをそのままにしてあるので、私もチャレンジしてみました。斜度が20度くらいで、溝も浅いので何とか滑ることが出来ますが、ちょっと重心が後ろに行ってしまうと、カタパルトから発射!となってしまいます。

コブのピッチが基礎の小回りくらいの弧になっているので、比較的滑りやすいコブです。時々、ピッチが広くなって休めるところなどもありますので、完走は一本くらいでしたが、半分くらいまでは何とか行けるようになりました。

この溝コブですが、柔らかい雪の時にポールを滑ると、段々と溝が掘れてきてこれと同じような状態になります。そんなイメージで、絶対滑りきってやるというつもりで滑ると、案外滑れるものですね。

コブだと強制的に上体をフォールラインに向けてキープさせられる形になるので、小回りの練習としても良いですね。ただ、私は腰があまり良くないので、こうやってずっとひねられ、ひねられしていると、腰がだんだん疲れて痛くなってくるのです。

一度失敗して大ゴケしたので、そこが潮時と思って練習を止めましたが、今度の土日もクラブの出役であさひに行かないといけないので、また練習してみようと思っています。今度はもっと固く深いコブになっていると思いますが。

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2008/2/9(土)ジュニア指導終了

本日で今シーズンのクラブでのジュニア指導が終了しました。今日は雪がかなりの勢いで降る中、先週と同じ班の子供達の担当でした。

今日は雪が降ってゲレンデにもかなり積もっているせいで、スキーが滑りません。緩斜面ではターンをすると、板が止まってしまう子もいます。そこでまず、少し斜面を登って中斜面を滑ってみました。

ターンをしたら一旦左右の荷重を同じに戻して次のターンへ入る、ということを「曲がったら少し真っ直ぐに進んでから、次に曲がる」という言い方で滑ってみました。ちょっと不安のある子もいましたが、再度緩斜面で練習してからもう少し斜度のあるところへ登り、再度挑戦で何とか上のリフトに乗れそうな感じになってきました。

本当はもうちょっとスピードコントロールの練習をしてから、急な斜面へ連れて行くのが良いんですが、緩斜面では板が滑らないので効率が良くありません。板が滑らないのを逆手にとって、急な斜面(と言っても20度くらいですが)に挑戦です。

さて、斜度があると思うと緩斜面では出来たことが出来なくなることは良くあることです。ご多分に漏れず、次のターンを急いで却ってスピードが出てしまう子が出て来ました。また最初に戻って、ターンの後は一旦横に進んでから次のターンに入るを練習しました。

何度かやっていると、コツを掴んでスピードコントロールが出来てきました。それからは、ターンの回数を少しずつ増やして滑れる距離を伸ばして行きました。最後には斜面の半分くらいを続けて滑れるようになりました。もう少し時間が有れば、リフト一本分ノンストップも出来たと思いますが、タイムアップでした。今日は閉校式があるので、4時でレッスンは終了です。

ところで、急な斜面ということで、腰の引ける子も出て来ました。そこで地球のコア方向を意識してみることにしました。もちろん、そんな言葉では子供達にわかりませんので、真っ直ぐに立って滑るということを、やって見せました。

すると、腰の引けていた子達が、ターンの前半では上体を落としていけるようになり、一層スムーズなターンになりました。中でも一人の女の子は、こちらの言ったことを理解する能力に長けていて、説明してやって見せると直ぐにその通りに滑ってくるので感心しました。決して他の子が劣っているというわけでは無いですが、同じ1年生でも理解力も人によって差があるということがわかり、大変私にとっても勉強になりました。

さて、閉校式では先週の検定の結果が発表になり、私の班の子達は全員5級でした。下に6級があることを考えれば、今年スキーを始めて5回の子達がここまで出来ればまずまずだと思います。でも、他の班でも大体そんなものなので、とりわけ私の教え方が良いとかいうことはありません。

ただ、その前にレッスンを担当して、2週に渡ってフィーリングスキーで教えることの出来た子の中には、4級を取ることが出来た子もいました。スポンジボールや、みかんのイメージで滑りが変った子供達です。子供にも工夫すればフィーリングスキーのイメージは有効ということを、こういう形で見せてもらえると嬉しいですね。

来年もこういう機会があるかわかりませんが、もしあるようならば、またベストを尽くしたいと思います。

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2008/2/8(金)ブーツについてのこんな経験

先日の試乗会の中で、サロモンのブーツを試し履きしてみました。レーシングタイプの足幅の狭いものです。履いた瞬間は、多少締め付けられるくらいで大丈夫かなと思ったんですが、立ち上がった途端に違和感が・・・。まるで宙に浮いているみたいでした。

これはこのブーツが良いとか悪いとかの話でなくて、私の足幅が広いので足が引っかかるような形で、インターブーツの底まで届いていない感じになってしまったということです。当然、こんな状態ではまともなスキーは出来ません。一本滑って諦めました。

なぜ、自分の足幅が広いのに、こんなブーツを試してみたかと言うと、硬いブーツが欲しいからです。スキーブーツはレーシング用などのシェルが硬いものは総じて足幅が狭く出来ています。これは足に良くフィットしてパワーロスを無くすためなんですが、元々足幅の狭い人には良いのですが、私のような足幅の広い人間にとっては、非常に困った問題です。

足幅に余裕のあるブーツは柔らかすぎるし、硬いブーツは狭すぎる。インナーの肉抜きをすれば良いだろうと思う人もあるかもしれませんが、インナーを外してブーツに足を入れた状態で既にシェルに当たっているのではこの手もダメですね。

ここまで行かなくても、履けることは履けるんだけど、当たりがあるという人は少なく無いでしょう。多少のことなら我慢するし、我慢できないくらいならシェルを出すなどの加工をしてもらうようにしていることでしょう。

ただ、足の形によっては当たったところを出すだけでは、ブーツのバランスが狂ってしまいます。例えば、ブーツのくるぶし側が当たるからと言って、そこだけシェル出しをしてしまうと、バランスが内側に偏ってしまいます。

なるべくブーツの性能を損なわないようにチューンとなると、どこでも出来るというわけには行かなくなって来て、それだけの技術を持ったショップに頼まないとならなくなります。

一番先に書いたのは極端な例ですが、足にフィットしないブーツを無理に履いていると、それだけで足が外を向いたり内を向いたり、かかとが浮いたりということが起こります。これでは雪からの情報がきちんと伝わって来たり、スキー操作がきちんと出来なかったりしますね。

ところで、私のブーツ選びが今どうなっているかですが、お金を掛ける方法としては、REXXAM DATAの130を加工してシェルを広げてもらい、尚且つフォーミングインナーを作ってフィットさせるという方法です。

REXXAM DATAの130は他のメーカーのトルク130のものよりもはるかに硬いのですが、幸い甲の部分は高く出来ています。シェルを広げると、甲の部分は低くなってきますから、甲に余裕がないと厳しいわけですね。

ちなみにDATAには150という限定モデルがありますが、これは半端じゃないほど硬く、アグレッサーの150なんかとは比べ物にならないくらいだそうなので候補から外しました。シェルもすごく厚みがあって加工も難しいようです。足幅が狭くていじらずに履ける人で無ければオススメ出来ないそうです。

他には、多少柔らかくてもATOMICやFISCHERのブーツの中で幅の広めのものを加工して使うという方法。どちらもトルクは130ですが、実際は結構柔らかいんです。バックルをきっちり締めこんで、フロントスポイラーを入れてやれば、何とか使える程度にはなると思います。でも、これらのブーツは私だと甲が当たるんですよね。

自分の足の形を恨めしく思いながらも、なるべく性能の良いブーツを手に入れられるように、ただ今検討中です。

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2008/2/7(木)スキーチューンナップの大切さ

前2日間の話と重複するのですが、試乗会を通じて今更ながらに感じたことは、チューンナップの大切さでした。試乗用のスキーのチューンナップ具合はメーカーによって違いました。試乗ですから、なるべくそういう要素を排除してスキーの特性を見たいとは思っていましたが、実際にはきちんとチューンナップしていないスキーを評価するというのは、かなり無理があります。

硬いバーンでグリップしないスキーは、雪の柔らかなところを探して滑ってみて、感触を確かめたりしましたが、そんなことが不要であれば、もっと長い時間評価が出来るようになりますね。

スキーできちんとターンをコントロールしようと思えば、雪からの圧をしっかりともらう必要がありますが、そのためにはエッジが良く手入れされていることが大切です。また、良く滑らないスキーではその分、圧をもらいにくくなります。

新品のスキーだから大丈夫と思っても、実はエッジや滑走面加工の精度はメーカーによって差があります。元々良いポテンシャルを持っているスキーでも、工場から出荷された状態ではそれを生かしきれていないことが多いのです。

試乗会への行き帰りの道筋で、実際に年間何百本というスキーをチューンナップしている、スキーショップ安曇野さんから、新品のスキーでもエッジに焼きが入っていたり、滑走面が平らでないものなどが存在している、などというお話を、具体的にメーカーをあげて色々と伺いました。

どのメーカーでも多かれ少なかれそういう問題があるので、どのメーカーが良いとか悪いとかではなくて、スキーの持つ本来の性能を出すためには、チューンナップが不可欠だということです。

硬いバーンでは、エッジが丸まっているスキーでは、いくら落下しても雪面から抵抗を効率良くもらえませんから、ずるずると落とされるようなスキーになってしまいます。

滑走面が平らで無いとターンの時に引っかかったりしますし、ストラクチャの入っていないスキーや、滑走面が酸化したりケバ立ったりしているスキーはいくらワックスを塗っても良く滑りません。

技術志向で無く、楽しく滑れれば良いと思っている人でも、チューンナップを一度きちんとしてみると、きっとスキーがもっと楽しくなると思います。

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2008/2/6(水)試乗会3回目

今日も軽井沢でメーカー試乗会でしたが、前の2回がワンメーカーだけだったのに対して、今回は4メーカーの共同開催でした。

さて、今日一台目の試乗のスキーを履いてリフトに乗ろうとすると、背の高い外国人スキーヤーが「こんにちは」と挨拶して来て一緒にリフトに乗りました。こちらは「どこかで見たような?誰だっけ」という感じだったんですが、「○○(私の履いているスキー)はどうですか?」と尋ねて来たので、「これから試乗するところなので、まだわかりません」と答えたところ、「そのスキーはオールラウンドで、四輪駆動車みたいにどこでも行けます。」と教えてくれました。

その時履いていたスキーはヘッドのものだったのですが、こんなことを教えてくれて日本語が話せる外国人と言えば、そう、リッチー・ベルガーとわかりました。彼のビデオやDVDはいくつか持っているのですが、帽子とサングラスをしていたので、直ぐにはわかりませんでした。

後で一度だけ彼の滑りを目の前で見ました。急斜面で普通の小回りをしていただけですが、本当に楽に簡単そうに滑っていたのが印象的でした。

さて、今日のバーンは山頂を除くと非常に硬いバーンで、私の技術でちょっと厳しい場面がありました。メーカーによっては、お客さんがお店で入手するそのままの状態で試乗してもらうというポリシーのために、敢えてチューンナップしていないスキーがあったため、エッジがグリップせずに苦労しました。

そんなわけで、昨日と同様、評価しづらいスキーが出てしまったので、個別のスキーの性能をあまり語れないのですが、ベルガーお奨めのヘッドのSuper Shape Speedは確かに良いモデルです。

また、昨シーズンの試乗で私のお気に入りだった、FischerのProgressorは来年モデルもとても良かったということを書いておきます。このスキーは本当に不思議で、私の滑りに対して「本当はこういうことをしたいでしょう?」と、自分のしたい滑りに導いてくれるっていうんでしょうか、急斜面小回りなどが楽に出来るんです。レスポンスや操作性も最高で、しなやかで尚且つ、きびきびしています。

DOスキーにもとても良いと思いますが、LETスキーでも良いスキーです。この辺りも不思議なスキーですね。でも、このスキーはチューンナップが今日の雪質にバッチリだったというアドバンテージがありますので、それは少し差し引いて考えないといけないと思いますが。

それにしても、いくら雪質が硬くてスキーのエッジのチューンがしていないとしても、それでちゃんと滑っている人たちもいるわけですから、私ももっと技術を磨かないといけないことを思い知らされました。課題がまた一つ増えてしまいました。

メーカー試乗会は今回でお終いですが、試乗したスキーの中には良いものがたくさんありました。詳しいスキーの情報をこのブログに載せるのは、まだちょっと時期が早いと思いますが、新しいスキーを買おうと思っていて、試乗に行きたいと思っている人には、目指している滑りや用途に応じて、試乗の候補をいくつか提案できますのでご連絡下さい。

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2008/2/5(火)試乗会2回目

今日は軽井沢プリンスで開催された、メーカーのニューモデル試乗会に参加して来ました。昨日雪が降ったのですが、バーンは先週よりも固めでした。

先週も今週も軽井沢プリンスのパラレルコースで試乗会が行われたのですが、ここは緩斜面から中斜面がほとんどで、最後に少し急な斜面がある、というコースです。

上部ではプルークボーゲンでスキーのズラシやすさをみて、後半は少しスピードを出して、切れや走り、操作性などを見ました。ブーツのカントを調整して滑りの方は快調になったので、先週よりしっかりと試乗が出来ました。

ところが問題が一点ありました。試乗スキーはチューンナップが施されていましたが、その仕上げが雑でスキーそのものの性能を掴みきれないものがありました。メーカーもチューンナップショップに依頼しているのですが、もう少しきちんと仕上げないと、そのメーカーのスキーそのものが質が悪いと誤解されてしまいますね。

今年も人気の売れ筋だったモデルを私は初めて試乗したのですが、スピードが出て少し荷重が強まるとズルっといってしまったり、レーシングモデルでもポールでズレズレになってしまうものがある等の問題がありました。

実際に仕上げという意味でどんな問題があったのかについては、一緒に行ったスキーショップ安曇野さんの店長さんが解説してくれましたが、指定のサイドエッジ角度を出すのなら、サイドエッジ全体にファイルを掛けないといけないのに、一部しか掛かってないとか、素人の私が見てもわかるようなものでした。

スキーの性能を生かすのも殺すのも、チューンナップ次第。みなさんも、良いチューンナップショップとお付き合いされるようにお勧めします。また、試乗会に行かれるのなら、きちんとチューンナップされたスキーに乗せてくれるところへ行かないと、正しい評価が出来ませんので注意して下さい。

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2008/2/4(月)カント改善

先週の試乗会でファットスキーを履いてみたら、カントのズレに気が付いたという話を書きましたが、土曜日にこれを調整しました。と言っても、ブーツの調整を中立にして、以前に作ってあったカスタムインソールを入れただけなんですが、予想通りの効果がありました。

今まで右足がどうしても体から離れてしまい、近くに置こうとしても上手く滑れないという問題があったんですが、これが近くに置くまでは出来るようになりました。結局のところ、右足が外側に傾きすぎていたので、角付けするには体から離すしかなく、体が自動調整のようにスキーを外に出していたようです。

離さなくても角付け出来るようになれば、自然と離れなくなるんですね。これで劇的にターンが改善、となったら良かったんですが、そこはやはり体のクセがあります。やっぱり右腰は回り気味になるんですね。

あくまで参考にってことですが、クラブの先輩(正指導員)からこんなことを聞きました。私と同様にその人も右腰が回ってしまうようですが、そのためにフォールラインを真下でなく、少し右にあるものと思って滑っているのでそうです。

面白い考え方ですね。私もやってみたら、結構良かったですよ。でも、右向きに体をいつもストレッチしてるような感じになりますので、体の負担もありますね。普段から体の柔軟性を高めたり、動かないほうのストレッチをまめにするなどの準備が必要ですね。

とにかく、カントが直ったら滑りもちょっと変る。ということですので、近くに良いブーツのショップが無い人は、ディレクターのキャンプなどに参加して、ブーツを良くチェックしてもらうことも大切だと思います。

ところで余談ですが、先週私の試乗した超ファットスキー、家へ戻って資料を見たので、スペックをお知らせしますね。トップとテールが148mm、センターが128mmでRは32.4mです。どうです凄いでしょう。普通のファットスキーよりも、さらに20mmくらい幅広いですよ。

機会があればみなさんも試乗してみて下さい。VOLKLのCHOPSTICK(箸)という名前のスキーです。

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2007/2/2(土)まずは滑ることから

今日はクラブのジュニア指導4回目でした。今日の担当は今迄と違う初めての子達だったので、最初は私が何か言っても反応が返って来なくて、ちょっと拍子抜けしました。

さて、滑りを見せてもらうと、あら大変。今日はポールを使ったジュニア検定があるのですが、ポールを滑れそうな技術のある子は1人か2人でした。他の子は一応ターンにはなっているのですが、ターンすることに気をとられてスキーの動きを止めてしまったり、ターンが終わらないうちに、もう次のターンへのアクションを起こしてしまったり、おまけに板も滑らないという状態でしたので、少しあせりました。

でも、あせっても物事は良くなりません。板の滑らない子には、ワックスを塗ってコルクで磨いてやり、その上で一度プルークファーレンに戻し、なるべくスピードを出して滑ることが出来、スピードが出すぎたらプルークをきつくしてスピードを抑えるという練習をしました。

この時に急激にスキー操作をしないで、ゆったりとすることが大切です。また、ターンとターンの間には一度真っ直ぐに進んでから次のターンに入るということや、ターンの時に少し我慢して、スキーが曲がってくるのを待つ等を教えていきました。

慣れてきたところで、「みかん」を取り出し、滑ることによってジュースが出るという話もしながら、ターンの練習をしました。

さて、少しターンが良くなってきたところで、ポールの滑り方レッスンです。最初にストックを使ってポールを作り、スキーを脱いで歩いてポールを通過するコースを学びました。次に私のストックで2ターンだけポールを滑って見てから、子供達に人間ポールを作らせて、それでポールを滑る練習をしました。

この練習、次から次へと滑りながらポールを作っていくので興味が湧いて、「早く自分の滑る番が来ないかなあ」などと思っている様子がわかります。これで2ローテーションくらい練習して、本番に臨みました。

結果は転倒者はいたものの旗門不通過は一人も無く、これは今年スキーを初めて履いた子達の中では優秀だったようです。やったね、みんな!

最後の滑りはトレーンで、ターンをしながらも出来るだけ早く滑るという練習でしたが、みんな良く付いて来ました。

曲がることよりもまずは滑ることが大切、ということを身にしみてわかったレッスンになりました。

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