2012/1/27(金)明日は野麦

明日は2週間ぶりに野麦に出勤します。だいぶ雪が降ったようで、かなりゲレンデの状態も良いですし、新雪も残っているみたいですので、明日が楽しみです。

長野県でも北部は大雪がこの後も降るようで、いろいろと大変な面もあり喜べませんが、これも自然の恵み。人間は自分にとって都合の良いことだけを喜ぶ傾向があるようですが、自然は必ずしも都合の良いことだけを与えてくれません。

人的被害があるのは実際困るのですが、人間が自然界の頂点と考えるのも無理があるというもの。賢くかつ謙虚に生活したいものです。

とはいえ、野麦の軽い新雪もたっぷりと楽しみたいと思います。明日野麦でお会いしましょう。

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2012/1/23(月)基礎パラレルターン

私がYouTubeに上げているビデオがいくつかありますが、タイトルが「基礎パラレルターン」というビデオがあります。2005年の12月9日から11日に、フィーリングスキーの教師を養成する「ルーキーアカデミー」が、初めて行われたその初日のレッスンの中の滑りです。

前にも書いたことがありますが、この時はフィーリングスキースクールができるという話は全くなく、この講座の受講生はそれぞれの立場でフィーリングスキーをお伝えして行くというつもりでいました。

この時の私は左ターンの時に腕が回ってしまい、ターンをリードするような形になっており、上体も先行して外向がなくなってしまう形になっていました。その腕を止めるイメージがビデオで聞こえている、「手綱引くー」だったわけです。

そのおかげでこのビデオを撮ったときには、腕が回るのは止まっていました。

実はこの時はまだ一般に公開されておらず、名前もついていなかった、「サウンド・オブ・ミュージックターン」の原型もTOKさんから披露されたのでした。

さて、このビデオは私のブログで、@Niftyのサーバーに上げたものを公開していたのですが、YouTubeには2010年の12月に公開していて、今シーズン初めの12月ごろまでに900回くらいのアクセスがありました。

ところがつい最近久々に確認したところ、2800アクセスに増えていて、今日また見たら3560アクセスと不思議に良く見ていただいて自分でも驚きました。「基礎パラレルターン」というタイトルのせいかもしれませんし、「手綱引くー」の意味が見る人には不明??というのも良いのかもしれません。

実際、私のブログを「パラレルターン 手綱引く」というキーワードで検索して見てくれた方もいるみたいです。

この時のイメージの基本は「オレンジを意識→バトンターッチ→手綱を引く」というものだったと思います。自分からフォームを作ろうなどということは全く考えていなかったのですが、今見ると自然な外向が現れています。

時間が経っていますので客観的に見ることができますが、凄い滑りではないものの、素直な滑りだとに思います。これを見ると、スキーはあまり余計なことを考えずに雪からの情報を感じてそれに反応していく方が良いのではないのかと改めて思います。

ということでその「基礎パラレルターン」をご覧ください。

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2012/1/21(土)どんどん滑る

今日はクラブのジュニア指導に行きました。担当は前回と同じ子ども達ですが、先週は別の人が担当しましたので、滑りがどんな風に変わっているのかにも関心がありました。

一本滑ってもらうと、子ども達の間で少しスキー技術の差があると思いました。それぞれ個性があるように、成長の度合いはみんな違います。ですから、技術差そのものは私はそれほど気にしないのですが、来週はジュニアバッジテストがありますので、一人ひとりの技術は伸ばしてあげたいところです。

そこで私の前回のレッスンの復習で、スポンジボールを取り出したのですが、それをボールでなくて、みかんに見立ててもらいました。ボールだと、グシャっとつぶしても問題ありませんが、みかんだとジュースがあたりに飛び散ってしまいます。

ゆっくりとジュースを出したら、つぶれたみかんが戻る時にジュースも戻っていくというようなイメージでやってみたら、少していねいなスキーになった子もいました。

次に、ゲレンデの端に練習用にショートポールが立ててありましたので、そこを滑ってみます。規制されたところを滑ると、真っ直ぐに行ってしまう子もしっかりと曲がらないわけにはいかなくなり、奮闘してポールを回ってきてくれます。

次はもっと長い距離でやってみたいと思いましたので、人間ポールを作りました。幸いに私の班は8人もいますので、7人がポールになって並んでもらい、最後の一人がそこを滑ります。

そして、滑り終わったら一番前に止まってもらいます。そして、後ろから滑りながらポールをどんどんと足して行くのです。滑りながら「ここ止まって」などと言いながら、少し振った場所を作ったり、スピードが出るにしたがってポールの間隔を伸ばしていきます。

ただターンをするだけだと、どのくらいの大きさの弧を描いたらよいのかイメージが掴みにくいのですが、ポールになっていれば嫌でもその大きさの弧を描かないわけにはいきません。この練習は2本やりましたが、ゲレンデの最初から最後までですので、けっこう良い練習量になりました。

最後は私とみんなでトレーンですが、一定の弧を描くのではなく、深回り浅回りなど変化をつけながらどんどんと滑ってみました。

今日の練習ですが、本当なら一人ひとり技術的な問題について指導して上げられれば良いのですが、時間の関係もありますし、子ども達の集中力の持続など難しい部分もありまし。

なので基本的な動作を覚えたら、どんどん工夫しながら滑って慣れていくという考え方で進めました。大人のレッスンもそうですが、しゃべる時間が多すぎると練習時間が減ってしまいます。やっぱり子どもは長い距離をどんどん滑らせて上げる方が上達が早くなります。

来週は野麦に行きますのでバッジテストの結果は見られませんが、そのまた翌週最後のレッスンがありますので、成果を楽しみにしていたいと思います。

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2012/1/20(金)思い通りにならない、を楽しむ

今日は松本市内でも久々の積雪になりました。平日ですので午前中は仕事をしていましたが、せっかくの雪なので滑ってみたくなり、午後2時間だけ近くのスキー場へ行ってきました(私は自営業者で仕事の残りを夜に回すなど融通がきくのです)。

今日は小学校のスキー教室があったみたいで、私が着いたときには子ども達がたくさんいましたが、もう講習の終了時刻だったみたいで、ゲレンデは空き始めました。特に上の斜面では私の他にもう一人のボーダーがいるだけで、ほとんど貸し切り状態です。

スキー教室がなければ、平日ですから上部のゲレンデは新雪も残っていたのでしょうが、粗踏み状態のゲレンデが待っていました。これも良い練習と思い滑り出しましたが、今シーズン買ったAtomicのBlackeyeにとっては、水を得たさかなのようなもの。

粗踏みで大回りで滑れるだけでなく、ターンの後半もまだ倒しこんでいると、どんどん走って切れ上がっていきます。逆に私にとっては粗踏みでの小回りは、やりにくかったです。

ただし、踏んでいない新雪の場合はそうでもありません。降雪機の後ろの部分にあった新雪部分に飛び込んでみたら、小回りでも大丈夫でした。

この前も書いたように、Blackeyeはスノーボードのような特性を持ったスキーです。雪面に完全に浮いてしまうほどの幅があるわけではありませんが、スキーが雪の中に少し埋もれた状態でも平気で滑っていけます。もっと深い雪があれば最高のスキーかもしれません。

ところで短時間でしたが、その中で感じたことは、一口に新雪と言ってもいろいろな滑り方があるものだなあ、ということです。雪質の違いもありますし、踏まれている程度も違う。大回り系で滑りたいのか、小回り系で滑りたいのかなど。

整地のように必ずしも自分が思い描いた滑りができるとも限らないのですが、それを受け容れてこんな風に滑ってみようと調整していく、ということを楽しむということもありじゃないかと思ったのです。

今日、後からやって来た一人のスキーヤーがいたのですが、見ているとその人は自分が思い描いているターンが何とかできないか、と苦労しているようでした。多分、新雪をダイナミックに小回りで滑るようなことを狙っていたのだと思いますが、もっと発想を変えたらより楽しめるのにと感じました。

明日は私は野麦には行きませんが、標高も高いので市内にくらべると雪質も良く滑りやすいと思います。それもまた楽しんでいただければ、と思います。

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2012/1/19(木)スキーの手入れ

夜スキーの手入れをしていたら遅くなってしまいましたので、翌日書いています。

先日、滑っているときに石を踏んでしまい、滑走面もエッジも傷が入ってしまいました。滑走面は下地が見えるほどひどくはないので、次回のチューンナップの時にやってもらうとして、エッジのバリが出ているところをファイル(やすり)で削ってきれいにしました。

石を踏むということ以外でも、アイスバーンを滑ったりするとバリが出たりします。これは放っておくと次にアイスバーンを滑るときにエッジが引っかかったりしますので、落としておかないといけません。

バリを落とすだけなら、#400くらいの紙やすりがあれば充分です。ただし、エッジの角を丸めてしまわないように注意します。

ついでにアイスバーンを滑ると、エッジが丸くなってしまいますので、エッジシャープナーで少し研いであげました。こういうことをするときのコツは一度にガッと削ろうとしないで、軽く均一に引いてやって、足りなければもう一度するようにします。

私の考え方は基本のメンテナンスは専門家に任せて、日々の手入れを自分でするというようにしています。自分でやりたいという人は古いスキーを使って練習してみると良いでしょう。

ただ、精度の高いチューンナップをするためには、チューンナップ台やバイスなどもそれなりのものを揃えないとプロがしてくれるようなレベルにはなりません。

チューンナップショップに持ち込まれるスキーやボードの中には自分でチューンナップして、エッジや滑走面など削りすぎているものが良くあるそうです。

そういうリスクがあっても、自分でメンテナンスする楽しさというものもあるので、少しいじっては滑ってみるなどして調整していくと、精度が上がっていくと思います。

私の場合はそこまで手間を掛けるのが面倒ということもあって、日常的なメンテナンスに留めているというわけです。

あと、ぜひ自分でやって欲しいと思うのはワックス掛けです。これはしょっちゅうしないといけないことなので、さすがに自分でやっています。スプレータイプや生塗りタイプのワックスもあるのですが、やはりホットワックスに敵うものはないと思います。

滑走面が白く酸化していると、スキーが滑りません。特にリフト乗り場まで滑って移動しているときなど、負担が大きくなります。それと、緩いアップダウンがあるところなどは、上りの部分でスキーが滑らないと止まってしまうので、そこから苦労することになります。

ワックスには板に染みこませるベースワックスと、その上に重ねる滑走用ワックスがあります。滑走面の細かな凸凹が埋まっていないと、滑走用のワックスが乗りにくいのでベースワックスというものがあります。

レースなどでは緩斜面でのロスが大きいので、雪質にバッチリ合ったワックスを掛けないといけないのですが、普通に滑るくらいならベースワックスはトップシーズン用の低温用と、春スキー用の高温用があれば充分だと思います。

私は普段の時間の無いときはベースワックスを掛けているだけです。ただし、余計なワックスはスクレイパーで削った後に、ブラシで書き出してストラクチャーがきれいに見えるようにしています。これをしているのといないのとでは、スキーの滑りが全然ちがうのです。

雪が降っているときや春スキーでは、フッ素が入っていてそれぞれの温度に合う滑走ワックスを重ねると良いのですが、これはかなりまめな人におすすめします。

ワックス掛けは凝りだすと、何種類ものワックスを使ってのベース作りや、雪質にあったワックスを塗る分けるなどの手間がかかります。

それを毎回やって苦にならないなら、そうするに越したことはありませんし、滑走性も最高になります。ただし、面倒でそこまでやれないという人は、ベースワックスを掛けてはがす、ということだけをしているだけでも、スキーが滑るようになりますし、滑走面も良い状態が保てます。

そんなことも含めてスキーを楽しんでいただければと思います。

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私のレッスン予定

2012レッスン予定

1月
日付 午前プライベート 午後プライベート
11(土)
28(土) スペシャル担当チャレンジ!! ノンストップ滑走!
2月
日付 午前プライベート 午後プライベート
14(土)
18(土)
  レッスン可能 担当レッスン受付可 レッスン予約済

今シーズンも昨年と同様、フレームレッスンがありますが、フレームレッスンは予約ができません。当日の空きがある場合のみ受講が可能です。

予約希望の場合は、半日または1日のプライベートレッスンをお申し込み下さい。

レッスンのご希望はinfo-nomugi@fs.jpski.comまでお願いします。

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2012/1/18(水)冷えの対策

先週の土曜日は野麦に行きましたが、かなり寒かったようで、スクールのインストラクタも「寒い!寒い!」を連発していました。

寒かったようで、と他人事のように書いてますが、私も野麦の山頂に行ったら顔が寒いとは思ったのですが、他の人のように足が冷たいとか、手が冷たいとかは無いので不思議な感じがしていました。

私も仕事をしていて手が冷えることもありますし、冬遅くまで起きていると足が冷たくなることもあります。でも、スキー場では手袋をしていれば、手が冷たいということは普通の状況ではありません。

ビデオを撮るときは、薄いものでも手袋をすると感触が良くないので、素手で撮影してますが、さすがに手は冷たいですが、終わったらまた手袋をすればその後は普通に過ごせます。

また、今のブーツはインソール無しですので、ブーツグローブをしても足が冷たい感覚がありますが、我慢できないほど冷たいとまではいきません。前のブーツだと、滑っているとブーツの中で汗をかいてインナーがびしょ濡れになるほどでした。

さて、昨日テレビで『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」』の中で、冷え性の特集がありました。それによると、冷え性には三つタイプがあるようです。

詳細についてはここでは書けませんので、コミコミクリニック みんなの家庭の医学の冷え性のページを参照してください。

その中で手足が冷えるタイプの人がいるのですが、普段は冷え性ではなくても、スキーのような寒いところで手足が冷えるという人は、同じような傾向があるのではないかと思いました。

私は寒さに強いようなこと言ってますが、実は体が温かくてもおなかが冷えるということがあります。これは熱を放出しやすいタイプで、内臓が冷えてしまうということのようです。

ただ、スキーのときは体が冷えない対策をしてますので、それでおなかを含めて全身大丈夫ということではないかと思います。

では、その対策は何かと言いますと、通常の速乾性の薄いアンダーを着た上に、モンベルのウエストウォーマー、かんたんに言うと腹巻きなんですが、普通の腹巻きに比べると長さがあるので、わきの下から腰まですっぽりと覆って暖めることができます。この厚いほうのものを今シーズンから使ってますが、とても具合が良いです。

その上のアンダーシャツは、長袖の自転車用のものを使っています。ロビロンという素材のもので、静電気の多いのが欠点ですが、セーター一枚着るのと同じくらいの保温力があります。これはスキー用のアンダーが悪いというわけではなくて、兼用にしているというだけのことですが、この上にフリースを着て、スキージャケットを着れば通常のスキー場の気温なら、私の場合は大丈夫です。

腹巻きじゃダサいという人は、半袖の保温性の高いアンダーを着るとかの工夫ができると思いますし、その上に着るフリースの代わりに薄手のダウンジャケットなどを重ねるなど、保温性と防風性を高めて、体の中心が冷えないように工夫すれば良いと思います。

以前に本で読んだのですが、人間は体の芯が冷えてしまうと命の危険がありますので、手足を冷やしてでも中心の温度を保とうとする働きがあります。その状態でいくら手足を温めようとしても、なかなか暖かくならないわけですね。

逆に体の中心が充分に暖まると、今度は手足に熱を逃がそうとするので、手足が温まるようになるようです。もちろん、冷えの原因がこればかりとは限りませんし、下半身だけが冷えるという場合には、前述のホームページにあるような血行の問題があるかもしれません。

でも、もしTシャツにフリースというような着方をしていて、手足が冷えるという人がいましたら、保温性の高い下着を肌に密着するような形で重ねてみるというのは、きっと効果があると思います。

まだまだスキー場は寒い日が続きますので、暖かくして快適なスキーをしていただければ、と思います。

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2012/1/17(火)ノンストップの意味

今月28日土曜日にスクールのスペシャルレッスン「チャレンジ!! ノンストップ滑走!」を担当します。小回りができるようになる、とかコブが滑れるようになる、というレッスンは確かに人目を引きますし、そういうものと比べると、地味な印象があることは確かでしょう。

しかし、野麦峠スキー場の一番上から下までは約4km。おまけに標高差は730mあります。ワールドカップの男子滑降の距離は3km~4km、標高差は800m以上ですが、それに匹敵するようなスケールの滑りが楽しめるということになります。

もちろん、競技みたいに速くは滑りませんよ。フィーリングスキーで無駄の無い、疲れない滑りでこの距離をノンストップで滑れるようになってしまおう、というのがこの企画です。

実は何年か前に八方でレッスンを受けた際に、その時の先生がこのノンストップ滑走のススメをしていらっしゃいました。八方ですから、対象はリーゼンスラロームコースです。これを一日に何回かやってみなさいと言われました。

無駄な力を使うと絶対に疲れてしまうから、高いポジションでゆっくりと滑る技術が身に付きますよ、と言ってらっしゃいました。ただ、どうしたらそういう長い距離を滑れるのか、具体的には教えてもらいませんでしたが。

疲れないためには高い姿勢で全て直滑降すれば一番良いのですが、野麦の急斜面では危険ですし、現実的ではありませんね。ですからターンをしながら、体に負担のかからないようにスピードコントロールをしていくことになります。

高い姿勢でゆったりとしたターンをして行くのですが、問題は急斜面です。ここでスピードが出すぎると、それを抑えるために非常に体力を使いますので、いかに楽にスピードコントロールをするかが、鍵になります。

詳しくはレッスンでお伝えしますが、ターン弧を無理なく切り上げる技術や、谷回りからスピードコントロールする技術など、一度覚えると急斜面が楽で楽しくなるようなことをお教えしたいと思います。

この技術は単にノンストップ滑走のためだけでなくて、スキーに行ったときに長時間疲れずに滑ることにもつながります。楽なスキーをしたいと考えていらっしゃる方がいましたら、一緒にその秘訣を学んでみませんか?

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2012/1/14(土)ニューブーツを一日使用

今日は野麦に出勤でしたが、私のレッスンはありませんでした。その代わりに模擬レッスンや技術研修などいろいろとありましたが、今日は丸一日新しいブーツを使いました。

このブログを読んでいてくださる方がスクールにいらっしゃった時には、「これがそのブーツですか?」と実物を見てもらったり、触ってみてもらったりしていますが、とりあえず使える状態になりました。

元々のREXXAN DATAよりも少し幅の広いDATA-RMなのですが、私の足に合わせて、何度が調整してもらっています。現状、インソールは無しでモンベルの一番薄い靴下を履いて何とか収まっている状態なので、そこまでしてこのブーツを履く必要があるのかと思われる人も多いと思います。

でも、やはりブーツの感度は良いですし、操作感もダイレクトでいい感じです。今日は新雪が積もってから少し時間が立って、固くなり始めたところに入ってみましたが、小回りで少しひねりを入れてやったら、ポンポンと飛ぶような感じで滑ることができました。これは前のブーツでは味わえなかった感覚です。

実は今週の月曜日にもこのブーツを履いたのですが、その前にブーツを調整してもらっていたので、これで大丈夫かと思って、インソールを入れて厚い靴下を履いてブーツを履いてみました。そうしたら、足が窮屈で非常に冷たく感じました。

今日はインソールも無し、靴下も薄いということで、条件だけで比べたら厳しいはずですが、ブーツカバーをしていれば、足は若干冷えるかな、程度でした。これは、やはりブーツの中のスペースができて、空気の層が断熱になってくれたり、締め付けが少なくなったので血行が良くなったなどの理由があると思います。

足に合ったブーツと言いますが、実は足の先からかかとまでの部分は若干余裕があるくらいが良いです。その上で、すねの部分はきっちりと締まるというのが理想的なサイズになります。

これは、カスタムインソールを作ったり、厚い靴下を履いたりすることにより、元々の余裕がさらに必要になります。幸い今年の各メーカーのブーツのカタログを見ると、ブーツの幅が広めでもフレックスが硬いものが出てきてますので、足幅の広い人にも良い状況だと思います。

フィーリングスキー的な滑りということで言えば、やはり硬いブーツが良いのですが、メンテナンスをしっかりとやってくれるショップがあるかが大事になってきますし、脱ぎ履きが大変になるなどもありますので、その辺のトレードオフも考えてブーツを選んでいただければと思います。

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2012/1/13(金)ドリルが大切

私がスキーを始めて2シーズン目のことです。もう、緩斜面であればパラレルターンで滑ることができていましたが、少し斜度が上がると右外足のターンは良かったのですが、左外足のターンがうまくいかず、内足が引っかかって回らないので内足を持ち上げて無理やり回すというように滑っていました。

他の滑っている人を見れば、そんな風に滑っている人はいませんでした。何か方法があるのではないかと思ってスクールに入りました。1時間のプライベートレッスンで4,000円でした。

この時はスキーに掛けられるお金があまりなくて、正直この4,000円も痛いと思っていたのですが、レッスンを受けてからはこの問題は解決してしまいました。そうなると現金なものでたったの4,000円で悩みが解決してしまって安いものだと思ったことを覚えています。

ただし、その1時間のプライベートレッスンで完全に欠点が直ったわけではありませんでした。そこではヒントと練習方法を教わってレッスンは終わりました。ナイターのレッスンでしたので、残りの営業時間は1時間だけでしたが、教わったことを集中して練習しました。

そして、翌週は昼間から別のスキー場に行って、教わったことを丸一日練習しました。それでようやく左外足のターンがうまくいくようになりました。

フィーリングスキースクールでは、一時間半のフレームレッスンで料金は6,000円です。一般のスクールの一日4時間のグループレッスンが4,000円であることを考えると、金額だけを見たら高いものと思うかもしれません。

しかし、レッスンは一時間半かもしれませんが、それはプライベートレッスンであなただけのために、悩みを解決したり、希望を聞いてくれるものなのです。

ですから、一時間半でどれだけ変わるか、ということよりも自分の問題がどのようなことで、何に気をつけてどんな練習をしたら良いのか、という風に視点を変えて見る方が効果が出ます。

仮に一日のプライベートレッスンを受けたとしても、それだけで自分のスキーが飛躍的に変わるわけではありません。実際のレッスンの中で確かにすごく変わるかもしれませんが、引き続き自分で集中して練習しないと、次にまたレッスンに入る時には、また元に戻ってしまっているかもしれません。

元々、何でフレームレッスンをフィーリングスキースクールがするようになったかと言うと、フィーリングスキーの提唱者であった、TOKさんこと、佐々木先生がニュージーランドで短時間のプライベートレッスンを経験して、それが効果があるものであるということが大きな理由です。

一日のプライベートを受けるよりも、最初にフレームレッスンを受けて、次のフレームの時間は自分でドリル練習をする、その後にもう一度フレームのレッスンを受けるといった利用をしてもらうと、料金も安くなるし効果も上がるということも狙っていたのです。

スクールとして売上を上げるとか、そんなことよりも、生徒さんのことを本当に考えたレッスン形態であったわけです。

ただし、国民性の違いと言いますか、ニュージーランドではレッスンでできるようになったら、自分でどんどんと滑って試してみるというのが普通のようですが、日本では何度も教わらないと上達できないという考え方が多いように思います。

先生が見てくれている時は良いが、先生がいなくなるとうまく滑れないということを私も何度も経験しましたが、結局はそこから抜け出すためには、自分自身で教わったことを繰り返し練習することしかありません。

せっかく高いお金を払ってレッスンを受けるのですから、ぜひ一回のレッスンを最大限に役立てていただけるようにと願っています。

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2012/1/11(水)その前が大事

私は右ターンから左ターンへの切替が少し苦手で切替に時間が掛かります。その分、小回りでは左ターンの弧が大きくなってしまいがちです。一昨日、そのことを一緒に滑っていた同僚のKobaさんに相談してみました。

私のターンを前と後ろから見てもらった結果、どうも問題はその前の左ターンから右ターンにあるようです。左ターンで少しターンの始動を急いでいるように見え、ポジションが前寄りになっているためにスキーが回りすぎてしまうようです。

そこから左ターンに入っていくためには、回りすぎたものを一旦元に戻してから次のターンに入っていくために、切替が遅れてしまっている、どうもそんなことのようです。

自分では右ターンを急ぐ気持ちは全く無いのですが、もしかしたら昔は右ターンの方が苦手だったので、その頃にはそんな意識があり、今になってくせとなって残っているのかもしれません。

そんなことを意識して、自分の滑りを検証してみると、確かに右ターンの開始時に前寄りに立ち上がっていることがわかりました。

レッスンのときは、生徒さんに対してデモ滑走をしますから、この前書いたオレンジが戻るときにかかとを押してくれる意識を持って集中して滑っています。確かにそういう時は切替がうまくいっていると思います。

フリーで滑るときに気を抜いていると、悪いくせが出るということみたいですね。長い間のくせですから、短時間では直らないとは思いますが、原因さえわかれば治療はそんなに難しくないです。

それにしても、他の人の滑りを見るときはそんなことがあれば直ぐにわかるくせに、自分の弱点にはなかなか気づかない。ビデオでも撮らないと見られないとはいえ、人間って不思議なものですね。

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2012/1/10(火)トレーンの効果

昨日のレッスンでも使ったのですが、私は子どものレッスンではトレーン(列車の意味。私の後を生徒さんについて滑ってもらうこと)を使うことがかなり多いです。

その前にある程度こちらの意図した滑りができていることが前提にはなりますが、子どもの場合は前の人が滑った通りのラインをトレースしようとします。そうすると、斜度や雪質など余計なことに気持ちが向かず、滑ることだけに集中することができます。

昨日のCちゃんは、もこもこの新雪を一人で滑ったときに滑りにくさを感じていたのですが、私の後について来たときは、問題なく滑ってしまいました。

実はリフトの下の新雪を滑ったときに、表面は何ともなかったのですが、下が凍ってガタガタしていて、これはまずかったかな、と内心ヒヤリとして振り返ってみたのですが、私に付いてくることだけに集中していますので、本人もガタガタはわかったと思うのですが、問題なく滑りきってしまいました。

もともと、小学生くらいまでの子どもは「先生」という人に対しての信頼は絶大ですから、先生が行けるなら大丈夫、くらいの気持ちで付いて来るのですね。

もう一つのメリットは滑走距離が長く取れることです。子どもはどんどん滑って自分でうまくなっていきますから、ちょっと滑っては止まり、また滑っては止まりでは練習が不足します。

大事なことだけ忘れないように無線で呼びかけながら、どんどん滑る。時々後ろを振り返って付いてこられないスピードと思えば、スピードを加減しながら滑ります。もちろん、きちんと滑れているかも振り返りながら確認し、問題があれば止まって説明したり、別の練習をしたりします。

子ども達にしてみれば、止まって長々と説明されるよりもどんどん滑った方が楽しいに決まっていますよね。みなさんも機会がありましたら、トレーンをうまく使ってみてください。

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2012/1/9(月)雪が奏でるサウンド

今日は野麦へ出勤でしたが、第一フレームに小学校3年生のCちゃんのフィーリングスキー初体験スペシャルの担当でした。

Cちゃんは野麦の一番上から滑れるのですが、パラレルターンで滑れるようになりたいというご希望でした。最初にリフトの上でお話を聞いたところ、今日は雪が降ってゲレンデのあちこちに新雪がたまっていて、そういうところが滑りにくかったそうです。

次に滑りを見せていただいたところ、少し体が山側に逃げてしまっています。これが直れば谷足にしっかりと荷重ができますから、滑りが安定すると共に、パラレルターンが見えてきます。

最初は鳥のように腕を広げ、体を外側に傾けてみることで、外足にしっかり乗れるように練習してみました。これはターンの時に少しちいさくなってみると、さらに効果があるようでした。これでスキーが楽に回るようになりました。

外足への荷重がしっかりしてきたら、今度は舵取りが終わったら内足の緊張をなくします。というと難しいですが、要は力を抜いて無理にプルークを作らないようにすると、スタンスが揃ってきます。

これでシュテムターンになってきましたが、まだ時間が充分にあります。リフトの上で話をしていると、Cちゃんは音楽が好きでピアノも習っているということ。そこでサウンドオブミュージックターンをしてみることに。

まず最初に雪にも音楽がある、というお話をして、滑りながらその音を聴いてみることにしました。すると、「ザザーっ、という音がする」と言ってくれました。ではそれを片方の耳だけでなくて、両耳で聞いてみましょうと言ってやってもらいました。

最初は聴き方がうまくいきませんでしたが、だんだんとうまく聴けるようになってきました。ターンをしているときだけでなく、切替の部分では音がヒュンとスキーの進行方向に抜けていくというイメージを持って滑ってもらうと、音を聴くことによってできた外向が切替の場面ですっと開放されて、スキーが走っていくことにより切り替わっていくという動きができるようになりました。

これでCちゃんの滑りは、舵取りでほんのわずかのプルークスタンスが出るものの、後はほとんどパラレルターンになってきました。おまけにスキーが直進状態になるときに、スキーが結構走るようになり、いい調子のスピードでも滑れるようになりました。

一人で滑ってもらうと時々以前のクセがでてきますが、トレーンで滑ってもらうとそれはもうきれいなS字ターン。もう小学3年生のレベルではありませんでした。Cちゃんもこれには、ニコニコと楽しそうでした。

子どもさんのレッスンは上達が早いので、教えているほうも楽しいのですが、滑っている本人はもっと楽しい、それが理想ですね。

ただ、サウンドオブミュージックは、子どもさんが一人で復習して練習するのは難しいので、良い滑りを体に覚えさせるために、またスクールに来てもらえたら良いと思います。

Cちゃん、今日はとっても楽しいスキーができて良かったですね。また、一緒に滑りましょう。

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2012/1/8(日)豪快に滑るためのスキー

このブログは通常、日曜日はお休みです。でも、ちょっと書いておきたいことがありましたので、土曜日に書きだめして日曜日に公開されるようにしておきます。

ジュニア指導の前に少し時間がありましたので、今シーズン新しく買ったATOMICのBLACKEYE Ti PTで初めて滑ってみました。 このスキーはセンターが82mmあるスキーでセミファットでロッカー。長さは174cmでRは16m。

リフトから降りて最初にスキーを角付けしてみると、足元から強力なグリップが。これに素直に反応すると、体は正対してスキーは切れ上がっていきます。

「これ、ボードだよね」が、私の第一印象です。私はスノーボードはやったことがないのですが、野麦でアルペンのボーダーが滑っている、あのラインをこのスキーはトレースしているのです。回りを良く見ておかないと他のスキーヤーとの接触を起こしそうなラインです。

では小回りは、と思ってやってみると、そんなにやりやすくはありませんが、できないわけではないという感じ。ズラすことはできるので、スキッディングターンもできます。でも、そういう滑り方をするとあまり楽しくない。

やはりこのスキーは、もっと豪快に滑るためのものです。新雪でも大回りもしくは落差のあり、弧も少し大きめの小回りなどの方がより楽しそうな感じです。

ロッカースキーでありますが、直進状態で接地面積が少ないことによる不安定感というものは無いようです。傾けた時には、サイドが全て使えるので安定感は抜群です。

そういう特性から、スクールのレッスン用としてはあまりおいしいところが使えません。でも、スクールのレッスンは自分が気持ちよく滑るためのものではないので、それで良いのかもしれませんが、フリー滑走の方がより楽しいスキーであることは間違いありません。

また、新雪に会うことができたら、このスキーの新雪でのインプレッションをお届けします。

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2012/1/7(土)2年ぶりのジュニアレッスン

今日は私の所属するクラブが毎年実施している、ジュニアスキー教室の1日目でした。去年はやっていないので、2年ぶりの指導になります。

今年は約90名の子ども達の参加がありました。スキーがまったく初めての子もいますが、何年かこのレッスンに参加してかなり滑れる子もいます。技術レベルによって班分けをしますが、私は一人でリフトに乗って滑れる子達の担当でした。

準備体操をした後に早速リフトに乗って、滑りを見せてもらいました。少しスキーがフラフラしている子がいましたので、まず、足の土踏まずの辺りにタイヤがついていて、コロコロ転がっているというイメージを持って滑ってもらいました。

すると、みんなスキーのフラフラは止まりました。じゃあと、柔らかいタイヤを意識してもらって、それをつぶす戻るでプルークボーゲンをやってもらいました。ところがこれはうまく意識することが難しいみたいです。

今日の班の子達は滑れると言っても、それほどしっかりとレッスンを受けたことのある子は少ないようです。カービングスキーを履いていて、エッジを立てることでターンをしようとする子もいました。これでも結果的に曲がることはできるのですが、最初からそれしかできないと、技術の幅がせまくなってしまいます。

そこで一旦ターンをあきらめて、プルークファーレンの洗練をすることにしました。プルークに開いたスキーを、大きくしたり小さくしたりしながらスピードコントロールをして滑ります。さっきの足の下のタイヤを思い出してもらって、滑ってもらうとこれはみんないい感じです。

実はプルークを大きく開くと、それだけでエッジが立ちます。ひざを入れないでエッジを立てる感覚を養うのに、この練習は役に立つのです。プルークボーゲンでもエッジが少し立っていないとターンはできないのですね。

これでリフト2本滑ったところで一旦トイレ休憩にして、その間に私は駐車場に走ります。実はクラブレッスンではいつもスキーが始めての子たちを担当してきたので、今年も同じだろうと思っていて、レッスンに使う小道具は今日はまだいらない、と車に置いてきてしまっていたのです。

車からスポンジボールを取ってきて、一旦スキーを外してもらい、ブーツの下にボールを置き、片足ずつでつぶしてもらいます。この時大事なのは、スキーの時と同じポジションを取ることと、ボールは足の力ではなく、片足に体重を預けるようにしてつぶし、ボールの弾力で戻すようにすることです。

まずはブーツで、次にスキーを履いてスキーの下にボールを置いてという形で何度かやってみました。それからリフトで上がって、雪の上でやってみます。

他の人は体を傾けて、とか、ひざを触るとか、そんな感じで教えていますが、それだけだとうまくできない子もいます。でも、このボールを使ってその弾力を感じてみると、雪上でも同じようにできる子が多いのです。

これで全ての子が完璧にできたわけではありませんが、大分いい感じになりました。必要な子には体を支えて補助をしてあげて、この動きを覚えてもらいます。

これでスキーもいい動きをしてくれるようになりました。ある程度できたらトレーンで滑ってもらいます。トレーンをすると、何がなんでもついていかないといけないと思うのと、進みたい方に顔を向けていられるので、ターンができてしまうのです。

仕上げはワンターンごとにターン弧を切り上げて、止まりそうになるところまで滑ってもらうでした。これはもっと急な斜面になった時に、スピードコントロールが容易になるためです。

これも多少のばらつきはありますが、みんなできるようになりました。スキーのテールだけでなく、トップもきれいに動いてくる子もありました。

そんなわけで、結果的には今日のレッスンはうまくいったのですが、プルークボーゲンが最初にうまくいかなかったときには、ちょっとあせりました。滑れる子ということで、プルークボーゲンなんか、簡単にできると思いこんでいたのが甘い考えでした。

来週は野麦に出勤なので、再来週担当するときはまた別の班かもしれませんが、今度は準備を怠り無くしていきたいと思います。

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2012/1/6(金)自分にとって当たり前のことも

スキーがうまくなってくると、いろいろなことが簡単にできるようになります。それはそれで素晴らしいことなんですが、これが教えるという立場にあると、障害になることがあります。

しばらく前からこのブログでは、良いポジションを保つことが大切ということを書いています。上級者にとってはそれは当たり前のことです。

良いポジションで滑れる人が、他人の滑りを見て、「後傾になっていますから、もっと前に体を持ってきなさい」などと教えます。ところが教えられた人は全然できないということが珍しくありません。

私は昔、いろいろな人から「後傾になっている」ということはさんざん言われましたが、そのほとんどの人から「体をもっと前に」ということしか教えられませんでした。でも、自分でわかっていてもやっぱりできなかったのです。

これはTOK先生のキャンプで、ターンの谷回り部分で直滑降に入るつもりで、と教えてもらってから徐々にできるようになりました。ところが、「自分が直滑降に入るつもり」でできるようになったので、同じように指導したら良いだろうと考えてやってみると、なかなかこれがうまくいかない。

そもそも、直滑降に入るという感覚を「怖い」と思っている人は、やっぱり腰が引けますし、スキーが移動しているのに、真っ直ぐ立ち上がろうとする人は、結果的に上体が遅れます。腰を前にと教えると、腰だけ前にでてしまい、やっぱり上体が遅れてしまったり、結構大変です。

同じことで悩まずにできてしまった人にとっては、一体なんでこんな簡単なことができないんだろう、と逆に悩んでしまうことだろうと思います。

スクールの教師という立場にあれば、教えたことが最初はできない生徒さんいるというのは当たり前なので、レッスンに入っていただいても、できないことがあっても何も心配ありません。わからないことはわからない、とはっきり伝えていただくことで、さらに良い方法が見つかると思います。

気持ちを楽にして、スキーを楽しみに来てくださいね。

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2012/1/5(木)止めないプルーク

今日行きつけのショップに行ったところ、去年のお正月にお子さんと一緒にレッスンをさせていただいたSさんにバッタリ会いました。

1年生のお子さんのことを聞いてみると、今年は20度くらいの斜面をいきなり滑ることができるようになったそうで、去年のレッスンがお役に立てたことを聞いて嬉しく思いました。

この時は、私とお父さんとの3人で追いかけっこをしながらどんどん滑るということをしたのですが、その後もこれをやってみたところ、スピードが出ても怖くなくなって斜度が少しあっても滑れるようになられたそうです。

子供の指導をしていると、プルークで止まれるようになると直ぐにターンを教えたがる傾向があるように思います。確かにスクール等では親に成果を見せないといけませんので、ただまっすぐ滑るよりもぎこちなくてもターンができた方が喜んでもらえるだろうとは思います。

でも、私がクラブ等で指導する時は、それほど斜度のない斜面をどんどんプルークファーレンのまま滑らせるということをします。いきなり難しいターンをやらされるよりも、子供たちにとってはスピードを出して滑る方が面白いに決まっています。

その中でだんだんとプルークファーレンを洗練していきます。ちょうど下り坂を自転車で走る時に、軽くブレーキをかけてスピード調整するような感じですね。強くブレーキをかけて止まることもできれば、軽いブレーキでスピード調整もできるというところまで行ったらターンを教えていきます。

だれでもスピードは怖いものなのですが、スキーの緩斜面で出るスピードなんてたかが知れています。でも、そんなスピードでもなぜ怖さを感じるのか?それは、スピードを制御できないことが怖いのです。

高速道路を100kmくらいのスピードじゃ眠い、とか言っている人でも、ツルツルの凍結路で30kmくらいでブレーキをかけたらロックしてしまったり、ABSが効きっぱなりしで、ブレーキ踏んでいるのに止まらないでぶつかりそうになったりしたら怖いはずです。

プルークファーレンでエッジの使い方なども、だいぶ上手になっていますから結局上達が早いです。

逆にこれをやらずにターンを教えると、もちろんできる子も中にはいますが、怖くてスキーを止めてしまい、スキーが滑らないから方向も変わらずターンにならない、というようになってしまう子が出てきます。

プルークで滑る時は、止めないプルーク、滑るプルークを身につけるのが大事です。ついでに言えば、これはパラレルでも同じことです。

怖さがあると自分でスキーをクルリと回してしまったり、強くエッジングしてスピードを殺してしまいますが、どちらもスキーに仕事をさせることができません。

スキーは滑っていないと方向を変えることはできないので、スキーを滑らせて上げることはターンの上達という観点からも大切なことなのです。

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2012/1/4(水)ズレのコントロール

私がスキーを本格的に始めた頃、プルークボーゲンもまだうまくできなかったのに、パラレルターンを見おう見まねでやっていたことがあります。

うまく雪の抵抗を受けてスキーを回すと言うよりは、ローテーションを使って回したりしていたと思うのですが、その時に気づいたことがありました。

スキーがかかとの方が大きく回るときと、前後が同じように回るときがある、ということです。その時は偶然、その違いが出ていたのに過ぎませんが、スキーの動きに違いがあることには気づいていました。

最近でもこういう言い方をするのか良くわかりませんが、かかとの方が良く回るという滑り方は「テールコントロール」。前後が同じように回るというのは「トップアンドテールコントロール」のことですね。

テールコントロールでは、ズレ幅が大きくシュプールの幅も大きい滑りになりますし、トップアンドテールコントロールでは、ズレ幅が少なくシュプールの幅も細くなる滑りになります。

この違いは滑走スピードの影響もあり、テールコントロールは低速向きの技術、トップアンドテールはよりスピードの速い技術になってきますね(トップコントロールはさらに高速)。

いろいろな技術をコーディネートして、そのときそのときの状況に合わせて滑るのが上手なスキーヤーだと思います。

さて、このコントロールなのですが、足元の支点にそのポイントがあります。テールの方を大きく動かすためには、前よりの支点が必要になります。拇指球あたりに支点あるいはオレンジをイメージして滑ると、テールがズレます。

土踏まずあるいは、もう気持ち後ろに支点があれば、スキーの前後が同じようにズレて回ります。

この足裏の支点の位置が正確にスキーがスプールを描いていく上の、ポイントになるのです。

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2012/1/3(火)かかとを押してくれるオレンジ

これは最近感じている自分の感覚なんですが、ターン中に雪からの圧が高まってくると、かかとのオレンジがつぶれてきます。切替の場面ではこれを急激に開放せず、ゆっくりと戻るようにしてあげます。

ここまではフィーリングスキーでは、普通のことですね。そうしてスキーがたわんで圧が溜まっていた状態から開放されていくのですが、この時に戻っていくオレンジがかかとを押してくれて、スキーが走るっていう感じがするのです。

オレンジがゆっくり戻るなら、それがかかとを押しても大したことはないだろう、と理屈ではそうなるのでしょうが、実際はゆっくりと板が加速して行くのです。

これは、フィーリングスキーでレッスンするためのイメージというのではなく、あくまで自分の感覚です。ですから、「わかる、わかる」っていう人もいるでしょうし、もっと違った感覚を持っている人もいると思います。

元々オレンジというのは仮想的にイメージしているものなので、人によってもっと違うイメージを持っても良いと思いますし、そもそもフィーリングスキーってそういうものだと思うのです。

こんなことをしていると、面白いことにイメージでない、リアルな感覚というものも磨かれてくるから不思議です。それまでオレンジがつぶれる、でイメージしていたスキーのたわみがわかるようになるのです。

かかとを押してくれるオレンジという感じを掴んでからは、緩斜面での微妙なスキーのたわみもわかるようになってきたので、緩斜面でも板の走りを意識できるようになりました。

思い起こしてみると、今シーズン硬いブーツを新調して使っているわけですが、このブーツを初めてレッスンで使ったときに、「かかとを押してくれるオレンジ」を感じました。

このブーツは一日使い続けるためにはまだ足に馴染んでいないので、レッスンやフリー滑走でも従来の柔らかいブーツも使っているのですが、一度掴んだ感覚はブーツが変わっても感じることができます。

もちろんそのためには、スポイラーを入れてバックルをしっかりと締めるということが私には必須です。でも、最後は自分の感性が勝負ということも言えると思います。

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2012/1/2(月)走る板

今日は野麦に出勤でした。スクールとしてはプライベートレッスンが入って忙しかったのですが、私はレッスンはありませんでした。まあ、年末に3日連続レッスンでしたので、少し体を休めなさいということだと思い、スクールの受付に専念しました。(笑)

そして受付の合間には、トレーニングバーンでフィーリングスキーでは普段はあまりやらない、プロペラターンや、グリュニゲンターンなどやって遊んでみました。こういうスキーをコントロールする基本技術は、あって無駄になるものではありませんからね。

さて、スクールのレッスンが全て終了後は、新人教師の「ともぞー」さん(女性です)に生徒役をしてもらい、アイスバーンの指導方法を試してみました。

アイスバーンはトーションの強い板を使って、カービングで縦に切っていくという方法もありますが、急斜面では普通の人にできる滑り方ではありませんね。

逆に地球に対して垂直に立ち、ズレながら落下して行くことにより、スキーがたわみ切れ上がっていくという滑り方もあります。この時支点は土踏まずでもターンはできるのですが、支点がかかと方向の方がよりスキーが切れ上がっていきます。

これをともぞーさんに実際に試してもらいましたが、彼女アイスバーンは苦手とか言ってたくせに、夕方になって硬くなってきた立て水のバーンをどんどんと落ちていきます。

私は後ろについて声を掛けながら、安全にコントロールして降りて行ったので、追いつくのが大変なくらいでした。そして、トレーニングバーンも上部は硬かったのですが、下部になって斜度が落ちたら、今度は彼女の板がヒュンヒュンと走る!走る!

落下してエネルギーの溜まった板の圧が解放されて、その力が走りに結びつき、きれいなS字ターンをしていくじゃないですか。

原理を考えてみたら当たり前ではありますが、この練習はこんな効果もあったのかと、私も自分でびっくり。彼女は前後バランスが非常に良いし、かかとでズレに乗っていくという練習を「しろくま」さんとしていたので、きっと良い結果が出るだろうと予想していましたが、予想以上でした。

私もこれで今後のアイスバーンのレッスンはバッチリできると思います。

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2011/12/31(土)本年もありがとうございました。

今シーズンの野麦の営業は始まったばかりですが、昨シーズン後半は今年の話です。ということで、今年もたくさんのレッスンを受講していただいたみなさん、またこのブログをご覧いただいた皆さんに、お礼の言葉を申し上げます。

明日からもう来年ですが、引き続きどうぞよろしくお願いします。

さて、今日は年末白馬キャンプの最終日でした。昨日の白馬乗鞍&コルチナが良かったのですが、参加者のみなさんのリクエストで今日の会場も白馬乗鞍&コルチナです。今日は3日間で一番の快晴で、良い雪質の中、楽しくレッスンが出来ました。

私の担当のYoさんご夫妻は、昨日は白馬乗鞍しか滑っていないので、今日はなるべく多くのコースを滑ろう、ということにしました。昨日でポジションの問題は改善されたので、3日間の復習をしながらコースを回ります。

緩斜面ではほうきで優しく雪面をはいていくターン。落差を取りながらスキーが回ってくるのを待つという練習。オレンジに集中して雪面からの情報を感じ取りながら滑るなどいろいろなことをしながら滑っていきました。

お二人とも普段は急斜面は滑っていらっしゃらないようですが、コルチナの急斜面は行っていませんが、その他のコースのそこそこ斜度のあるところも滑りました。

奥様は急で狭いコースなどは少し恐怖感があるようですが、教師と一緒に滑ることでいろいろな課題をこなされていきます。

初日から見ると、お二人ともかなりの進歩があって、随所に良い滑りが見られました。急斜面だと少し慌ててしまう局面もありますが、中斜面ぐらいだったら落差も取れて、スキーもスムーズな良い弧を描いています。

この3日間で覚えたことを、今後も思い出して滑られれば、バリエーションのあるコースも滑れると思います。

どうもありがとうございました。また機会がありましたら、ご一緒しましょう。

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2011/12/30(金)年末白馬キャンプ2日目

年末白馬キャンプは今日が2日目。生徒さんは引き続きYoさんご夫妻です。昨日降った雪は少し湿っている印象があったのですが、白馬乗鞍の雪はさらさらと柔らかく気持ち良いものでした。

雪が良いので新しいことを覚えるのには良い環境です。また、エッジの捉えも良いので、無理をしなくても滑れます。最初は緩斜面からスタートしましたので、最初はオレンジコロコロを意識して滑ってみました。

そしてオレンジを通して、雪面をどんな風に感じるのかに集中して滑っていただきました。この感じていこうという意識が、筋肉をリラックスさせて楽なスキーをもたらしてくれます。

もう一本同じ斜面を滑りましたが、今度は少しイメージを変えて、やさしくほうきで雪面を掃いていく意識で滑ってみました。このイメージもリラックスして滑ることができます。

足慣らしはこれで終了して、もう少し斜度のある斜面で練習を始めました。昨日からお二人の滑りを見ていて少し気になっていたことは、バランスが少し後ろよりことです。緩斜面ではそんなに問題ないのですが、斜度が上がってくるとターンが難しくなってしまいます。

そこで今日のテーマを良いポジションを身に付けることにして必要なトレーニングを始めました。

まずは止まった状態で内足を持ち上げてもらい、これが楽にできる前後位置を意識していただきました。それからターンの途中で内足を上げてもらい、滑りながら良いポジションを探してもらいます。

お二人ともだんだん足があげられるようになってきました。しかし、こればっかりの練習では飽きてしまいますので、次の練習に移りました。いろいろなことをしながら、良いポジションで滑っている感じを感じ取ってもらうのが狙いです。

次は手を前に出して切替の時に両方のスキーを着いてもらいます。ターンの後半は抵抗を受け止めるために、誰でもバランスが後ろよりになります。これを一旦ニュートラルに戻すことで、次のターンに入りやすくなります。

これもある程度できたところで、今度は腕を伸ばして次のターン方向を指差すということをしていただきました。腕を伸ばすというわずかなバランスの違いが、ポジションを前寄りにしてくれるだけでなく、外向姿勢もできます。

この練習をしている時に奥様が、「今のはふとものが疲れなかった」と言われました。これは良いポジションに乗ることができている証拠です。

その後もいろいろやってみましたが、やはり奥様が「今のはふとももが疲れた」とか「今のは楽だった」と言われます。そこで止まった状態で、「ふとももの疲れない場所に立ってみてください」とお願いすると、「ここです」と言ってやってみてくれました。

そこで、「では、なるべくふとももの疲れないところをキープして滑ってみてください。」とお願いしたところ、ご自分でそれを探しながら滑ることができるようになりました。

私も正直これはびっくりです。ポジションの悪いことを感じることはできても、足の疲れを基準にポジションを探せる人はなかなかいません。

おかげで奥様のポジションは良くなったのですが、ご自分の感覚では「凄く前の感じがする」と言われます。そこでご主人に「奥様の滑りを見ていて、そんなに前だと思いますか?」と聞いてみると、「全然前じゃないよ」というお返事。

今までの自分からは非常に違和感のあるポジションですが、実は外から見た場合は丁度良い場所だったのです。

これがわかってからは、奥様の滑りが非常に良くなりました。また、ご主人には逆にダブルストックなどを使いながら、さらにいろいろと感じ取っていただきました。

結果としてお二人とも良いポジションで滑れるようになり、スキーもスムーズな動きを見せるようになります。

良いポジションというのは、本当に大切なんですね。

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2011/12/29(木)年末白馬キャンプ1日目

今日から年末白馬キャンプが始まりました。メインインストラクターはKaorinなんですが、私も初級者班担当ということで参加させていただいています。

私の担当はYoさんご夫妻です。ご主人は今年2月のキャンプに参加したことがありますが、奥様の方は2年ぶりのスキーということでした。3日間のキャンプですので、ペース配分を考えて初日はゆっくりと滑りました。

さて、お二人の滑りですが、無理をしない楽な滑りを目指していらっしゃいますが、奥様は久しぶりのスキーということで、スキーを早く回したいという思いを感じました。しかし、若い頃は結構スキーに行かれていたということで、山回りでのバランスは悪くありません。

まずはオレンジを足の裏に意識してもらい、それがコロコロと転がっていることだけを意識してもらいました。これにより、数回滑るうちにスキーの支点が定まってきました。

次は圧変化です。ターンを急ぐと圧変化が大きくなり、体の負担が大きくなります。そこで足裏のオレンジが、ゆっくりつぶれる戻るというイメージを持っていただきました。これでスキーが丸いターン弧を描くようになりました。

ただ、まだ早くターンを終わらせて次のターンに入りたいというお気持ちがあるようです。ターンの切替では、斜めに少し直滑降するつもりで滑っていただいているのですが、慌てるとこのニュートラル部分がなくなってしまいます。

最後はスキーが回ってくるのを待つという意識を持ち続けていただくように滑りました。これで私が見たイメージはかなり良くなったのですが、内足がまだ引っかかる感じが残っているそうです。

オレンジイメージは、押すだけでなく、引くイメージも行っていますので、これが上手くできると引っかかり感は解消されるはずなのですが、プルークポジションが残っている内は、多少の違和感があるのは止むおえないと思います。

ですから、なるべく回そうとしない、スキーに任せればターンをしていってくれるという意識を持って残りの時間を滑って初日は終了です。

お二人ともまだ完全に満足という状態にはなられていませんが、まだキャンプはまだ2日間ありますので、じっくりと上達していかれれば良いと思います。今日の滑り初めと比べると、スムーズ感は全く違いますので、また明日から良い滑りが出来てくると思います。

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2011/12/27(火)関心の高いテーマ

先ほどブログを書いてアップしたのですが、丁度メンテナンスに入って消えてしまいました。同じことをもう一回書くのは疲れるのですが、復旧のしようが無いので仕方ありません。

さて、このブログの左の下に「検索フレーズランキング」というものがありますが、その上位の10位の中の5つが「新雪、深雪」です。

スキー場の直ぐ近くに住んでいるのでなければ、なかなか新雪にめぐり合う機会はないでしょうから、練習もままならず滑れないということだと思います。

昨日辺りまで長野県の北部も大雪でしたが、今年の1月にも大雪が降ったことがあり、野沢温泉や小谷村の積雪量が特に多かったので、月曜日に仕事を休みにして白馬乗鞍へ深雪を楽しみに行きました。

前にも書いたことがありますが、白馬乗鞍は意図的に非圧雪のところを残していてくれますし、連絡コースの崖側みたいな普通のスキー場では滑れないところも滑らせてくれます。

おまけにどちらかと言うとマイナーなスキー場ですので、平日でしかも雪降りとなればほとんど貸切状態のようになります。バージントラックをどんどん刻んで滑れるので、これから深雪を練習したい人にとっては絶好の場所なのです。

深雪レッスンもしてみたいとは思うのですが、大雪がいつ降るかなんてことは誰にもわかりませんから、予定を組んでおいても新雪に恵まれないこともあり得ます。

お天気の状況を見ながら、「明日、白馬乗鞍に集合!」なんてことが出来れば良いのですが、普通に仕事をしている人には難しいですよね。

それでも、ゲリラ深雪ハントがあったら行きたいという方がいましたら、予め私宛のメールでお知らせください。私が行動するときにはご連絡しますので。

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2011/12/26(月)スキー技術の習得に対する考え方

私は体操競技に関しては素人ですが、良い演技をするためには、バランス能力や柔軟性などが必要なことは理解できます。

同様にスキーでもそれに相当するようなスキルを持っていると、フィーリングスキーでのイメージ力がより効果的なのではないか、そんな風に考えています。

土曜日のブログにも書きましたが、この前のレッスンでは、そんな考えからスキーを操作する技術を上げるようなトレーニングを取り入れてみましたが、結果は上々でした。

トップクロスという滑り方があります。プルークポジションから、内足を持ち上げて、外足の上でクロスした状態で滑ることです。以前に八方のスクールでTOKさん以外の先生から、毎回スキーに行くたびに、このトップクロスを最初の1本か2本を使って練習してみなさい、と言われました。

この練習は、外足にしっかりと荷重が出来て、なおかつ圧の来る方向に向いて外向姿勢がとれていないと上手く出来ません。この二つの要素はフィーリングスキーでも大切で、そのためにジュースを浴びるイメージを使ったターンなどがあります。

ただ、外向や外傾などは、日常生活ではあまり行わない不自然なフォームであることも確かです。そうすると、その姿勢を取れるようになるには、必要な筋肉も少しは鍛えられていないとならないと思うのです。

筋力だけでなく、バランスを取る能力もスキーには大切です。何度かここで書いていますが、私には昔のパソコン通信の時代に知り合った、フィーリングスキーでないスキーの師匠がいます。

その人はスキーが全く出来ない時に、スキー場でパトロールとして働き始め、最初のシーズンに1級を取り、3シーズン目には準指、5シーズン目に正指を取った人です。

彼曰く、「パトロールで毎日スコップを持って滑ったり、スノーダンプを持って滑ったのが良い練習になった」そうです。もちろん、きちんとしたスキーの練習もずっとしていたのですが、そういう特殊な経験がスキーの上達に役立ったということですね。

それだけでなくて、仲間でバックシュテムターン(普通の山開きだけでなく、谷開きも)とか、ビンディングを前後付け替えて、バックパラレルターンなどの遊び練習もしていたようです。その練習を通して、いつでも良いポジションにいるということを体が覚えたと言っていました。

まあ、ビンディング付け替えまでするのはともかく、いろいろとバカなことをして遊ぶこともスキーの上達に役立つのですね。子どもなんか特にそうで、面白そうなものを見つけると、直ぐに入っていって遊びますよね。

書いているうちに、だんだんとまとまりがなくなりましたが、地道な基礎練習も遊びのなかから技術を得ることも、どっちも大事なことじゃないかなあ、という無責任な結論を無理やり出してみた次第です。

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2011/12/24(土)スキーが仕事をしてくれるポジション

今日はスペシャルレッスン、「急斜面は怖くない」を担当しました。生徒さんはDさんご夫妻とUさんの3人です。みなさんフィーリングスキーの経験がおありですが、普段とは少し違うレッスンを考えていました。

最初はトレーニングバーンでストレッチングターンから始めました。極端に大きくなったり小さくなったりして、体を動かしてみると、個人の持っている問題点が出てきました。ここで注意したことは、ブーツのタングの部分にすねが常に軽く接触していることです。

出来る人は、さらにこのすねの部分で雪からの情報を感じ取ってみるということです。タングの部分はブーツのシェルに比べて柔らかいので、感じ取りにくいところなんですが、あえてそれをしていただくことにより、よりポジションが明確になります。

ある程度体を動かした後で、オレンジに戻りましたが、このオレンジが急激な圧変化をしないように、ゆっくりつぶれて、ゆっくり戻るというイメージです。スキーは余計な力を加えなければ、本来の性能を発揮してくれるはずです。

しかし、ガクッ、ガクッという動きがスキーに伝われば、スキーの動きもギクシャクします。それを意識しながら滑らかにオレンジの動きをしていただきました。結果としてみなさん、スキーの動きが良くなったのですが、まだ若干外スキーに乗り切れていない人もいらっしゃいました。

そこで、内足を持ち上げるターンをやってみました。これは内足を上げることが目的ではなく、内足を上げることが出来るポジションに常に乗っているということが重要です。

これでみなさん、外足に十分荷重ができるようになり、スキーが切れ上がる要素が出てきました。後は無限大ターンで、スピードコントロールをしたり、オレンジをターンのどの局面でも足裏から離さないことで、雪面とのコンタクトを失わないという練習もしました。

ここまででお昼になりましたので、午後は上部のゲレンデに上って急斜面でのスピードコントロールに磨きを掛けることに。

午後は普段フィーリングスキーではやらない、お遊びの要素を取り入れてみました。これも技術の幅を広げることで、いろいろな斜面への対応力を高めようという狙い、プラス常に良いポジションにいることが出来るようにという目的です。

木の葉ターンや内足を持ち上げての横滑り。バックスライド-チップターン。歩きながらターンなどです。これは皆さんには楽しいチャレンジになったようで、横滑りやバックスライドが少しずつ出来るようになると、「おっ、出来た出来た」みたいな感じで、自然に笑顔が出てきました。

次にこれらの練習の延長線上として、スキーを少し振り回すようなターンをしてみたのですが、こちらの意図に反して、みんなの滑りが小回りになってしまいました。これは実は私にも予想外だったのですが、小回りをあまりしたことのない人もいきなり小回りっぽい滑りができてしまったのです。

せっかくここまで来たので、ここからは小回りを練習することにしました。「くるりーん、オレンジ。くるりーん、オレンジ」というつぶやきで、スキーを廻旋させてからスキッドして行くのですが、先ほどのお遊び練習でスキーが滑り続けることで、スキーが回るということがわかっているので、「くるりーん」とつぶやいても、板を自分でスピンさせて回すようなターンにはならないのです。

しっかり、オレンジからジュースを浴びることで、板が切れ上がりスピードコントロールもバッチリです。みなさん、これだけの小回りができれば、ほとんどのスキー場のほとんどの斜面を楽しむことが出来ると思います。

今日は不思議な流れで、午後は「急斜面エレガント小回り講座」的なレッスンになりましたが、結局それができたのは、スキーが仕事をしてくれる良いポジションに乗り続けることができるようになったからでした。

当たり前のことですが、良いポジションというのは本当に大切なことですね。

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2011/12/23(金)スキーにお任せ

今日からフィーリングスキースクールが開校しました。今シーズンの生徒さん第一号はスクールの常連のSさんでした。

シーズン初めなので基本のオレンジターンからはじめました。Sさんはオレンジターンはもう何度もやっているので、一つだけ条件をつけました。

これまで意識していた大きさのオレンジよりも少し小さい、Sサイズのみかんくらいの大きさのオレンジを土踏まずに明確な意識を持って滑ってもらいました。フィーリングスキーのイメージは何でもそうなのですが、なるべくはっきりとイメージすることが大切です。

さて、Sさんの滑りをみていると、急斜面でもオレンジを押す意識が見られました。緩斜面では自ら圧を加えるような動きをしないと、オレンジをつぶすことは難しいのですが、斜度が増すとその分運動エネルギーが増えますので、斜面移動をするだけでオレンジが「つぶされる」ようになるのです。

これでSさんの滑りが少し楽になりました。そして、もう一つ気づいたことがあります。ターンに入るときに、ややスキーを振ってしまうのです。そんなに極端なものではないので、滑りの感触が悪くなるほどのものではありません。

しかし、もっと楽なスキーを覚えるためには、一工夫が必要です。そこで、オレンジが斜面移動しながらゆっくりと、つぶれる→戻るを意識してもらうようにして、ターンをしてもらいました。

谷回りでオレンジがつぶれる時には速度が増しますので、オレンジは短時間でつぶれます。そして、戻るときにはターン中のスピードが落ちますので、オレンジはゆっくり戻ります。

しかし、つぶれる、戻る、それぞれの時間の中で急激に運動が起こらないように、じっくりとオレンジから圧変化を感じてもらいました。

こうして、圧変化がゆっくりと行われると、ターン前半にオレンジがつぶれた力が戻るときに、じわっとスキーを動かしてくれます。これを良くスキーが走ると言いますが、そのためにはある程度時間を掛けて圧を開放していかないとけないのです。

このようにオレンジの動きを意識して滑ってもらうことにより、Sさんの滑りに変化が現れました。それまで、自分でスキーを操作しなければならない、という意識があったのが、スキーに任せる滑りが出来るようになってきました。

ターン前半に貯められた圧を利用して、スキーが切り替えられて次のターンに入っていくというS字ターンになってきました。その動きをみていると、スキーが自分の意思を持っているかのように、実に生き生きと動いていくのです。

不思議なもので人間が無駄にスキーの操作をしようとすると、かえってスキーの動きが悪くなってしまうものなのです。

元々、Sさんはスキッディングで斜面移動をすること自体は上手でしたので、それが上手く行かされてフレームレッスンの1時間半という短い中でも滑りが変わりました。

後はこれを忘れないように、繰り返しドリル練習をすることで、無意識の内に良い滑りができるようになってきます。

Sさん、どうもありがとうございました。機会があったらまたご一緒しましょう。

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2011/12/22(木)経験値の増やし方

明日はいよいよ待望の野麦オープンです。オープンが延期された分、昨日も書いたように降雪部隊のみなさんの徹夜作業により、ゲレンデはかなり良い状態のようです。

おまけに寒波が来ていますので、今日松本市内から野麦やその他の山を見ると、どこもかしこも雪降りでした。良い状態でオープンを迎えられることを、人の努力と天の恵みに感謝したいと思います。

さて、私は以前は松本市近郊にある、小さなスキー場をホームゲレンデにしていました。そこのスキークラブには今も所属していますが、シーズンの大半をそのスキー場で過ごしました。

最初の頃は良かったのですが、だんだんとスキーの上達にかげりが出て来ました。その一つの原因がこのスキー場でばかり滑っていたことです。

誤解を招くといけないので、もっと詳しく説明します。このスキー場自体は私はいいスキー場だと思います。ただ、小さなスキー場であるがゆえに、滑るのはいつも同じ斜度のコース、コース状況もそれ程は変化が無い。それで経験地が不足してしまったわけです。

今になってわかるのですが、斜度や雪質がいろいろに変化するところを滑らないとスキーはある程度以上には、上達しないものなのです。

いろいろな斜面と言っても、上手く滑れないことも多々あります。でも、滑れないながらも入って行くことにより得られる経験が他の斜面を滑るときにも役に立つのです。

誰でも整地された斜面の横に、未圧雪のところがあれば入っていくと思いますが、そのちょっとの努力が後で大きな経験となるのです。

昨シーズン、私は一回だけ他のスキー場で深雪三昧をしましたが、その他は野麦でばっかり滑っていました。しかし、野麦のあらゆる斜面を滑ることにより、十分な経験が得られました。

ガリガリのアイスバーンがあったと思うと、ストックが届かないような深雪があったり。野麦のベースは人口雪で固く、天然雪オンリーのゲレンデでは、整地でも滑る感触が違う、などです。

ですから、野麦に来るみなさんは、ラビットからチャンピオンばかりでなく、あらゆるところを滑り倒してください。それがきっと皆さんの成長を助けてくれますよ。

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2011/12/21(水)中庸がわかるためには

物事は中庸が大切とよく言われます。中庸とは極端にならない、丁度良い具合のことです。

実はこれに関して、前回の技術研修の中でお話がありました。スキーの技術を習得する段階、まだ練習の段階では、言われたことを相当極端にやってみる。そしてスキー教師から「やりすぎだよ」と言われたら、そこで止める。

例えば、今回の講習の中では外向姿勢を極端に、気持ちの上では後ろを向くくらいに、作ってみなさいと言われました。そのようにやり過ぎた時には、スキーがむしろ不快に感じるかもしれない。

しかし、練習の段階ではやり過ぎよりも、やらな過ぎるほうがいけない。やり過ぎたなら丁度良いところまで戻ることが出来るが、そこまで行かないと、丁度良い場所には永久にたどり着くことが出来ない。ということでした。

実はフィーリングスキーの創始者のTOKさんも、良くそのことを言っておられました。またフィーリングスキーでないスキースクールで昔私が習ったときも、やはり同じことを言われました。

「傍から見ていると、自分では一生懸命にやっているつもりでも、全然動いていないように見える。上下動を使え、と言われたら、これ以上伸び上がれないところから、これ以上小さくなれないところまでやってみなさい」と。

本当に良い滑りというものは、必要最小限の動きしかしないものです。でも、そのくらいの動きで十分滑れるということは、もっと大きく動いてみてからでないとわからないのですね。

いよいよ明後日から、野麦峠スキー場の営業が始まり、スクールもオープンします。雪も野麦のスタッフの方が連日作ってくれて、チャンピオンとトレーニングバーンは滑れる見込みです。

とても良い条件のスキーになりそうですが、レッスンで選ぶ斜面も、教えることも生徒さんの技量を高めることが出来るように、可能な限りいろんなシチュエーションを体験出来るように選びたいと思います。

どうぞ、私のレッスンに当たった人は、極端なことを求められたり、変なところを滑らされたりしたら、良い滑りの学びの場であることを理解していただけたらと望んでいます。

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2011/12/20(火)大衆車とレーシングカー

先日のスクール研修では、集合時間よりも1時間早くスキー場に着きました。そこで早速、新しいブーツREXXAM DATA-RMを試してみました。

この前、ブーツを調整してもらったので、非常にタイトですが足にはフィットしています。ただし気温が低いところへインソールを外していますし、この日はブーツに掛けるカバーも持っていかなかったので、足が結構冷えてきます。とりあえず研修前だけブーツを試して、研修中は古いブーツで滑ることにしました。

それで新しいブーツがどう変わったかと言うと、基本的には12/7のブログに書いた通りでなんですが、簡単に言うと今までのブーツを大衆車とすると、新しいブーツはまさにスポーツカーを通り越して、レーシングカーです。

元々このブーツはレース用のものですから、とにかくダイレクト感が強くレスポンスが良いです。今までのブーツは結構ルーズにズルズルとずれる感じがあったのですが、このブーツはずらすこともできますが、カービングがビシっと決まる感じ。

もちろん、スキー板は同じですから、前のブーツでも同じようにカービングはできます。でも、切り替えから角付けするまでの時間がワンテンポ遅れる感じになります。

硬いブーツですから、雪面からの情報もバッチリ感じ取ることができます。自分が滑って技術を磨いていく上では、この上ない相棒という感じですね。

ただ、思ったことは、自分が滑る分には良いのですが、レッスンで使ったときはどうなんだろう、ということです。

普通、生徒さんはこんなブーツは履いていませんし、バックルさえも緩く締めていることが多いです。ブーツの履き方は指導できますが、生徒さんのブーツよりもはるかに性能の良いブーツで、こんな風に感じるでしょう?と言ったところで、どれだけ同じ感覚を共有してもらえるのか?

せめてスポイラーを使ってもらうとか、これからは生徒さんのブーツに関しても十分に配慮をしないといけないと思います。普通のセダンに乗っている人に、レーシングカーと同じ走りをしろと言っても無理がありますからね。

もちろん、スポーツ走行の基本のエッセンスを伝えることにより、普通のセダンでもスポーツ走行をすることができます。私だってスキーでレースをしているわけではないので、そこまでシビアに考える必要はないのかもしれませんが。

ところで、REXXAMのフレックスですが、ディレクターのオッキーが使っている、ノルデイカの160というフレックスのブーツに比べると、そこまで硬くはありませんでした。150でもそれは同じだとは思いますが、仮にノルディカに140というフレックスがあったら、それと同等か硬いくらいかもしれません。私には十分な硬さですね。

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